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手に (1)入(い)れない (2)入(はい)らない (3)入(はい)れない
よろしくお願いします。 ■これは珍しいものなので、なかなか手に _______ 。 (1)入(い)れない (2)入(はい)らない (3)入(はい)れない 答えはもちろん(2)番なのですが、解説に苦しんでいます。 (1)「いれない」を肯定文にして考えました。 「手にいれる」…【自動詞】努力をして、あるものを自分のものにすること。 改めて否定形を考えると、意味は、「努力してあるものを自分のものにしないこと」となると思います。だから、全体の文章の意味がおかしくなり、(1)は不的確だと思います。 (2)「はいらない」を肯定文にして考えました。 「手に入る」…【他動詞】努力無くして、あるものが自分のものになること。 改めて否定形を考えると、意味は、「努力無くして、あるものがあるものが自分のものにならないこと」となると思います。だから、全体の文章の意味が通り、(2)は的確だと思います。 (3)「はいれない」の元の形を考えました。 「はいる」→可能→「はいれる」→否定→「はいれない」 となり、「手にはいる」という文章を不可能の形にした「手にはいれない」が的を得ているような感覚に陥ってしまいました。 私のこれまでの考え方は、根本から間違っているのでしょうか。 それから、(3)はなぜ不的確なのか、説明をしてもらえませんか。 この問題は、どのように解説をしたらいいのでしょうか。 (悩みすぎて、良く分からなくてなってしまいました…。)
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こんばんは。 > (3)「はいれない」の元の形を考えました。 > 「はいる」→可能→「はいれる」→否定→「はいれない」 > となり、「手にはいる」という文章を不可能の形にした「手にはいれない」が的を得ているような感覚に陥ってしまいました。 明鏡国語辞典によりますと以下のようになっています。 はいる【入る】〈自五〉 [可能]はいれる(⇒参照 はいる(9)) 【入る】 (9)中に収め入れることができる。 「この瓶には一リットルの液体が【はいる】」 「詰め込めば百人は【はいる】(=はいれる)」 「もっと物が【はいる】(=いれられる)物置がほしい」 ◎【語法】可能動詞「入れる(はいれる)」は《人》の場合。《物》の場合は「入れられる(いれられる)」を使う。 (人)・有名大学に【はいる(自動詞)】⇒【はいれる】(可能)⇒【はいれない】 (物)・新しい品が手に【はいる(自動詞)】⇒【いれられる】(可能)⇒【いれられない】 質問者様のおっしゃる「可能」とその「否定」形は間違っていませんが、通常は物の場合には「はいれる」「はいれない」は使われない(「いれられる」「いれられない」が使われている)ので、聞きなれないために違和感を覚えられたのではないでしょうか。 (参考) ・息子を有名大学に【いれる(他動詞)】⇒【いれられる】(可能)⇒【いれられない】 ・新しい品を手に【いれる(他動詞)】⇒【いれられる】(可能)⇒【いれられない】
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- c2662fly
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いれる:他動詞、意思動詞 はいる:自動詞、無意志動詞 いれられる:可能動詞、無意志動詞 はいれる:可能動詞、意志動詞 ■これは珍しいものなので、なかなか手に _______ 。 ×いれない ○はいらない ○いれられない ×はいれない ということで、無意志動詞だけが当てはまることになります。 自分の意思でどうにかできるものではないから、無意志動詞が結びつくんでしょうね。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 <原型> <原型の否定> <可能> <可能の否定> [他]いれる・・・いれない・・・いれられる・・・いれられない 【意志】 【意志】 【無意志】 【無意志】 [自]はいる・・・ はいらない・・・はいれる・・・はいれない 【無意志】 【無意志】 【意志】 【意志】 (見づらくてすみません。) これであっていますでしょうか? 意志動詞と無意志動詞について、分からなくなってきました。 別のトピックでまた質問させてください。 お時間があれば、ご回答をお願いします。 ありがとうございました。
- lyrics
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こんにちは。No.3です。 ご参考までに、手に「(2)入(はい)らない【自動詞】」と「入(い)れられない【他動詞】」の比較を書いておきます。 ------------------ 可能表現とは、可能と判定する主体者側の意識であって、同時に、その対象が期待に応え得る状況にあると認識する主体者側の心の問題である。そのため、対象が可能な状態にあるといった積極的なとらえ方をせず、自ずと可能な状態にそのものがあるとの認識に流れやすい。 △四十肩で腕が挙げ【られ】ない(他動詞)/新幹線の窓は【開けられ】ない(他動詞)/屋上に上がらなければ富士山は【見られ】ないよ(他動詞) と「~られる」の可能表現で述べるよりは、自ずとそのような状況にあるという姿勢で、 ○四十肩で腕が【挙がら】ない(自動詞)/新幹線の窓は【開か】ない(自動詞)/屋上に上がらなければ富士山は【見え】ないよ(自動詞) と自動詞で表現する方が、より自然な日本語となる。『助詞・助動詞の辞典 東京堂出版』 ------------------ これはご質問の例文にも当てはまるのだと思います。 ■これは珍しいものなので、なかなか手に(△いれられない【他動詞】/○はいらない【自動詞】) ┌────────┐ ※ なお、この自動詞による自然可能的な表現は、《能力所有》の可能に限られ、「雨が吹き込むから窓は【開けられ】ない」のような《許容性の可能》では、自動詞への置き換えは許されない。 ◎可能文型と自動詞文型との関係 (1)子供でもこの映画館には【はいれる】(非意志)〈自動詞〉《能力所有》 ⇒子供はこの映画館には【はいれない】(非意志)〈自動詞〉《能力所有》 ⇒子供はこの映画館には【いれられない】(意志)〈他動詞〉《許容性の可能》 (2)危険物でもトランクに【いれられる】(意志)〈他動詞〉《許容性の可能》 ⇒危険物はトランクに【いれられない】(意志)〈他動詞〉《許容性の可能》 ⇒危険物はトランクに【はいれない】(非意志)〈自動詞〉※不可 物の場合は、人の意志を介して動作するため(非意志)〈自動詞〉は不可となる。 └────────┘ × バナナは遠足のおやつに【はいれない】 ○ バナナは遠足のおやつに【いれられない】 ということではないでしょうか。
お礼
別の角度からの解説をありがとうございます。 「【能力所有】の可能表現は、他動詞よりも自動詞を使うほうがより自然な日本語となる。ただし、【許容性】の可能表現は、当てはまらない。」のですね。 時間をかけて、繰り返し読ませて頂きました。 しかし、「意思」と「非意思」で躓いてしまいました。 また別のトピックで質問させて頂きます。 お時間があれば、またお願いします。 ありがとうございました。
- ongakuko
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すみません、No.1です。最後の一文、動詞の読み間違いで、間違えてしまいました。 >(2)と(3)は入(はい)る(自動詞)と入(はい)れる(他動詞)、動詞の違いです。 (2)は自動詞、(3)は(2)の可能形ですね。
お礼
ありがとうございました。
- ongakuko
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(3)「手に入(はい)れない」 は根本的にそんな日本語滅多に使いません。 まず、この日本語が正しい場合は下記のような光景があります。 --------------------------------------------------------- 大きな手があります。その手の中に入りたい。 でも、入れない。 「手に入れない」 ---------------------------------------------------------- <「~に入(はい)れない」の例文> ドアが小さくて部屋に入れない トイレに人がいて入れない (1)入(い)れない →入れることも入れないこともできる。選択可能 (2)入(はい)らない→入ることができない。選択不可。不可能。 (3)入(はい)れない→入ることができない。選択不可。不可能。 (2)と(3)は入る(自動詞)と入れる(他動詞)、動詞の違いです。
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。 ★これは珍しいものではないから、簡単に手にはいる。 この場合、「はいる」を用いるべきですが、 否定文にした時・・・↓ ■これは珍しいものなので、なかなか手に _______ 。 「はいる」→可能→「はいれる」→否定→「はいれない」 と考えたときに、どうして「はいれない」が不的確なのかが分からないのです。 「はいれない」は、「はいる」を可能の形にし、否定の形にしたものですよね。 「はいる」は使えて、「はいれない」は使えないというのはどうしてでしょうか。 また、 ■これは珍しいものなので、なかなか手に _______ 。 (1)入(い)れない (2)入(はい)らない (3)入(はい)れない の解答は、(2)「はいらない」 です。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 大変良く分かりました。 ■これは珍しいものなので、なかなか手に _______ 。 (3)入(はい)れない これが使えない理由は、おっしゃる通り、 ◎【語法】可能動詞「入れる(はいれる)」は《人》の場合。《物》の場合は「入れられる(いれられる)」を使う。 という法則があるからなのですね。 自動詞【入る(はいる)】は、《人》でも《物》でも使えるのに、可能の形になると、それぞれに適した形に変わるというわけですね。 ここがポイントですね。納得です。 私は日本語が母語ですから、このような問題を解くとき、「不自然だから」、「聞いたことがない」、「普通は使わない」などを理由にして感覚的に正解を導くことができます。 しかし、学生や他の国籍の先生方に説明を求められたとき、上記のような理由では、納得してもらえないのです。 私自身も、文法的に、客観的に説明をするように心がけています。 大変勉強になりました。ありがとうございました。