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もしそうするならの仮定の意味にはfor ing?

金谷健一のここが変だよ日本人の英語 http://www.suri.cs.okayama-u.ac.jp/~kanatani/papers/iss0302.pdf このpdfの1ページ目左下の部分で、to evaluateは変なのでfor computing/estimatingの方がいいとあります。forにすべき理由がわかりません。 「もしそうするなら」の仮定の意味には for ing、ということは、to 動詞だと必ず実行するというような違いがあるのでしょうか?

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noname#195872
noname#195872
回答No.3

<Can TO and FOR both express purpose?> 目的や用途を示す場合の「to」と「for」の使い分けの基準がここでの質問だと考えると、「to+動詞」の方が明確な目的を示す一方で、「for+動名詞」では機能や用途がより漠然と認識されやすいという印象を持ちます。その前後の言葉(名詞と動詞の両方)、たとえばご質問で論じられている文章にある名詞「algorithm」と動詞「evaluate」の組み合わせから、これが確固たる目的のために確立された手段か、それともいくつかある用途に合わせて適用・応用・流用できるツールとして位置づけるかで、前者なら「to」とすべきか、後者なら「for」とすべきか、を決めたらよいと思います。ご質問にある大学の先生にはここで論じられているアルゴリズムをどう位置づけたいのか、明確な定義や論拠があると思うので、英語の先生としてというより、この領域・分野での専門家として、彼にとっては「for」を使って用途をすこしぼかさないと納得がいかないのだと思います。ただこれを文法上日本語で「 仮定の意味」と呼ぶのは何か落ち着きません。 この「to」と「for」の使い分けの基準について、あるブログに以下の解説がありました。 http://englishwithjennifer.wordpress.com/2011/12/28/student-stumper-32-expressing-purpose/ 「Can TO and FOR both express purpose?」 For example, a butter knife is not used for slicing. It’s only used for spreading butter on bread. However, ... an infitive of purpose is also possible to express a general purpose: A butter knife is only used to spread butter, not slice things. A good distinction ... is that only an infintive of purpose is used in a specific context: I had no knife, so I used a spoon to spread the butter on my bread. (“For spreading” cannot substitute.) ご質問で論じられている「algorithm」と「evaluate」の関係のように、上記の例では名詞「knife」や「spoon」と動詞「spread」の組み合わせから、目的・用途を表すには「to」「for」どちらがいいかを、状況に応じて区別しています。 私はこのアルゴリズムの分野の知識は皆無の一般人で文系ですが英語のモノ書きの端くれとして、以下の指針を持つようにしています。 (1)簡潔な表現にすること。(「to do」は「for doing」より短いから簡潔、だから冗長な「for+動名詞」をなるべく使わない) (2)明確な表現にすること。(「to+動詞」の方が目的が明確、「for+動名詞」だと目的がうすれて聞こえる、だからなるべく「to+動詞」で言いたい事をはっきり伝えるようにする) (3)柔らかい表現にたよりすぎないこと。(「for+動名詞」の方が目的や状況をきっちり限定せずに済むからプレゼンや文章でどちらかというと使いやすい、といって、話の中や論文などの作品の中に「for+動名詞」を多用・濫用しないようこころがける) ご質問にある『「もしそうするなら」の意味には for ing』かということについては、おそらくそうだろうと考え、特に異論はありません。ただ、それだと話や文章が冗長で漠然としがちなので、上記の指針から、わたしは「to+動詞」を使う話し方・書き方をこころがけています。

sommeil
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 引用されたブログは非常に参考になりました。英語の先生でも文献を引っ張ってきて答えないといけないような、微妙な使い分けのようですね。それが分かっただけでも有意義でした。 to/forの使い分けの指針も非常に明確で参考になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • go_urn
  • ベストアンサー率57% (938/1643)
回答No.2

A lot of algorithms have been proposed to estimate the depth of stereo images. 1)見やすくするために、能動態に直し(主語はかりに researchers とします)て比べると  ア)Researchers have proposed a lot of algorithms to estimate the depth of stereo images.  イ)Researchers have proposed a lot of algorithms for estimating the depth of stereo images.  となります。 2)ア)の to不定詞は、目的を表す副詞的用法ですから、have proposed (a lot of algorithms) に掛かっていきます。そうしますと、提案したことの目的が、ステレオ・イメージの深さを測定することになります。そういう場合もあるでしょうが、この英文の著者の言いたいことは、「測定のためのアルゴリズム」を提案した、ということでしょう。そうすると、to 不定詞を形容詞的に使っていることになり、本来なら、a lot of algorithms with which to estimate the depth of stereo images. とすべきものです。略式では成り立つのかもしれませんが、弱点と考えられなくもありません。  いずれにせよ、副詞的ですと、a lot of algorithms が浮いてしまって、意味がすぐに伝わらないうらみがあるのは事実です。 3)対して、イ)の、a lot of algorithms for estimating the depth of stereo images は、for estimating the depth of stereo images が、はっきりalgorithms を修飾していると分かりますので、意味が明快に伝わってきます。algorithms がどんな性格のものかすぐ分かります。 4)ア)がひどい間違いというのではないでしょうが、K氏は、こっちのほうがいいのではないですか、と、英文の編集をしているのだと思います。そしてその編集は正しいと思います。 5)ただK氏のつけている理由は、私にも何のことを言っているのかよく分かりません。たぶん、ご自分の経験知をそう定式化されているのだと思います。    

sommeil
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 これを読むまで気がつきませんでしたが、確かにa lot of algorithmsを修飾するのが意味の上から自然ですね。であればforにすべきであるということになりますね。参考になりました。

  • KappNets
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回答No.1

to 不定詞は近い将来の具体的行動をイメージさせます。for ing を使う場合はもっと一般的・抽象的な議論です。区分は日本人に取って判断が難しい場合もありますので google 検索などで勉強する必要があります。"criteria for evaluating the quality" などと「基準」をいうときは「行動」ではなく一般的な議論です。 挙げられた文献の議論にあるように「深さを評価する」ことは近い将来の具体的行動をイメージさせる文章ですから to 不定詞の方がはっきりベターです:"have been proposed to evaluate/compute the" の方が "have been proposed for evaluating/computing the" よりベターです。「to evaluateは変なのでfor computing/estimatingの方がいい」という意見はおかしいと思います。 備考:"to evaluate the depth" "to compute the depth" はいずれも使われる表現ですが、むしろ前者が一般的と思います。わざわざ後者に言い換える必要はありません。 何か追加で議論があればおっしゃってみて下さい。

sommeil
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「for ing を使う場合はもっと一般的・抽象的な議論」というのは、自分もそのように感じます。 「近い将来の具体的行動をイメージさせる」ので「toである」という理論は、なるほどつじつまが合うと思いました。 大変参考になりました、ありがとうございました。

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