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上手く書けない一文があります。(車夫)
日本語を勉強中の中国人です。平凡人の輝いたところに感動させられて作文を書きましたが、上手く書けない文がありますので、お聞かせください。 「彼は朝早くから夜遅くまで三輪車の車夫をすることによって糊口を凌いでいる。」 上記の一文を自然な日本語に添削していただけないでしょうか。特に、次のような疑問点を持っております。 1.「朝早くから夜遅くまで」という意味の慣用句や決り文句のようなものも、あるのでしょうか。 2.「ことによって」はおかしいですか。「ことで」でも自然でしょうか。 3.「三輪車を踏む」と「三輪車の車夫をする」では、どちらが自然でしょうか。 4.「糊口を凌ぐ」は辞書で見つけた表現で、この文に入れると不自然に聞こえるのでしょうか。 よろしければ、質問文に不自然な部分がございましたら、自然な日本語へ添削していただけないでしょうか。よろしくお願い致します。
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こんにちは。 1.「朝早くから夜遅くまで」を言い表す言い方として次のようなものがあります。 【朝まだ暗いうちから夜遅くまで】 【朝、陽がまだまだ昇らないうちから夜遅くまで】 【朝から晩まで】 【四六時中】 【早朝から深夜まで】等など。 2.「ことによって」 ここでは【ことで】を使うほうが良いと思います。 3.「三輪車を踏む」と「三輪車の車夫をする」 「三輪車を踏む」は意味は分かりますが、【三輪車のペダルを踏んで】とか【三輪車を漕いで】、【三輪車を運転して】が良いと思います。もう一つ、これはこちらからの質問になりますが、「車夫」という言葉は「三輪車を漕ぐことを仕事にしている人を言うのではないでしょうか。もしそうであれば「三輪車の車夫」ではなく「車夫」だけでも通じるかもしれませんね。 4.「糊口を凌ぐ」はもちろん間違いではありません。しかし、今の日本でこの言葉を実際に使用する人は、きわめて少ない、というよりいないのではないかと思います。小説、それも時代小説などではお目にかかりますが・・・。この感動の話を小説にしてみたいのであれば 「糊口を凌ぐ」はおかしくはありません。 例文は 1.「彼は朝まだ暗いうちから夜遅くまで、車夫をして生計を立てている」 2.「彼は朝まだ陽が昇らないうちから夜遅くまで、三輪車のペダルを踏んで、その日の生活費を稼ぎ出している」 3.「彼は朝から晩まで三輪車を漕いで、かろうじてその日の暮らしを支えている」 4.「彼は四六時中三輪車を漕ぐことで生活費を稼ぎ出している」 質問文ですが、タイトルの「上手く書けない一文があります」は、「上手く表現できないところがあります」とか、「上手く表現できない箇所があります」の方が自然です。 次に、質問文の本文です。 平凡人の輝いたところに感動させられて作文を書きましたが、上手く書けない文がありますので、お聞かせください。 ☆一見問題ないように見える文章です。 しかし、対象の人間を「平凡人」と決め付けているところに「傲慢さ」「偉そうな感じ」「自分を上位に置いている感じ」が見えてしまう危険があります。 事実、その人は「平凡」ではなく、【日々の暮らし方は働き者で、頑張りやで、見る者に感動すら与えているのですから・・・・。 ここは「平凡人」ではなく「ごく普通の人」だと思ったのですから、「(私が見た)或る人の」とか「いつも出会う人の」などとする方が無難です。 ☆「輝いたところに感動させられて」 ここは、「(輝いたところに)感動して」 また、「輝いたところに感動」との表現は少々抽象的過ぎて不自然さが伴います。 感動したのは、「その人の生活ぶり」であり、「その真面目さ」であり、「その勤勉さ」ではないでしょうか? そこに大きな輝きを感じて感動したのだと思います。 ☆「うまく書けない文があります」 ここは「うまく書けない箇所があります」 とか「どうも上手い表現が見つからないところがあります」 ☆「お聞かせください」 これは「お教え下さい」「教えて頂きたいと思います」 「ご指導ください」などでよいと思います。 ☆最後の「よろしければ、質問文に不自然な部分がございましたら、自然な日本語へ添削していただけないでしょうか。よろしくお願い致します。」 「よろしければ」は不要です。 「よろしければ」は、「してもしなくても良いのですが、宜しかったら」すなわち「どっちでも良いのですが」という意味になります。ここは、貪欲に正しい日本語の表現方法などを学ぶ場ですから、「どっちでもいいのですが」という表現は不要だと思います。 そのうえ文末に「よろしくお願い致します」がありますし。 ここは、「よろしければ」を削除し「また」を入れて「また、質問文に不自然な・・・」で良いでしょう。 さらに、「不自然な部分がございましたら、自然な日本語へ添削」とありますが、「添削自体に正しいものに直す」という意味がありますから、「不自然な部分がありましたら添削していただけないでしょうか」で十分です。 「ございましたら」も「ありましたら」で大丈夫でしょう。 例文全体は、 「或る人の日ごろの生活ぶりに感動し、その人の持つ輝きを作文のテーマに致しました。しかし、上手く表現できない箇所がありますので、以下に記しました。よろしくご指導くださいますようお願いいたします。」とか、 「或る人の日頃の生活ぶりを見て、私にはその人が輝いて見えました。その感動を文章にしてみましたが・・」 等が考えられます。
