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こんにちは #1です。 少しことば足らずでした。 まず仏像の姿と名前の間に厳密な関係はありません。一般的な基準はありますが、細部まで厳密に守られて作られていません。 例えば中宮寺の弥勒菩薩は姿はどう見ても弥勒菩薩ですが寺伝では如意輪観音ということになっています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AE%AE%E5%AF%BA また兵庫県小野市浄土寺の阿弥陀如来では一般的な阿弥陀如来比べて印相が左右逆になっています。しかも親指を他の指に当てていません。つまり像容からは阿弥陀如来とは断定できない姿をしています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%84%E5%9C%9F%E5%AF%BA_(%E5%B0%8F%E9%87%8E%E5%B8%82) 奈良薬師寺の薬師如来は左手に薬壷を持っていません。 http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/index.html このように例外はいくらでもありますから、像容だけで名前を断定することは正確には不可能です。 親指を中指(または人差指、薬指)に当てて輪を作る印相は阿弥陀如来特有のものですから、このことだけで阿弥陀如来と断定してまず差し支えないでしょう。小生もこのことで薬師如来としたのですが、前述のように寺伝など例外はいくらでもあります。 お尋ねの仏像は顔立ちがインドあるいは中東の人のようにも見えますから外国で製作されたものかもしれません。そうであれば一般的な日本の像容に従わずに作られたのかもしれません。 正確には所有者または製作者に尋ねるしかないでしょう。
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- h28jan
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こんばんは はっきりしたことはわかりませんが、多分 密教(真言宗など)における曼荼羅の中の 五仏(五智如来)の内の一つの如来様の様です。 立体曼荼羅(金剛界)における五仏の一つで 阿閦(あしゅく)如来と思われます。 仏様の後ろに「金剛界曼荼羅図」が見えます。 ただし、これは京都・東寺(教王護国寺)の 立体曼荼羅の仏様とは違う様ですので、 画像の仏様はどこのものかはわかりません。 答えになっていないとおもいますが…f^_^;
お礼
回答有り難うございます。回答を参考にまた自分なりに調べてみます(^^)
- m-jiro
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こんにちは 像の姿からは阿弥陀如来です。 阿弥陀如来を見分けるポイントは人差し指、中指、薬指のいずれかを曲げて親指と接触させています。 この容姿であれば阿弥陀如来と判断してまず間違いありません。 なお阿弥陀如来の印相(手の形)は与願施無畏印(写真のもの)、説法印(胸の前で掌をこちらに向ける)、定印(膝の上で座禅のように組む)がありますが、いずれでも上記のように指を合わせます。 また薬師如来も姿からすぐわかります。一般に左手に薬の容器(薬壷、やっこ)を乗せています。
補足
回答有り難うございます。教えて頂いた与願施無畏印をネットで調べてみました。写真の仏像とネットで見た手の形が右手と左手が反対でも阿弥陀如来と判断してもいいのでしょうか?ちょっと気になったので補足させて下さい。
お礼
お礼が遅くなりました。お陰様でスッキリしました。有り難うございました。