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中国安東での人民裁判
戦後直後の中国安東で行われた人民裁判について調べようと思っています。(日本人が大量に処刑されたらしい) 参考になりそうな書籍・文献などご存知でしたら教えてください。 また、この裁判の概要(問題点)を簡単に解説していただけるとありがたいです。
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旧満州安東市では1945年末ごろ300人を超える日本人(安東省次長、官僚、教師、企業幹部など)がこの人民裁判によって公開処刑されています。 同じような人民裁判による日本人の大量処刑は満洲の各地(通化、ハルビンなど)でおこなわれ、その総数は2000人を超えるといわれています。 「人民裁判」とはどのような裁判だったかご存知でしょうか。(問題点がおのずと分かるはずです。。。) まず、被告を市内の目抜き通りを引き回し、市内中央の広場に設けられた演台に立たされます。裁判長としての共産党幹部が、集まった群集に問いかけます「人民諸君!この男は有罪か!」この問いかけに、党員たちにアジられた群集が「殺(シャー)!殺!」と叫ぶと、裁判長は「では死刑。。。次っ」と掛け合い漫才の呼吸で筋書き通りの結論に持ち込むといったものでした。そこには法律もへったくれもありません。彼らにいわせれば「これが最も民主的な裁判」ということになるのでしょうが。。。 【参考文献】 藤原作弥「満洲、小国民の戦記」現代教養文庫 若槻泰雄「戦後引揚げの記録」時事通信社 満蒙同胞援護会編「満蒙終戦記」河出書房新社
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- Sikabu
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回答No.2
No.1の方が回答した内容は、単純に処刑時の様子。 被告は、誰でもいいではないです。戦争の指揮者或いは責任者は、罪が明白のため、しかも、被害者が大勢いる、 その場合、公開処刑の形で行われている。
質問者
お礼
ありがとうございました!
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