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協力的に働く直観
- たとえば、彼らの知見では実験前の参加者への理解力を問う一般的な試験は協力性の保守的な予測をもたらすと考えられる。
- 人における社会的な意思判断の研究では社会経済学者が熟考された行動において典型的な行動をしているためにこのようなことは多く見られると考えられる。
- この研究は、直観がまた新しい環境下での特定の重要性をもち、そしてこの経験は初期の直観を支持もしくは改善することを反映する引き金となる可能性があることを示す。
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>(1) For example, their findings suggest that the common practice of asking participants comprehension questions before an experiment will provide conservative estimates of cooperativeness, because the questioning will put people into reflective mode, which Rand and colleagues have shown is likely to result in them behaving less cooperatively. >たとえば、彼らの知見では実験前の参加者への理解力を問う一般的な試験は協力性の保守的な予測をもたらすと考えられる。なぜならば、この質問は人を熟慮をさせようとする可能性があり、Randらはこの実験では協力性が見られるのは少ないであろうという見解を示した。 「たとえば、彼らの得た知見によるならば、実験前に被験者の理解力を試す質問をしておくという常識的なことが、(実験結果について)協調性に関する従来的な推測を補強する結果を招いてしまうのである。Randらが示した、このこと(=実験前の質問の影響)は、おそらくは被験者を非協力的な態度にしてしまうということと思われる。」 >(2)It may be in many case, such as in studies of people's economic decisions , as economists are typically interested in reflected behaviour. 人における社会的な意思判断の研究では社会経済学者が熟慮された行動において典型的な行動をしているためにこのようなことは多くみられると考えられる。 「(実験観察を行う)経済学者によくある、熟慮の上での個人の行動に興味がある場合には、人間の経済的な意思決定の研究などのように、(被験者をある傾向に誘導してしまうのは)よくあることなのかもしれない。」 >(3)The study also indicates that intuitions may be particularly important in novel situations, and that experience might trigger reflection that either supports or modifies the initial intuitions. Should economic theories based on social motivations take intuitions into account even if the main importance of intuition is (only) in initiating cooperation? >この研究は、直観がまた新しい環境下での特定の重要性をもち、そしてこの経験は初期の直観を支持もしくは改善することを反映する引き金となる可能性があることを示す。社会的動機づけの経済理論はたとえ直観の主な重要性が強調性の開始においてのみのものだとしても原因としての直観を考えなければならないのだろうか? 「この研究はまた、直感が新しい状況下では特に重要となる可能性を示唆しており、それは(それまでの)経験がきっかけとなって、最初の直感を補強しつつ変えていくような熟慮をするようになったからなのかもしれない。社会的動機付けに基礎を置く経済学理論は、たとえ直感の主だって重要な点が協力を開始する(だけの)ことであっても、直感を考慮すべきであろうか?」 >(4)This observation needs to be squared with Rand and colleagues' results : might it be that conditional cooperators are intuitively cooperative and selfish people take a reflected free ride? >この実験はRandたちの結果を検討する必要性がある。 それは条件付きの協力者は直観的に協力的に動き、利己的な人はタダ乗りを考えるのかどうかということである。 「この観察は、ランドらの得た結果と一致させてみる必要がある。つまり、条件次第で協力する者は直感的に協力的になるのか、自己の利益を求める者は熟慮してタダ乗りを狙うのか、ということである。」 P.S. 聞いたことがある話としては、一度限りのゲームでは自分の利益を追求する傾向があり、同じ相手と何度も繰り返すゲームでは協力的な態度に集約していく傾向があるとのことです。以前から、無名の慈善行為者が一人でもいると、恩恵を受けた者が不特定の相手に慈善的態度を示すようになり、次第に集団全体に協力的な態度が生まれることは知られていますね。
お礼
いつもこうして長話になるにもかかわらずご親切に回答解説誠にありがとうございます。 ペイフォワードという映画的な考えが直観的にヒトにも働くという傾向にあるというのが科学的にわかるのは非常に面白いですね。 でもそれを同定する実験系が今後どうやって評価していくのかもご指導を賜った訳から考えさせられました。 またご教授お願い申し上げます。