- ベストアンサー
核空間と像空間の求め方
8×8正方行列 A= [1 -1 1 0 -1 1 -1 1] [1 -2 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -2 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 0 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 1 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -1 6 -1] [3 1 1 0 3 4 1 4] [3 -6 6 0 -9 2 -6 2] とします。 この写像の核Ker(A)と像Im(A)を求めて下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
Ker A の基底を求める前に rank A や dim Ker A を求める 必要はないように思う。ただ普通に Ap = 0 を解けば、 p1 ~ p8 のうち何個かを使って残りの何個かが表される。 p = p3(-1,0,1,0,1,0,-1,0) + p2(0,-1,0,0,0,0,1,0) + p4(0,0,0,1,0,0,0,0) + p6(0,0,0,0,0,1,0,-1) と解けたのであれば、 { (-1,0,1,0,1,0,-1,0), (0,-1,0,0,0,0,1,0), (0,0,0,1,0,0,0,0), (0,0,0,0,0,1,0,-1) } が Ker A の基底を成す。 結果的に、dim Ker A = 4 であることも判る。 Ker に関して、貴方の答えは合っているようだ。 8 次ともなると、私も計算に自信は無いが、前述の MAXIMA によると、 rank A = 4 であり、従って dim Ker A = 4。 貴方の 4 本のベクトルは Ap = 0 の p に代入すると成立しているし。 Im のほうは、計算間違いがあるようだ。 A の右側に第 9, 10, 11, 12 列として 貴方の 4 本のベクトルを並べた 8 行 12 列の行列 B は、 これも MAXIMA によると、rank B = 7 になる。 答えが合っていれば、rank B = 4 でなければならないが。 どこで間違いが入ったのかは、探す気になれない。 Im の解法は、もっとシンプルに、A の列を順に試して 基底に入るかどうか調べていったらいいと思う。 Ker を求めたとき、dim Ker A = 4 は判っているから、 dim Im A = 8-4 である。A の列の中から、一次独立な 4 本を拾い出せばいい。 まず、第 1, 2 列と第 2 を採って、 { (1,1,-2,-1,-3,-2,3,3), (-1,-2,1,4,1,6,1,-6) }。 これが一次独立であることは、ひと目で判る。 次に、第 3 列を加えて 8 行 3 列の行列 C3 にする。 これも rank C3 = 3 であることは、暗算で判る。 第 4 列は、零ベクトルなので、加えてみるまでもない。 A の第 1, 2, 3, 5 列からなる 8 行 4 列の行列 C4 を作る。 計算してみると rank C4 = 3 なので、 第 5 列は第 1, 2, 3 列に従属。基底には使えない。 A の第 1, 2, 3, 6 列からなる 8 行 4 列の行列 C4' を作る。 計算してみると rank C4' = 4 なので、 第 6 列は第 1, 2, 3 列に独立と判る。 結局、A の第 1, 2, 3, 6 列を採って、 { (1,1,-2,-1,-3,-2,3,3), (-1,-2,1,4,1,6,1,-6), (1,3,-2,-4,-3,-5,1,6), (1,0,-2,0,-3,-1,4,2) } が、Im A の基底の一例となる。 MAXIMA の参考→ http://phys.hirosaki-u.ac.jp/wiki.cgi/maxima
その他の回答 (2)
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
8 次ともなると、たいへんな計算だねえ。 まず、核のほうからやる。 Ax=0 を解けばいいのだから、面倒だけれど、 消去法で丁寧にやれば、中学生でもできる。 核が求まると、次元定理から像の次元 n が判る。 あとは、行列の列から n 本の一次独立なもの を探し出せば、それが像の基底になる。 この部分は、試行錯誤かな。 1 本づつ、取り出す列の組に加えてみて、 加えても一次独立だったら本当に加えることを n 本になるまで繰り返す。 実際にやるのは、勘弁。きっと計算間違いする。 答え合わせなら、maxima とか、パソコンに やらせてみては、どうだろう?
- misumiss
- ベストアンサー率43% (24/55)
A は行列であって, 写像ではありません. 始集合と終集合が与えられていないのに, 核や像を求めることはできません. Ker(A) と Im(A) の定義を, きちんと述べてください. さらに, どこがわからないで質問しているのかを, はっきり伝えてください.
