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作品名と作者を教えてください

昔読んだだ短編です。内容は、 戦国時代、槍の使い手として、名を轟かせた武将とその家来のお話です。 家来が「旦那様の槍と鎧は、すばらしい。一度着てみたい」と願い出て、それを家来に貸して、戦に参加します。 自分は強いのだから、どんな武具でも同じと思い戦うのですが、敵の反応がいつもと違うことに気がつきます。 こんな内容だったと思います。 芥川龍之介かと思ったのですが、作品一覧にも出てきません。 どなたかお分かりの方お教えください。

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  • TANUHACHI
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回答No.2

 こんばんは、夜分遅くに失礼します。 ご質問の作品は菊池寛の『形』です。たしか僕が高校の一年だった頃の現代国語の教科書に掲載されていた作品です。  摂津国の武将中村新兵衛は槍の名人でもあり火のような猩々緋(しょうじょうひ)の服折を身に纏い、唐冠纓金(とうかんえいきん)の兜を着用していたことから『鎗中村』として勇名を馳せていた。  だがある日、いつもの装束を他の人間に貸し、自らはいつもとは違う黒皮縅(くろかわおどし)の冑を着用して戦地に赴いたところ、最後はあっけなく討ち取られて落命した、との内容だったと記憶しています。  猩々緋の服折と唐冠纓金の兜はいってみれば、中村新兵衛の化身的存在ともいえ、彼を象徴する比喩といえます。ですから「猩々緋の服折と唐冠纓金の兜を身にまとった人物=中村新兵衛」との思い込みは「相手の意識と同化している」ことを象徴的に示しているといえます。  そしてその「見かけ(作品中では「形」と呼んでいます)」と「実体」は本来ならば別物であり、それをわかってもいるが、つい忘れがちになり時としてそれは致命的な結果に至るとの至言に満ちたストーリーだったことも印象的でした。 

noname#229064
質問者

お礼

おはようございます。 ありがとうございます。そのとおり、教科書で読んで記憶していたものです。 他の事は忘れてしまいましたが、なぜかこの作品は、頭の片隅に残っており、ふとした時に思い出しておりました。 おかげですっきり解決しました。

その他の回答 (1)

  • kine-ore
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回答No.1

菊池寛の好短編「形」ですね。 「鑓中村」と大豪鳴り響いた中村新兵衛の話です。

noname#229064
質問者

お礼

おはようございます。 長い間気になっており、すっきりしました。 感謝いたします。