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「何でもない」と「何もない」の区別を
例えば、他人に「どうしたの?」と聞かれる場合、 答えは時々「何でもない」と「何もない」があります。 しかし、文法から言うと、「疑問詞+も+否定」、「疑問詞+でも+肯定」となっています。 なぜ「何でもない」が出てきたのですか? そして、「何でもない」と「何もない」の区別は何ですか? 教えてください。
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「どうしたの?」と聞かれた場合、「何でもない」と「何もない」の答えもあります。 この「なに」は代名詞であって、疑問詞ではありません。 「おーい。なにをだしてくれ」「何かおいしいものちょうだい」というときの「なに」でもありません。 「なんでもいいから速く歩け」「何からなにまで」というときの「なに」と同じ使い方です。 「何でもない」と「何もない」は、「○○でもナイ」「○○もナイ」といういい方ですが、「+否定」ではあっても「+肯定」にはなっていません。 「でも」は、いろいろあるのですが、ここでは副助詞なのでしょう。なにと接続する場合は、「なんでも」と音便化して、総括するときに使います。 「何でもいいから」は、いずれでも同じ、どれでも構わないという意味で使うことが多い。 「何でもないから」は、どのような問題も発生していないという意味で使うことが多い。 一方「何もないから」は、何一つもないという意味で使うことが多い。 「何でもない」「何もない」の使い分けは 「何でもない」:状況や事態に特別なこと、異常なことは起きてない、気にする必要はないという意味を込めるときに使う。 「何もない」:存在しない、カラ(空)である、ナイということを強調するときに使う。 他人に「どうしたの?」と尋ねられたのであれば、状況に何かの問題があるのか、問題を抱えているのかを心配されていると解釈できるので、Don't worry 「何でもない」が一般的な返事です。 「何もない」と答えた場合、Don't worry 「何でもない」の意味だろうと推定してしまうことは可能ですし、もともと心配して声を掛けたのですから「品物があるかないか訊いたんじゃないよ!」などとは言わないと思います。 「何も分からない、何も起こらない、何もない、どうにでもなれ」のような場合は、他人からの声がけに対する反応返事ではなくて、むなしい思いを言葉にしているだけですから、「何でもない」は不適切で、「なにもない」の方がまだマッチしています。 「何でもない」が返事として出てきたのは、心配してくれていると感じ取ったからです。
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- marisuka
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文法的に言うなら 「何もない」はAもないBもないCもない、すべてが「ない」。 「何でもない」は他にAとかBとかCとか「ない」物が考えられるけど、それらと同じで求める物もやっぱり「ない」んだよ。 「も」は他に同様の物があることを示す。 「でも」は他を類推させる、または例を示す。 言ってることは同じです。「でも」の方が一文字多い分、ややきつい言い方かな。強い言い方を求めた結果、生まれた言い方じゃないかと思います。 でも要は、言ってる人の気持ちによる言い方次第。 「何もない」であっても「何もない!」と言えば、本当は何かあるんでしょう。 区別としては、「何でもない」の方が、本当は何かあるんだよ、という気持ちを言外に表しやすいと思います。多くの人がそう使うのではないでしょうか。
- ゆのじ(@u-jk49)
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「どうしたの?」「何でもない」(どうということはない・気にすることはない・気にしてもらうほどのことではない) 「何かあったのか?」「何もない」(別段、答えたくはない・特に、君には答えたくはない・有るか無いかと問われれば、君には無いという他あるまい) というのが、適正な応答というものです。
- lions-123
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>「何でもない」と「何もない」の区別を 例えば、他人に「どうしたの?」と聞かれる場合、 なぜ「何でもない」が出てきたのですか? そして、「何でもない」と「何もない」の区別は何ですか? ↓ 使用シーンを連想してみてください。 イントネーションやアクセントでも異なりますが、 何でもないは、やや曖昧な否定、聞かれた相手に気を使っていたり、否定しながらも含みを持たせた表現に使われている。 また、区別は 「何でもない」→問われた事に何か思い当たる&該当する事はあるが、大した事はないor気に掛ける程でなく無いに等しい。 「何もない」 →問われた事に何も思い当たる&該当する事が無い。
文法のことはさっぱりわからないので、私の中での区別ですが…。 「何もない」は何も考えていない。ただぼんやりしているだけで 「何でもない」は何か考えていたけど、人に言うほどのものじゃないときや、 言えないとき(妄想しているときとか)に使うのだと思います。 あと、「何もない」だときつい感じがするから「何でもない」と言うほうが多いのかなと思っています。