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「車夫の無頓着想ふ可く」?
「予は、転覆の難を免かれたると再度、車夫の無頓着想ふ可く、然も亦た其の矯健驚く可し」 それは車夫を褒めていますか、それとも非難していますか。 「無頓着」と「矯健」ちょっと矛盾だと思っていますが。 全体の意味を教えてください。
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全体の意味は前半が「可く」、後半が「可し」と、対になっているのが要点でしょう。 私が(人力車でしょうね)ひっくり返る災難を免れたのは一度ではない、(これで)車夫は(客のことなど)全然気にしていないことは想像がつくし、おまけにその(=車夫の)強健なことは驚くほどだ。 ですから#1さんのおっしゃる通り、ただただ呆れるばかりだ、という異文化から受けるカルチャーショックを、二つ例を挙げて述べているのだと思います。
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- SPS700
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#2です。補足です。 >>ちょっと確認したいですが。下記の理解ではよいでしょうか。 「車夫が私のことを気にしていないが、彼が強健のおかげで私はひっくり返らずに済 んだ」 僕は別に権威ではないので間違っているかも知れないのですが、さっと読んだ印象では前半分が、マイナス、後半分がプラス、と言った印象を受けません。 むしろ著者はいずれも「ほほう、日本とは大違いだな」とおもしろがっている感じがします。ですから客を客とも思わないと言う「悪い面」が、彼の強さという「善い面」で中和された、と言うのは読み過ぎのように思います。ご本人は「漫遊」してる訳ですから、、、
- bakansky
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> それは車夫を褒めていますか、それとも非難していますか。 どちらでもないと思います。褒めているわけでも、非難しているわけでもありません。自分の抱いた感想を描写しているだけです。 > 「無頓着」と「矯健」ちょっと矛盾だと思っていますが。 前者は心的な性格を、後者は肉体上の性質を表現しており、別物に対する形容であり、同一のものを形容したものではないので、矛盾とはいえません。
お礼
そういえば何となく分かった気がします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ちょっと確認したいですが。下記の理解ではよいでしょうか。 「車夫が私のことを気にしていないが、彼が強健のおかげで私はひっくり返らずに済んだ」