補足
Aはm×n行列、xはn次ベクトル、bはm次ベクトル このとき KerA={x∈R^n|Ax=0} ImA={Ax∈R^m|x∈R^n}と定義します。
補足
できました。 8×8正方行列 A= [1 -1 1 0 -1 1 -1 1] [1 -2 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -2 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 0 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 1 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -1 6 -1] [3 1 1 0 3 4 1 4] [3 -6 6 0 -9 2 -6 2] とします。 この写像の核Ker(A)と像Im(A)を求めて下さい。 [ 1 -1 1 0 -1 1 -1 1] [ 1 -2 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -2 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 0 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 1 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -1 6 -1] [ 3 1 1 0 3 4 1 4] [ 3 -6 6 0 -9 2 -6 2] ⇩(行を基本変形すると)計算略 [1 0 0 0 1 0 0 0] [0 1 0 0 1 0 1 0] [0 0 1 0 -1 0 0 0] [0 0 0 0 0 1 0 1] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] よって、rank(A)=4=dim(ImA) dim(KerA)=8-4=4 だから、基底ベクトルは4つ。 p=[p1 p2 p3 p4 p5 p6 p7 p8]^t (^tは、転置行列)と書く。 p=(p1,p2,p3,p4,p5,p6,p7,p8) (列ベクトルの記述です) として、基底ベクトルを求める Ap=0 [1 0 0 0 1 0 0 0]p=0 [0 1 0 0 1 0 1 0]p=0 [0 0 1 0 -1 0 0 0]p=0 [0 0 0 0 0 1 0 1]p=0 p1+p5=0 p2+p5+p7=0 p3-p5=0 p6+p8=0 p4=任意 t,s,u,vを媒介変数(4次だから媒介変数は4つ)として p1=-t p2=-s p3=t p4=u p5=t p6=v p7=s-t p8=-v とすると、 p=t(-1,0,1,0,1,0,-1,0)+s(0,-1,0,0,0,0,1,0)+u(0,0,0,1,0,0,0,0)+v(0,0,0,0,0,1,0,-1) よってKerAは、列ベクトル (-1,0,1,0,1,0,-1,0) (0,-1,0,0,0,0,1,0) (0,0,0,1,0,0,0,0) (0,0,0,0,0,1,0,-1) の4つの基底ベクトルで生成されるベクトル空間。 次にImAを求める。 [ 1 -1 1 0 -1 1 -1 1] [ 1 -2 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -2 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 0 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 1 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -1 6 -1] [ 3 1 1 0 3 4 1 4] [ 3 -6 6 0 -9 2 -6 2] 列を基本変形する。 4列目が零ベクトルである。 7列目とが2列目が全く同じである。8列目と6列目が全く同じである。 1列目,2列目,3列目,5列目,6列目が残る。 これをあらためて 1列~5列とすると、 [ 1 -1 1 -1 1 ] [ 1 -2 3 -4 0 ] [-2 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 7 0] [-3 1 -3 1 -3] [-2 6 -5 9 -1] [ 3 1 1 3 4] [ 3 -6 6 -9 2 ] 4列目に(4列目-1列目)をする。 3列目に(3列目-2列目)をする。 1 -1 2 -2 1 1 -2 5 -5 0 -2 1 -3 3 -2 -1 4 -8 8 0 -3 1 -4 4 -3 -2 6 -11 11 -1 3 1 0 0 4 3 -6 12 -12 2 これをあらためて1列~5列とすると 3列目=3列目+4列目 1 -1 2 1 1 -2 5 0 -2 1 -3 -2 -1 4 -8 0 -3 1 -4 -3 -2 6 -11 -1 3 1 0 4 3 -6 12 2 の4列のベクトルが残る。 これを出来るだけ簡単な数字にすると、 3列目=3列目+2列目 1 -1 1 1 1 -2 3 0 -2 1 -2 -2 -1 4 -4 0 -3 1 -3 -3 -2 6 -5 -1 3 1 1 4 3 -6 6 2 2列目=2列目+3列目 1は目=1列目-4列目 0 0 1 1 1 1 3 0 0 -1 -2 -2 -1 0 -4 0 0 -2 -3 -3 -1 -1 -5 -1 -1 2 1 4 1 0 6 2 3列目=3列目-4列目 0 0 0 1 1 1 3 0 0 -1 0 -2 -1 0 -4 0 0 -2 0 -3 -1 -1 -4 -1 -1 2 -3 4 1 0 4 2 3列目=3列目-1列目×3 0 0 0 1 1 1 0 0 0 -1 0 -2 -1 0 0 0 0 -2 0 -3 -1 -1 -1 -1 -1 2 0 4 1 0 1 2 4列目=4列目-2列目 0 0 0 1 1 1 0 -1 0 -1 0 0 -1 0 0 0 0 -2 0 1 -1 -1 -1 0 -1 2 0 2 1 0 1 2 1列目×(-1) 2列目×(-1) 0 0 0 1 -1 -1 0 -1 0 1 0 0 1 0 0 0 0 2 0 1 1 1 -1 0 1 -2 0 2 -1 0 1 2 よって、 ImAは、 列ベクトル (0,-1,0,1,0,1,1,-1) (0,-1,1,0,2,1,-2,0) (0,0,0,0,0,-1,0,1) (1,-1,0,0,1,0,2,2) を基底ベクトルで生成されるベクトル空間。