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佐藤守・元空将の話の内容について教えて下さい。
- 佐藤守空将とは、一体誰なのか、その活動や話題について教えてください。
- 南西航空混成団司令の地位や役割について詳しく教えてください。
- 佐藤守空将がE2Cの送還を脅迫したことや、その後の行動について詳しく教えてください。
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アタシに噛みつかれたって困ります・笑。 佐藤氏がなぜクビになったのかの理由についてはご本人に直接伺うのがよろしいかと思いますよ。人前でしゃべるのは嫌いな御仁ではなさそうなので嬉々として教えてくれるのではないかと思います。ただ、「偵察をしたから」ではないと思います。 ご存知だと思いますが、E2Cってのは早期警戒機であって偵察機ではありません。いわば空飛ぶレーダーです。なんでE2Cにこだわったのでしょうね。他にも航空機はあったでしょうに。某議員のように「E2Cじゃなきゃダメなんですか?」と聞きたくなるところではあります。 ところで、佐藤氏はWikiにも載ってるんですね(http://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤守)。元戦闘機パイロットだそうで、何冊か著作をお持ちのようです。中には「実録・自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO」なんてちょっと香ばしいタイトルのものもありますが、アマゾンのレビューによると思ったほどアレな本ではなさそうですね。 経歴では「退官」となっているので、クビではないですね。辞表を書かされたってことでしょう。まあ本当に解雇された人ってのは人前で「僕はクビになりましてね」なんていいませんからね。常識的に考えれば、偵察したことより、上官を脅したことが逆鱗に触れたと考えるべきでしょう。ただし、その「脅した」ってのもご本人のお話なのでどの程度「脚色」が入っているかは分かりません。 田母神さんの話題になった「論文」の全文を読んだことがありますが(靖国神社の前で配っていた憂国の士がいたのでもらってみました)、ま、なんというか中二病の読書感想文です、あれは。まあ民間出版社のイベントですし、聞くところによると田母神さんは落語好きで有名な方なんだそうですので、ある種のジョークとして書いたんじゃないかって気がしてなりません。空自のお偉いさんは佐藤氏と田母神氏しか知りませんが、ずいぶんとユニークな人が多いなという気はします。 東日本大震災のとき、自衛隊が実に理路整然と混乱することなくかつ迅速に展開したと思いませんでしたか。このとき陸海空の三軍を統括する統合幕僚長にいたのが陸自の折木良一氏です。折木氏は三軍を迅速に展開しつつ米軍の「トモダチ作戦」とも協調をとりました。ああいう不測の事態に沈着かつ適切に指令を出すってすごく難しいんですよ。しかし震災のとき、「米軍がヘリコプターで物資を届けてくれたのに、後から自衛隊のトラックが同じ物資を持って来た」なんて間抜けな話はほとんど聞かなかったですよね。少なくとも私はそういう話を聞いたことがありません。 それは命令(指示)がきちんとかつ冷静に出されていたからです。ああいう不測の事態のときに「デキる上司」かそうでないかの違いが大きく出るのです。関係者の間でも「よくぞあの人がこういうときに統合幕僚長でいてくれた」といわれたそうです。わたしゃ、政府の目も当てられないパニックっぷりに「自衛隊がクーデター起こして、当分この人(折木統合幕僚長)が首相になってくれないかなァ」と思ったほどです。 陸自ではイラクに派遣された「ヒゲの隊長」こと佐藤正久氏が今は自民党議員をやっていますね。ああいう会合にホイホイ顔を出すことはせず(自民党の女性議員がいらっしゃっていたようですが)、今回の尖閣問題でもマスコミに面白半分にペラペラしゃべるようなこともしていません。自分の立場をよくわきまえてらっしゃると思います。ここでマスコミの前で勇ましいことをいえばネット右翼から絶大な支持を得るとは思いますが、そんなものは要らないということなんでしょう。 