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- mannequincat
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インターネットがもたらした恩恵の一つに、語の生死および健康状態を検索によっておよそ推知できるようになったことがあります。 グーグルで「糊口」を「日本語のページ」に限定して検索すると約65200件も引っかけてきました。 この数字をどう評価するかはことによると人それぞれかもしれません(筆頭が誤用例を揶揄する文章ですな…)が、これよりは使用例の数が落ちるだろう、と思う表現を検索してみてもよいかもしれません。 なぜか「久闊を叙す」というのが頭に浮かんだので、活用する部分は邪魔なので「久闊」でいくと、14400件。イエーイ。この語も健在だあ!(と私は評価します。) このカテゴリの回答で「そういう語や表現はもう使われていない」とか「そんな言い方はない」というのが出たらまずは疑ってかかるのが賢明です。すぐさま検索サイトへゆきましょう。 #8の「お礼」欄のリンクは見ることができました。タイで「サムロー」と呼ばれるものと瓜二つですね。サムローと三輪と、音が似通っているのは偶然のはずはないでしょうな。 しかし、「糊口」の検索、「ウェブ全体の検索」だとじつに百六十九万件。中国語で現役っつーか大車輪の活躍ってことですよね…?
お礼
たびたびありがとうございます。インターネットで確かに便利な道具なんですね。 中国語の場合は、「糊口」もたぶん昔の風景を記述する小説の中で頻出表現じゃないか、と思います。今はもうだいぶ改善されましたので。ありがとうございました。
- sak_sak
- ベストアンサー率20% (112/548)
三輪車や三輪荷車と言われても日本人にはピンときません。 下手をすると、オート三輪(前輪が1つの自動車)を想像されてしまう可能性もあります。 それより「三輪自転車」と書くのはどうでしょう? 実際に見たことがない人でも想像がつきやすいと思います。 荷台はついていませんが、似たようなものは日本にもあるようで、三輪自転車と呼ばれています(参考URL参照)。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても参考になりました。 本当にありがとうございました。
- mannequincat
- ベストアンサー率24% (113/455)
#5です。 >「車夫」ならストレートすぎて無風流なのでしょうか。 まず「三輪車の車夫」だと「車」の字が二つ連続するのがあまり嬉しくないということがあります。それと日本語で三輪車というとまずは子供のおもちゃなので、おもちゃに続いて車夫と来ると、一瞬たじろいでしまいます。それと車夫という職業がもう消えたに等しいということもあるので。 >「三輪車のペダルを踏んで」という言葉だけで三輪車の車夫という職業のイメージを受けておられますか。 これは後ろに「糊口を凌ぐ」という表現が続くので職業だと分かるのです。逆に言えば、すぐ後で職業であることが確定するので、ここでははっきりさせる必要がないということです。ペダルは「漕ぐ」とも言います。 #3の補足欄のリンクは見られませんでした。日本でも沖縄で去年から三輪車タクシーが走り始めたという話をついこないだ読みました。↓
お礼
再びありがとうございます。 とてもすっきりしました。沖縄の三輪車タクシーはおしゃれな感じがしますね。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。 ちょっと小さいですが、画像のアドレスをまた添付いたします。http://www.visitsingapore.com/publish/stbportal/zh/home/getting_around/tours_in_singapore/trishaw_tours.html
- バグース(@bagus3)
- ベストアンサー率29% (1973/6719)
No3のbagus3です。 三輪車の写真を見ました。 日本にはないので、なんと言うのかわかりません。 三輪車または三輪荷車でしょうか。
お礼
再びありがとうございます。 日本にはありませんでしたか。「三輪車」または「三輪荷車」という言い方を頂きます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- miracle3535
- ベストアンサー率20% (306/1469)
>おっしゃったとおりで、中国では荷物や人を運ぶ三輪車があります。手で引く人力車のことではないと思います。中国では、三輪車と言うと、普通下記のアドレスにあったようなイメージのようなものが浮かび出します。このような物は、日本では普通何と言うのでしょうか。 後ろに人を乗せれるようにすれば「輪タク(リンタク)」という言い方もあります。この様な三輪車でタクシーの代わりに人がペダルをこいで日銭を得ます。 荷物だけなら、三輪車でも大丈夫ですし、人の場合でも間違いとは言い切れません。
お礼
再びありがとうございます。「輪タク(リンタク)」という言い方もあるのですね。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- mannequincat
- ベストアンサー率24% (113/455)
