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奈良時代の貴族の年収と一文の価値を調査
- 奈良時代の貴族の年収について、木簡からの記録が神戸で出土しました。この記録には貴族の年収が「一文」単位まで載っていますが、その詳細について疑問があります。
- 当時の一文の価値についても疑問があります。一文で米2kgが買えたとか、一日の労働の日当に相当するという説もありますが、朝日新聞では一文は40-50円ほどと報じています。
- 質問者は、調査したサイトの信頼性や詳細について疑問を持っています。監修者の信頼性や表に載っている値の具体的な根拠について教えて欲しいとしています。
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質問者が選んだベストアンサー
サイトとの表を見ましたが編集法に問題があります。 年収の部分は異なる三種の資料のデータからなります。 A は「従五位上、下」以上の年収(文) B は「正六位上、下」以下の年収(文) C は 各位の年収(円) 以上の三種からなることは容易にわかります。 この三種については別々の研究者が見出した資料に よると思われ、データの対応性はありません。 年収の文と円で換算すれば不一致がわかります。 これを一つの表に入れるのには無理があり、どうしても というのなら、各部について詳しい説明が必要です。 さてご質問の1 については現在の公務員の給与に 定めがあるように、律令制で各位の年収が決められて いたので、表があったのは当然です。 正六位上、下 以下の表はこれでしょう。 (この表の元の資料の信憑性はここでは不問) 従五位上、下 以上の表の数字は細か過ぎるようで 信用するにはいささか不安がありますが、それとして 3274.6文については、端数があるわけはないので 複数の人の平均値と考えられます。 同じ位でも職種により差があるでしょうから、平均値では 細かくなり端数も附くでしょう。 ご質問の2.については和銅5年12月7日の告示には 納税の基準として、麻布1常は銭5文とするとある そうです。 当時麻布1常が男1日の労賃とのことで、労賃は5文に なります。 今の水準では1日の労賃はアルバイトで1万円、正規で 2万円位でしょう。 従い当時の1文は4000円位と見られます。 {一文は40-50円は江戸時代後期の話) これでいくと正一位上・下 は 約5万2千文なら2億8百万円 正五位上・下 は約 1250万円という所ですか。 これはあくまでもひとつの見方にしか過ぎませんが。資料を 学童向けとはいえ公開するのは問題です。 兎に角このように誤解を招く
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- mekuriya
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年収と言われてもね。現物支給や様々な特権をどうやって数値化するんですかね。リンク先の表は、位階だけしか書かれていないけど、官職によっても職封や職田は変わってきます。扶持米・布・綿といった現物支給をどう計算しているんですか。わけわかりませんな。それでも数値化しないと子どもたちが納得しないから無理やり数値化しているだけでしょう。年収を教えて下さい。教えろ。教えてよ。朝から晩までうるさくて叶わない。和同開珎が鋳造されたといっても当時はまだ物々交換が主流であって、ただちに貨幣経済に移行したわけでもないことを理解していただきたいです。そうはいっても漢字の読み書きができるというだけでも当時の貴族の人的価値は現在とは比較に成らないことは間違いないでしょうね。それは現代人の想像力を超えているといいますか。直接の回答は私にはできませんが、数字だけに囚われすぎるのは危険だと指摘したいんです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >わけわかりませんな。それでも数値化しないと子どもたちが納得しないから無理やり数値化しているだけでしょう。 全く同感です。 こんな表を云々しても仕方がないと言われそうですが、 協力者(監修者としたのは私の質問文の間違い)の名も明記されているサイトなので、一応信用して質問する気になりました。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B7%E5%88%86%E7%94%B0 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8D%E7%94%B0 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B7%E5%B0%81 等など、古代国家というのは、地位と報酬が書式でキッチリ決まっている。 1 貴族の年収を表した表には一文単位まで載っていますが、なぜこんな細かな値まで分かるのですか。そもそもこの表は信用できますか 貨幣価値の換算を一意に決定すれば、あとは比率の計算をするだけ。 ※ 細かい数字まで表記することに意味があるとは思えないが。現代の貨幣価値も古代の貨幣価値も変動するのだから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >貨幣価値の換算を一意に決定すれば、あとは比率の計算をするだけ。 備考欄に現物支給される食料、衣料、その他各地の産物などを含む、さらに米1升や布1反の値段を参考値として付記してあればと思いますね。 それにしても、文を円に換算すると、正一位では1文=約7千円、正二位では約3千5百円。 知りたいのは大仏造立の寄付金1文の値打ちですが、全く訳が分からなくなり質問しました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >当時麻布1常が男1日の労賃とのことで、労賃は5文になります。 このような例ならよく解ります。 男一日の労賃が5文であれば、大仏造立の寄付が1文とか10文とか、なるほどと納得できます。 数字が細かすぎるのは平均値だろうの推定ですね。 なるほどと思います。 それにしても文/円の換算レートすら統一できていないのはお粗末ですね。