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UMVUE(一様最小分散不偏推定量)について
UMVUEを求める際にLehman-Scheffeの定理を使いますがアレの意味が分かりません。 例えば、X_j ~ i.i.d B(1,θ)とするとき、(θは(0,1)区間上) T=n^(-1)ΣX_jが不偏推定量で、 ΣX_jが完備十分統計量ならば、 TはUMVUEだそうなのですが何故でしょうか。
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noname#227064
回答No.1
θのUMVUEは、ラオ・ブラックウェルの定理から十分統計量であるΣX_jの関数に限定してよいことがわかります。 θのUMVUEをg(ΣX_j)とおくと、全てのθについて E[g(ΣX_j)-T} = E[g(ΣX_j)] - E[T] = 0 となります。 E[g(ΣX_j)] = θは仮定から成り立ち、E[T] = θが成り立つことは容易に確認できるでしょう。 さて、g(ΣX_j)-TはΣX_jの関数であり、ΣX_jが完備十分統計量であるので、 g(ΣX_j)-T = 0 すなわち g(ΣX_j) = T となります。 (完備十分統計量の定義を思い出してください)
お礼
なんとか理解できました。 ありがとうございました。