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年末調整の書類提出、副収入の確定申告について
- 給与収入と副収入の税金計算方法や影響を教えてください。
- 副収入の確定申告で上がる税金は住民税以外にありますか?
- 確定申告の際に会社に分からないようにする方法を教えてください。
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長いですがよろしければご覧ください。 (※不明な点はお知らせください。) >来年から上がる税金は住民税以外にありますか? 通常、ありません。 個人の税金は「1月1日~12月31日」に発生した所得をもとに計算されます。 ですから、「副収入として12月に190万入る」ならば「平成25年分の所得」には全く影響ありません。 ちなみに、「所得が生じたのは平成24年だが、実際に支払われたのは平成25年」という場合でも、「平成24年分」となります。 ただし、「給与所得」は「給料日」で考えます。 まとめますと、 ・「平成25【年度】住民税(平成25年6月以降に徴収開始)」…「平成24年分の所得」をもとに算定するので税額アップ ・「平成25年分所得税」…「源泉所得税」は(毎月)支払われる給与に応じて決まるので、そもそも他の所得は無関係。 『[PDF]給与所得の源泉徴収税額の求め方』 http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/07.pdf 『[PDF]給与所得の源泉徴収税額表(月額表)』 http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/02.pdf >また、年間でいくら税金がアップする事になるでしょうか? ○「所得税」について 上記の通り、「所得税」は「確定申告」して「平成24年分の所得税」として精算してしまいますので、来年の源泉所得税には影響しません。 では、「平成24年分の所得税はいくらになるのか?」ですが、考え方は以下のように単純です。 平成24年分の所得税=(給与所得+雑所得(?)-所得控除の合計額)×税率 ここから、「源泉徴収で納付済みの所得税」を差し引いた金額が、「追加で納める所得税」です。 と、考え方は単純なのですが、「雑所得の金額」「所得控除の合計額」「税率」が不明なので「税額がいくらか?」はなんとも言えません。 ・「雑所得の金額」=「190万円-必要経費」 ・「所得控除の合計額」=人それぞれ ・「税率」…「給与所得+雑所得-所得控除の合計額」により決定されるので、上記2つが不明だと不明 とりあえず、細かいこと抜きで「ざっくり」計算すれば、以下のようになります。 平成24年分の所得税 =(給与所得+雑所得-所得控除の合計額)×税率 =(85万円+190万円-60万円)×10% =21万5千円-9万7,500円 =11万7,500円 「追加で納める所得税」=11万7,500円-「源泉徴収で納付済みの所得税」 ※所得控除の合計額=社会保険料控除22万円+基礎控除38万円=60万円としました。 ※突然出てきた「9万7,500円」については、下記リンクの「所得税の税率」のページの「所得税の速算表」をご覧になってみて下さい。 (参考資料) 『No.1410 給与所得 控除』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm ※頁の一番下に計算フォームがあります。 『所得金額から差し引かれる金額(所得控除)』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/shoto320.htm 『No.2260 所得税の税率』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm 会社が交付する「給与所得の源泉徴収票」には「年末調整」の結果が書いてありますので、「給与所得控除後の金額(給与所得の金額)」「所得控除の合計額」が分かります。 『[PDF]給与所得の源泉徴収票』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/hotei/annai/pdf/23100051-7.pdf ○「住民税」について 「住民税」は「確定申告のデータ」が(税務署から)市町村に提出されてから算定されます。 ですから、徴収が6月以降と年の真ん中くらいからになっています。 「住民税」も「所得税」同様、「平成24年の給与所得と雑所得の合計」から算定されます。 ただし、「住民税」は、税率が「10%定率」なので計算が楽です。 つまり、「雑所得190万円」ならば、「(約)19万円アップ」ということです。 『住民税とは?住民税の基本を知ろう』 http://allabout.co.jp/gm/gc/14737/ >また、会社に分からないようにするには確定申告の際普通徴収というものにすればいいのでしょうか? はい、おっしゃるとおりです。 詳しくは以下の記事をご参照下さい。 『副業が会社にバレる(ばれる)その理由とは?(その1)』 http://zeirishi-blog.info/2011/04/1.html 『副業が会社にバレる(ばれる)その理由とは?(その2)』 http://zeirishi-blog.info/2011/05/2.html (参考情報) 『所得の種類と課税のしくみ』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/shoto319.htm 『No.2220 総合課税制度』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2220.htm 『国税に関するご相談について』 http://www.nta.go.jp/shiraberu/sodan/denwa_soudan/case2.htm ※税務相談はいつでも可能ですが、「2/16~3/15」は非常に混雑します。 『納税者支援調整官を設置している国税局・税務署のご案内』 http://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeicho/kiko/nozeishashien/index.htm 『確定申告は早い目にやると、かなり親切に教えていただけます。』 http://kanata731.sakura.ne.jp/blog/403.html 『所得税(確定申告書等作成コーナー)』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm ----- 『静岡県|個人住民税特別徴収制度』 http://www.pref.shizuoka.jp/soumu/so-140/tokubetutyousyuu.html さいたま市の例)『3)特別徴収税額の通知書(納税義務者用)の見方を教えてください。』 http://www.city.saitama.jp/www/contents/1195112446608/index.html ※間違いのないよう努めていますが、最終判断は【必ず】各窓口に確認の上お願い致します