元々航空自衛隊は旧陸軍航空隊と旧海軍航空隊が合体して作られた組織です。で、そのときのエピソードなんですが、旧陸軍航空隊出身者というのは順調に集まったのですが、旧海軍航空隊出身者の隊員がなかなか集まらない。なんでも、隊員に「お前、空自に行くか?」と聞くと「自分は海軍に入営したのでありますッ!陸の奴らなんかと同じ制服は着たくありませんッ!」なんていう連中が続出したそうで。でも部下も部下ならそれを聞いた上官も「よくぞ言ったッ!それでこそ海軍軍人だッ!」といったそうで。なんか今でもそういう文化が海自にはあるそうですよ。 あと蛇足ついでにもうひとつ面白いエピソードを。私の友人は船乗りになったのですが、海運業界というのは戦争中に実にひどい目に遭ったんですね。当時の輸送船などの船乗りの死亡率は実に50%に達したそうです。これは陸海軍軍人の戦死率(20%ちょっと)を大きく上回る数字です。ガダルカナルの戦場にいるより輸送船の船乗りのほうが危険なんです。なにしろ、帝国海軍というところは船団護衛っつーのに文字通り無関心だったので輸送船はボカスカ沈められました。 で、その怨みつらみは今でも民間海運業界には残っているそうで、私の友人も「あいつら(海自)は1人でできる仕事を3人がかりじゃねえとやれねえんだ」なんていっていました。世界各地で海賊が出て、私が「海賊も怖いよな。海自に護衛してもらいたいよな」といったら「どうせ頼りにならん」と一刀両断でしたよ・笑。
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- eroero1919
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あたしゃあ右回りの人じゃないんですが。 1. 「橋本総理大臣に見せるため云々」という話があるので、1996~97年の橋本政権時代の話と思われます。自衛隊の世界では話題になったかもしれないですが、世間一般には何も知られることはなかったですね。 人知れず処分された話には、1976年に函館空港にソ連(当時)軍機が亡命するという事件があり(Mig-25亡命事件)、そのときに「Mig-25を奪回もしくは破壊するためにソ連軍の特殊コマンド部隊が攻撃してくる」という情報が入りました。しかし当時政界は三木内閣だったかな?とにかく政争の真っただ中でそのときに「万が一に備えて自衛隊に準備をさせたい」なんてことは逆立ちしてもできない。危機感を募らせた現場の連隊長が独断で実弾を準備したという事件があったそうです。これは命令違反であると共に、一歩間違うと「自衛隊が独断で戦争を始めようとした」ということにもなりかねなかったため、関係者は極秘のうちに処分され、その話はその後20年くらいタブーの話になったそうです。 2. 航空自衛隊には大きく分けて、「北部航空方面隊」「中部航空方面隊」「西部航空方面隊」「南西航空混成団」の4つの部隊があります。名前を見ると一目瞭然ですが、南西航空混成団だけが「方面隊」という名前ではなく「混成団」という、なんか「混ぜモンです」みたいな名前になっています。 他の方面隊に比べると南西航空混成団は規模が小さい部隊となっています。つまり4つの中で第4位のランクになるということになります。 3. 詳しいことはよく分からないですが、どうも中国軍の航空機が来るからそれに対抗するためにE2Cを貸してくれと迫ったようですね。氏は自慢げに「脅迫した」といっていますが、なんというか支社長が本社の人間を脅迫するなんてのはサラリーマンの世界でも「あっちゃいけないこと」ですね。ましてや軍人なのですから、軍隊の世界というのは「上官には絶対服従」するものです。 E2Cを高高度にあげたというのは、台湾と中国のレーダーに映る場所にわざとE2Cを飛ばしたみたいです。台湾からはすぐ迎撃の戦闘機が来たみたいですが、なぜか中国空軍の戦闘機は来なかったとおっしゃっています。それがわざと来なかったのか「レーダーが作動していなかったのか」とジョークをとばしていますね。 ただ、それは96年頃の話なのでもう16年も前の話です。その後中国空軍は急速に近代化を進めていますので「当時は中国空軍がださかったから今もださい」とは限りません。