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個人の全集にほかの作者の作品?

『十返舎一九全集』の第4巻に、瀧亭鯉丈「大山道中膝栗毛」が収録されています。 これは一九の「東海道中膝栗毛」を受けて作られた作品で、 鯉丈と一九は親しい関係であったと言われているようなのですが、このように個人の全集に、ほかの作者の作品が載ることはよくあることなのでしょうか。

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noname#182001
noname#182001
回答No.1

この大山道中膝栗毛に限っていえば、底本がこれを十返舎作としているために、そのまま全集に入れたということだと思います。 CiNii Books で http://ci.nii.ac.jp/books/ 日本図書センターによる複製本『十返舎一九全集』を見ると、注記に >博文館より刊行された「帝国文庫」(1893-1897年刊)、「続帝国文庫」(1899-1903年刊)、「帝国文庫」(1928-1930年刊)の中から、十返舎一九の作品を集成して複製したもの とあります。 大山道中膝栗毛は「帝国文庫」第26編にあるようで、国立国会図書館サーチでひくと、  部分タイトル: 滑稽名作集 下巻、大山道中膝栗毛(十返舎一九) という表記があるのがわかります。 http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I020010539-00 http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I015950123-00