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慣性モーメント
物理の慣性モーメントについて、本に 球殻:I=m/4πa^2∫(a sinθ)^2)(2πa sinθ)adθ=2/3ma^2 (m=質量、a=半径) 球 :I=m/3/4πa^3∫2/3r^2・4πr^2dr=2/5ma^2 とありました。 計算の途中経過か書いてないのでサッパリ分かりません。 なぜこうなるのでしょう?
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質問にある式の変形ができない、ではなく質問にある式を導くことができない、との前提でお答えします。(積分計算は高校レベルなので問題ないでしょう) 球殻: 厚さのない半径a,質量mの球殻のことでしょう。 この球殻の面積密度をσとすると σ=m/(4πa^2) となります。 対象となる軸に対して極座標を取ります。 θ~θ+dθの部分の球殻の面積dSとしますと、この部分は長さ2πa*sinθ,幅a*dθの帯になりますので dS=2πa*sinθ*a*dθ=2πa^2*sinθdθ となります。 この部分の質量dmは dm=σdS=m/(4πa^2)*2πa^2*sinθdθ となり、さらにこの部分の慣性モーメントdIはこの部分の軸からの距離がa*sinθですので dI=dm*(a*sinθ)^2=m/(4πa^2)*(a*sinθ)^2*2πa^2*sinθdθ 全体の慣性モーメントはこれを足し合わせ I=∫dI=∫m/(4πa^2)*(a*sinθ)^2*2πa^2*sinθdθ です。 球: これは密度をρ=m/{(4/3)πa^3} とおき、同様に計算します。 半径r~r+drの範囲にある球殻の慣性モーメントを求めてそれを足し合わせる(積分する)のですが、ここで先ほど計算した球殻の慣性モーメントを使用します。 半径r~r+drの範囲にある球殻の体積dVは面積4πa^2,厚さdrの殻の体積ですので dV=4πa^2dr となり、この部分の質量dmは dm=ρdV=m/{(4/3)πa^3}*4πa^2dr となります。 質量dm、半径rの球殻の慣性モーメントdIは dI=(2/3)dm*a^2=m/{(4/3)πa^3}*4πa^2*(2/3)a^2dr 後は足し合わせるだけです。
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ご丁寧にありがとうございます。