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古文「古今著問集」翻訳していただけませんか?
古今著問集 醍醐の大僧正実賢(じっけん)、餅(もち)をやきて、くひけるに、きはめたる眠(ねぶり)の人にて、餅をもちながら、ふたふたとねぶりけるに、まへに江次郎といふ恪勤者(かくごんしゃ:雑用をする侍)のありけるが、僧正のねぶりてうなづくを、われにこの餅くへと気色(けしき)あるとぞと心えて、走りよりて、手にもちたる餅をとりてくひてけり。僧正おどろきてのち、「ここにもちたりつる餅は」とたづねられければ、江次郎、「その餅は、はやくへと候(さうらひ)つれば、たべ候(さうらひ)ぬ」とこたへけり。僧正比興のこと(おもしろいこと)なりとて、諸人にかたりてわらひけるとぞ。 の現代語訳と解説を知りたいです。 教えてください。 よろしくお願いします。
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醍醐の大僧正実賢が餅(もち)を焼いて食べようとしていたのだが、とても眠たがる人だったので、餅を持ったまま、うとうとと眠ってしまった。実賢の前に江次郎という名の雑用をする侍がいたのだが、実賢の眠ってうなづいたのを、自分のこの餅を食べろという気持ちが(実賢に)あると考えて、走りよって、手にもっていた餅を取って食べた。僧正は目を覚ました後で、「ここに持っていた餅はどうした」と尋ねられたので、江次郎は、「その餅は、(あなた様が)早く食べろとおっしゃったので、食べましてございます。」と答えた。実賢はおもしろいことだといって、いろんな人に話して笑ったということです。
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- SPS700
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#1です。補足です。 >>僧正は何が面白いと感じたのでしょうか?教えてください。よろしくお願いします。 難しいご質問ですね。僕は僧正でも何でも無いので、よく分かりませんが、意味の無いうたた寝の身動きが、「この餅を喰え」という意味のある動作と解釈されたのが面白かったのでしょう。 もっとも、ちょうどこの時、江次郎の腹が減っていた、江次郎は餅が嫌いではなかった、僧正は餅を喰われたからと言って腹を立てるような人ではなかった、などと言う偶然の重なりは必要だった訳ですが、、、
お礼
さっそくありがとうございます。 結局は 「人のもののとらえ方、考え方はいろいろあるものだ。」 と言う教えなのでしょうか?
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
醍醐の大僧正實賢は、餅を焼いて、食べる時に、きわめてよく寝る人で、餅を持ちながらウトウトと眠っていたところ、その前に江次郎という雑用をする侍が居たのであるが、僧正が、(うたた)寝をしてうなずくのを、「お前この餅を喰え」という気持ちだと思って、走りよって、(僧正が)手に持っている餅を取って食べた。 僧正はびっくりして「ここに持っていた餅は(どこへ?)」と尋ねたので、江次郎は「その餅は、早く喰えと(いう思し召しと)思いましたので、食べました」と答えた。 僧正は面白いことだと、いろいろな人に話して、笑ったと言うことだ。 (自信ないですが)
お礼
ありがとうございます。 僧正は何が面白いと感じたのでしょうか? 教えてください。 よろしくお願いします。
お礼
詳しい翻訳ありがとうございます。 結局は 「人のもののとらえ方、考え方はいろいろあるものだ。」 と言う教えなのでしょうか?