当時中国空軍が持っていなかった早期警戒機も今は持っています。 クビになったのはまあ本人が自慢げにいっているので誇張していると思いますが、要するに上司を脅迫して外国を挑発するようなことをしたんですからそりゃ辞めさせられるでしょう。軍人が勝手に戦争をおっぱじめたらそれは昔の日本陸軍と同じです。 4. その部分は編集されカットされたようですね。 5. 自衛隊の基地を作るなら、地元の人の同意を得なければなりません。土地も買うか借りるかしないとね。沖縄はかつて戦場になって沖縄県の人々には旧日本軍に対する反感が強いことをお忘れず。「また沖縄が戦場になるかもしれないから自衛隊の基地を作らせてよ」といって同意する沖縄県民がいるとは思えません。 6. 「正常な軍人」なるものがどんなものと定義するかが分からないのでコメントしません。ただし、軍人が政治に首を突っ込んで暴走して収拾がつかなくなったのが満州事変から太平洋戦争までの一連の流れです。
お礼
ご丁寧なご回答ありがとうございます。私は左巻きではありませんし左の雰囲気を取り入れながら自分もインテリに見せたいと思うほど中身のない詐欺師でもありません。 (4)「やっぱりこいつら××かっ」と言っている部分が聞き取れないという質問をしたのですが、アレは編集によって聞き取りにくいのですか。 (3)誰も戦争をおっぱじめようとはしてはいませんよね。たまには侵入者を撃ち殺さないとそれこそ我慢ばかりでは最悪の爆発をしちゃうんじゃないでしょうか。 E2Cが首になるというのは自衛隊の仕事としては偵察をしていないというだけのことでしょう。自衛隊はお役所仕事だということです。偵察しなければ首にならないという方が正常な軍隊ですか? 戦争をご心配のようですが、軍隊としては使い物にならないと思います。偵察したら首なんでしょ。日本海軍が大敗北したから多くの日本人が死んだのです。日本海軍が勝っていれば日本人はそんなに死ななかったのです。戦争が悪いんじゃなくて克てなかった事が悪いのです。なぜ勝てなかったか。その一つは偵察を軽視したからでしょ。正常な軍人は偵察を重視すると思います。式典でパッパカパーをしている自衛隊は本務を果てし邸内という事です。おまけを言うと、上層部である参謀本部や軍令部の指示を墨守した事によって戦死者が無駄に増えたのです。もしその時に中国軍に大きな動きがあってそれを見過ごしていたら、と考えるのが軍部であり、国防です。 (5)回答者さんは沖縄の人ですか。自衛隊の上層部は沖縄県民ばかりなのでしょうか。旧日本軍と自衛隊の区別の仕方を教えないといけないとか。 (6)満州での暴走は、関東軍の暴走ですから。政治に首をつっこんだとはまたちょっと違います。軍部にいる公務員を首にできなかったからでしょう。軍部の公務員なしでは国の運営に支障があるという。佐藤さんは首になったけど、年金や増税を拡大する役所では首にならないから暴走しています。 この質問を陸海空のどこが一番(回答者さんの定義による)「暴走するか」としてもいいですよ。田母神さんは空自のトップですし。 いやみではなくて、ご回答は非常に参考になります。 実弾を準備したら首になるわけですか。それがしかも、報道規制されるわけですか。なんなんだこれは。 コマンド部隊が来ないという情報があっての首なんでしょうかね。 「脅迫」したその文句を知りたいですね(笑)不倫ばらすぞチョッパリじゃないでしょうから。
お礼
ご回答ありがとうございます。噛みついたのではありません。困らせてしまったのでしたら申し訳ありませんでした。 (No.1の回答) >『要するに上司を脅迫して外国を挑発するようなことをしたんですからそりゃ辞めさせられるでしょう。軍人が勝手に戦争をおっぱじめたらそれは昔の日本陸軍と同じです。』 私はそれでは納得できないものでして。私の返答は、そこらへんを伝えようとしました。帝国陸海軍と佐藤守さんはやはり大きく違うでしょう。中国軍が攻めて来たらお任せ下さいという趣旨の演説じゃありませんか。攻めようとしているんじゃなくて、防御側として、守り方を考えるために、守りを成功させるために(絶対に把握しておかなければならない!必須の)敵情を探っているのですよ。それが偵察活動です。