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平安時代の貴族の行為
『扇を鳴らす』とか『扇の音で』という描写が平安時代を舞台にした小説や漫画でよく見かけますが、こういった行為について詳しく説明してある本やサイトをご存じないでしょうか?
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「角川新版 古語辞典」に拠ると <あふぎ(おうぎ)を鳴らす> 1.閉じた扇を持ち、他方の手の平に打ち当てて音を出す。 人の家を訪れて案内を求めるとき、また、人を呼ぶときなど。 『一夜の戸口によりて、─し給へば』 2.扇で歌の拍子をとる。→扇拍(2の場合のみ) とあります。 これを辞書として、古文体の文献(源氏物語など)から気になった語をサルベージしていくと早いです。
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「平安時代儀式年中行事事典」(東京堂出版) などもどうでしょう。
お礼
アドバイスありがとうございます。 題名に関していえば、まさに私が探し求めていた本! 平安王朝を題材にしたサイト様の参考文献をいろいろと探していたのですが、この時代を専門にしていらっしゃる方には当たり前の文献だったりして…。 ちょうど最寄に大型の書店と図書館がありますので、早速探してみたいと思います。 本当にありがとうございました。
サイトや本についてはよく分かりませんが、「ぱちんと扇を鳴らし…」という表現を見たことがあります。「ぱちんと」から単純に扇をぱちっと閉じた時の音かなと思っていたのですが… ↓の「扇の骨をきしませるらしい音」というのは閉じた扇を握った状態で力を入れると、骨組みがぎしぎしいいますよね。そんな感じではないでしょうか??
お礼
回答ありがとうございます
補足
補足ですが、扇を鳴らして女房を呼んだり指示を出したりするみたいなんです。 もちろん貴族階級(殿上人階級?)に限ることだと思いますが、そういう日常的な行為の名称とかを詳しく説明してある文献がないかなと思いまして。
お礼
回答ありがとうございます。 とても分かりやすく説明していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。 古語辞典の「扇」の欄を見ればよかったんですね…以前に読んだ小説の中に、『主上が考え事をしながら扇を鳴らしてしまい、女房は自分が呼ばれたと思って主上にお声掛けしたが、主上にとっては無意識の行為だった』というような感じのシーンがあって、それ以来気になっていたんです。 本当にありがとうございました。