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Q_A_…です。 お礼いただきありがとうございます。 >源泉所得税=9千になりました。 「源泉所得税」は、自分で求めるものではなく、「勤務先が」「平成24年中に源泉徴収した所得税」の合計額です。 勤務先が交付する「給与所得の源泉徴収票」に「源泉徴収税額」として記載されます。 ただし、「年末調整」が行われているようなので、ご自身の計算結果と同じになるはずです。 以下の簡易計算機でも試算できます。 『所得税・住民税簡易計算機【給与所得用】』 http://www.zeikin5.com/calc/ ※「給与所得の源泉徴収票」の「支払金額」を給与収入に入力します。 ※「社会保険24万」+「生命保険5万」=29万円は「その他控除」に入力してもかまいません。 >…10万500円でおおよそ間違いないでしょうか。 問題ありません。 ただ、500円を残すなら、10万1,500円の方がしっくりきますが… >追加で納める所得税は『いつ、どのようにして』支払う… 確定申告して、そのまま税務署で支払っても良いですし、3/15までに金融機関を利用して支払ってもかまいません。 詳しくは以下のリンクを参照して下さい。 『確定申告期に多いお問い合わせ事項Q&A>【税金の納付】』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/10.htm >…単純に来年6月から住民税も19万上がると考えると、合計して『30万』ぐらいは税金で支払うと考えて宜しいのでしょうか。 はい、そうなります。 なお、「住民税の普通徴収」は、通常、6月・8月・10月・翌1月の4期での分割納付となります。
お礼
即お返事と丁寧に説明して頂きありがとう御座いました。
- mukaiyama
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>この場合来年から上がる税金は住民税以外にありますか… 「来年から」ではなく、「来年は」なら、 ・24年分所得税・・・3月15日までに ・25年分市県民税・・・(サラリーマンなら) 6月から来年 5月まで >年間でいくら税金がアップする事になるでしょうか… お書きの条件だけでは判断できません。 大ざっぱな目安としては、健康保険料、厚生年金保険、雇用保険料の合計が 30万円と仮定して、 >給与収入が150万… 給与所得は 85万円。 【給与所得】 税金や社保などを引かれる前の支給総額から、「給与所得控除」を引いた数字。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm 【副収入加算前】・・・年末調整段階 ・基礎控除 38万 ・社会保険料控除 30万 ・その他の所得控除・・・お書きでないので無視 ・所得控除の合計 38万 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1100.htm ・課税される所得 85 - 68 = 17万円 ・源泉所得税 17万 × 5% = 8,500円 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm ---------------------------------------- 【副収入加算後】・・・確定申告 ・合計所得金額 275万 ・基礎控除 38万 ・社会保険料控除 30万 ・その他の所得控除・・・お書きでないので無視 ・所得控除の合計 38万 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1100.htm ・課税される所得 275 - 68 = 207万円 ・所得税 207万 × 10% = 207,000円 ・源泉所得税 8,500円 ・差し引きして納める所得税 198,500円 ---------------------------------------- 来年の市県民税は、190万の 10% (一律) で 19万円増と思っておけば、大きな間違いはありません。 税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm
お礼
全く知識がなくお恥ずかしい限りです。 ご回答いただきましてありがとう御座います。 自分の理解出来ていない点などをご指摘いただき、勉強になりました。ありがとうございます。
補足
丁寧にご回答ありがとうございます。 補足させて頂きます。 回答を参照させて頂き、当てはめて計算してみました。 給与所得 = 85万 雑所得の金額 = 190万(必要経費はありません) 所得控除の合計額 = 「社会保険 24万」「生命保険 5万 」「基礎控除 38万」 合計 67万 課税給与所得 = 18万 源泉所得税 = 9千 になりました。 (給与所得+雑所得-所得控除の合計額)×税率 に当てはめると、 (85万+190万-67万)×10% =20万8千円-9万7,500円 =11万500円 と言う事になりますでしょうか。 よって 「追加で納める所得税」=11万500円 -「源泉徴収で納付済みの所得税」 に当てはめて考えて、 10万500円でおおよそ間違いないでしょうか。 また、続けて質問になるのですが・・・ ・追加で納める所得税は『いつ、どのようにして』支払う事になるのでしょうか。 また、単純に来年6月から住民税も19万上がると考えると、合計して『30万』ぐらいは税金で支払うと考えて宜しいのでしょうか。 宜しくお願い致します。