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「作る」vs「出てくる」
ある作家の本を読んでいたら「うんうん頭ひねって作ってる時点ですでに小手先」、「出て来なきゃ」ダメ」 と書いてありました 自分に合うジャンルやストックしてあるアイデアなどの点が線になった時はこのような感覚になるらしく、私は一理あるな、と思いました 作家でも最後まで一気に書き上げて気に入らなければ一からやり直すタイプの人と、じっくり作っていくタイプの人がいると思いますが、それはやはり自分にはどっちが合うかという問題でしかないのでしょうか? 明確にこっちがこうで正解だぞ。というものでは無いと思いますか? また、お互いどういうメリット、デメリットがあるのでしょうか?
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その作品の核になるアイディアは出て来るまで待つしかないと思いますが いわゆる「起承転結」のような構成に関することや 細部の表現に関するテクニックは 秀作、駄作を含めた大量の作品に接することから磨かれると思います。 つまり、核心的なアイディアは出て来るものであり 構成や表現は作るものかと思います。 そして、アイディアは色々な人生経験によって自然に生まれるものではないかと思います。 ただ、最初から思い付きだけで最後まで行ける作家もいるようですが その場合、よほど想像力が豊かで文体が洗練されていて かつ、受け手とセンスを共有出来ていないと作品として成り立たないのではないかと思います。
その他の回答 (3)
結論が先にあって結論への道筋を描くというのは出てくるに相当し、筋書きを描いている中に結論への道が徐々に出来上がってくるかの違いのように思います。刑事ドラマで勘を頼りに捜査するか遺留品から追っていくかの違いのようなものとも言えると思います。
- Nebusoku3
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ご存知の様に 「作る」 は今 の時点でアイデアも テーマもない時に 創作(ポンプで言えば 吸い上げる)することですね。 又、「出てくる」 は書きたいことが 山ほどあって 次から次に出てくる(泉が湧き出てくる) 状態ですね。 >明確にこっちがこうで正解だぞ。というものでは無いと思いますか? 無いと思います。 「出てくる」 の時に湧き出る様に 有った アイデアで書くことに 問題が無かった時期を過ぎ、 スランプに陥ることがあります。 その時は 「作る」 しかないですね。 >また、お互いどういうメリット、デメリットがあるのでしょうか? 「出てくる」 は自分の主張や表現がメイン。 「作る」 は世間に合わせて 良さそうなものを創作する。 自分の内面的な変化が有りますが これは(メリット、デメリットの) 選びようがないのかもしれません。
お礼
深い考察ですね 大変面白かったです 貴重な意見ありがとうございました
- daredakisama
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おっしゃるとおり、一理あると思います。 が、コレが正解とは一概に言えません。 かつて奇抜なファッションで話題をさらった某作家氏(実名は避けます)は、 紙の原稿を一切使わず、ボイスレコーダーに吹き込むという これまた奇抜な執筆(と言えるのかな)スタイルを執っていらっしゃいました。 まさに「出てくる」スタイルでしょう。 ですが、この場合もレコーダーに録られた音声を紙に起こし、 その紙ベースの原稿を推敲する作業は必ず必要です。 これは「うんうん頭をひねる」行為と言えるのではないでしょうか。 要するに、ナンダカンダ言っても「どちらもやっている」のです。 俳句や川柳、短歌を詠む際には「出て来て」欲しいですね。 一瞬の美学・気持ちを込めるわけですから、 これは「頭をひね」られると少しばかり興が覚めてしまいます。 エッセイや日記文学なども「出て来た」物のほうがリアリティが高いような気がします。 しかしこれもある程度の推敲は必要だと思います。 逆に小説や論文になると「頭をひねって」欲しいような気がします。 思うままに「出て来た」ものを書き殴られても、 前後の繋がりや表現方法が微妙であれば長い文章を読みたいとは思えないからです。 ですが、面白い文章を書こうと思うと、インスピレーションが重要だとも思います。 「自分らしい作品を書くには、どちらを重んじるか」という事を過大表現した結果、 > 「うんうん頭ひねって作ってる時点ですでに小手先」、「出て来なきゃ」ダメ」 という表現が「出て来た」、という事ではないでしょうか。 あくまでも私見100%ではありますが、一つの考え方としてお納めください。
お礼
なるほど、どっちも踏まえつつ行き着いた一つの意見だっとというわけですね 勉強になりました 回答ありがとうございました
お礼
やはりそうですか それにしてもalterd1953さん、いつも関心してしまいます 創作活動バリバリ頑張って下さい 回答ありがとうございました