それをしたら首になるというのでは自衛隊は何の情報収集もしていないメクラツンボの組織です。目隠しして何をできるというのですか。ご教示いただいた映像は編集済みという点ですが、あれは差別用語じゃないでしょうか、勘ですけど。私は軍事の知見だと思ってそれを知りたかったのですがどうも・笑。ネット右翼から空自が支持を得すぎてしまうから自粛したのでしょう・笑。 首になった理由を佐藤守さんに直接聞けというご助言はナンセンスです。回答者さんは、中国軍がどんな状況でどう行動するかを中国軍に聞いて来て、佐藤守さんに教えてやって下さい。 自衛隊を偵察もできない障害者訓練施設状態にしておくと、もっともっとユニークな将兵が誕生すると思います。 統合幕僚長が現場司令官だったら、誰が参謀本部長なのですか??? 作戦や戦略を考える能力の高さが問題なのです。 補給艦の活動も何も世界最高の完成度ですよ。そういうのは戦闘の技術であって、どこにどんな敵がどう行動するからこっちはこうしてああしてというのが統合幕僚長の仕事ですよ。陣頭指揮の能力はみんなあるんですよ。自衛官は米兵より練度が高いのですから。 大震災で暴動が起こっていたら理路整然と行動できましたかね。 そこが戦場で敵が攻撃してくる修羅場だったら米軍抜きに作戦を成功させられますか。 E2Cを飛ばしたらなんでいけないの? 海自の文化についてのお話ありがとうございます。制服の好み、自分の集団への想いで、「それでこそ海軍軍人だ」というのでは……。死んでも構いません。出動させてください。それでこそ海軍軍人だ、ならいい話です。私が聞きたいのは陸海空の間におけるそういう話です。あくまでたとえですが、空自パイロットに言わせると、海自は腰抜けの集りだとか、です。 そのエピソードは浅学の私もたまたま存じあげていました。輸送船ではなく、輸送船「など」の方が死亡率が高かったのです。漁船でも何でも構いません。それにはそもそも護衛などつきません。 なんで、漁船などが執拗に撃沈されたか、知っていますか? >『世界各地で海賊が出て、私が「海賊も怖いよな。海自に護衛してもらいたいよな」といったら「どうせ頼りにならん」と一刀両断でしたよ・笑。』 そういう話を(陸海空の間で)聞きたかったのです。ありがとうございます。頼りになる海自になるために何が必要ですかね?それぞ海軍軍人だという海自に佐藤守さんや田母神さんがいますかね。ネット右翼が喝采している理由はその程度だろうと思いますが、私の場合は、佐藤守さんのような一例によって空自の方はある程度信頼できるのです。つべこべいわずに、専守防衛でも、迎撃してもらわなかったら間に合わないのですよ。むしろ専守防衛の方が独断行動する必要がありますよね。私からのエピソードは、アメリカの核ミサイルの発射ボタンは、大統領とミサイル基地の軍人の両方に押す権限があるのです。ロシアは知りませんがソ連はそうなっていなかったのです。中国もそうでしょう。アメリカが最強である理由は、アメリカ人の民度が高いからなのです。日本は偵察しただけで首になるのが当然という民度なのです。命令系統を無視して、佐藤守さんが、人命救助したら、首になりましたかね、それは軍人として軍規違反ですかね?偏向していたら平和ボケです。偵察や索敵が人命を救うのです。護送船団に必要なのは護衛艦よりも情報です。 現在の自衛隊で満足されているご回答者さんの定義する「正しい軍のあり方」ではダメだという事実をご友人が教えてくれたんじゃないのですか。 余談ですが、佐藤守さんや田母神さんより、石原知事の方が、戦前の欠点を引きずっていますよ。石原さんは朝鮮人とズブズブになって、シナとアメリカに立ち向かう大東亜共栄圏の右翼タイプです。空自にそんな馬鹿はいないでしょう。合理的じゃないと制空権は得られません。議員や首長や保守系メディアと違って、空自の元幕僚の方は、正論です。クーデターを夢想した回答者さんの真似をすれば、空自OBは合法的に都知事に立候補すべきです。国会議員ではダメです・笑。 からんでいるわけではありませんので、ご理解下さい。ご理解していただける方だと思って以上のような文章を書いております。 とても楽しく勉強させていただいていいます。面白い話などご存知でしたらまたお聞かせ下さい。 少しづつ質問が解決に向かっていると思います。重ねて感謝申し上げます。