毎度どうも。 >「彼は朝早くから夜遅くまで三輪車の車夫をすることによって糊口を凌いでいる。」 問題ありません。グッジョブ! 1.とくに思い当たりませんが、「早朝から深夜まで」とか「朝早くから夜更けまで」などとも言えます。 2.「ことで」も問題ありません。「車夫をして」でもOK。 3.「三輪車を踏む」という言い方はないと思います。日本では大人用の三輪車がほとんど使われていないせいもありますがなにしろ「自転車を踏む」と言わないので。車夫の一語を削り「三輪車のペダルを踏んで」なら上の文に代入できます。それがたぶんベストの表現でしょう。 4.自然そのものです。「糊口している」とか「口に糊している」とも言えます。 質問文の添削。 平凡人の輝いたところに感動させられて、は削ったほうがいいでしょう。後ろに繋がらんですよね。 >特に、次のような疑問点を持っております。 「とくに次のような疑問点を持っております。」としたほうがすっきりすると思います。
お礼
毎度お世話になります。 早速のご回答ありがとうございます。別の言い方もたくさん拝見させていただき視野は広げられました。また、つたない質問文への添削に感謝いたします。今後は同じ間違いを繰り返さないように気をつけていきたいと思います。 本当にありがとうございました。
補足
>車夫の一語を削り「三輪車のペダルを踏んで」なら上の文に代入できます。それがたぶんベストの表現でしょう。 「車夫」ならストレートすぎて無風流なのでしょうか。「三輪車のペダルを踏んで」という言葉だけで三輪車の車夫という職業のイメージを受けておられますか。
- he-goshite-
- ベストアンサー率23% (189/802)
1.「日がな一日」という言い方もありますが,「朝早くから夜遅くまで」のほうが長い時間かもしれません。また,いまの文章らしくていいです。 2.どちらでも成り立ちます。 3.「ペダルを踏む」なら使われます。 例文:「彼は車夫となり(車夫として),朝早くから夜遅くまで三輪車のペダルを踏むことによって糊口を凌いでいる。」 「三輪車を踏む」だとゴジラか何かに踏み潰されたかと混ぜ返されるかもしれません。 4.やや古い感じのする言い回しですが,この表現が使えたら満点です。
お礼
毎度お世話になります。 早速のご意見誠にありがとうございます。「日がな一日」や「ペダルを踏む」などはとても参考になりました。 本当にありがとうございました。
補足
>「彼は車夫となり(車夫として),朝早くから夜遅くまで三輪車のペダルを踏むことによって糊口を凌いでいる。」 「車夫となり(車夫として)」という内容がなくても「三輪車のペダルを踏む」でよろしいでしょうか。「三輪車のペダルを踏む」という言葉だけで三輪車の車夫という職業のイメージを受けておられますか。
- バグース(@bagus3)
- ベストアンサー率29% (1973/6719)
平凡人より凡人のほうが一般的でしょうか。 三輪車というのは、日本では自転車に乗れない 子供の乗り物です。中国では荷物や人を運ぶ 三輪車があるんでしょうか。人力車の間違いでは ないですか。 「糊口を凌ぐ」は高度で難しい表現で、理解できない 日本人も多いと思います。「なんとか暮らしている」 でどうでしょうか。
お礼
早速のご返事ありがとうございました。「平凡人」より「凡人」の方が自然だったのですね。また、「なんとか暮らしている」という表現もとても参考になりました。 本当にありがとうございました。
補足
>三輪車というのは、日本では自転車に乗れない子供の乗り物です。中国では荷物や人を運ぶ三輪車があるんでしょうか。人力車の間違いではないですか。 おっしゃったとおりで、中国では荷物や人を運ぶ三輪車があります。手で引く人力車のことではないと思います。中国では、三輪車と言うと、普通下記のアドレスにあったようなイメージのようなものが浮かび出します。このような物は、日本では普通何と言うのでしょうか。 http://china.alibaba.com/offer/view_pics.htm?view_url=p1Src%3Dhttp%3A%2F%2Fimg.china.alibaba.com%2Fimg%2Foffer%2F24%2F90%2F29%2F85%2F24902985&offer_subject=%B9%A9%D3%A6350+%B4%F3%CE%A7%B6%B7+%C8%FD%C2%D6%B3%B5(%CD%BC)&tracelog=jy_picbar_from_sale_detail_img
1 現代人には十分な感じがします。 2 ことでより、ことによっての方が自然です。 3 踏むの方はほとんど使わないと思います。少し古い言い回しのようです。 4 報酬を得ているが、決して満足の出来る経済状態ではないことを表現するためのもので、この場合の使い方として完全だと思います。
お礼
早速のご意見ありがとうございました。
- miracle3535
- ベストアンサー率20% (306/1469)
「彼は朝早くから夜遅くまで三輪車の車夫をすることによって糊口を凌いでいる。」 満点です。It's perfect ! 「ことによって」、「ことで」共に自然です。 あえて言うなら「ことによって」の方がこの場合は強調されます。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。
お礼
毎度お世話になります。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。たくさんの言い方を習うことが出来てとても嬉しいです。また、つたない質問文への添削に感謝いたします。理由までも詳しく説明していただき感激です。今後は同じ間違いを繰り返さないように気をつけます。 本当にありがとうございました。