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連続群論の正数εの存在の理由について
- 連続群論において、正数εの存在が保障される理由について説明します。
- 連続関数f(s,t)が定義されている正方形I*Iはコンパクトであり、その性質から正数εの存在が保障されます。
- 任意の点(s_0,t_0)∈I*Iにつき、点f(s_0,t_0)の適当な正則に被覆される近傍U(s_0,t_0)は|s-s_0|≦ε、|t-t_0|≦εなるすべての点f(s,t)を含む、ε=1/n、ただし、nは自然数、としてよい。
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f(I*I)の任意の開被覆{V(f(s,t))}_{(s,t)∈I*I}に対して、 次の性質をもつ正数εの存在が保障される。: |x-s|≦ε,|y-t|≦ε となる任意の2点{(s,t),(x,y)}⊂I*Iに対して、 {f(s,t),f(x,y)}⊂V(f(s_0,t_0)) となる(s_0,t_0)∈I*Iが存在する。 ε=1/n、ただし、nは自然数、としてよい。 {V(f(s,t))}_{(s,t)∈I*I}をf(I*I)の任意の開被覆とする fは連続だから G(s,t,n(s,t))={(x,y)∈I*I||x-s|<1/{n(s,t)},|y-t|<1/{n(s,t)}} f(G(s,t,n(s,t))⊂V(f(s,t)) となる自然数n(s,t)が{(s,t)に関係して}存在する ε(s,t)=1/{n(s,t)}とする I*I⊂∪_{(s,t)∈I*I}G(s,t,2n(s,t)) {G(s,t,2n(s,t))}_{(s,t)∈I*I}はI*Iの開被覆で I*Iはコンパクトだから I*I⊂∪_{k=1~m}G(s_k,t_k,2n(s_k,t_k)) となるI*Iの有限開被覆{G(s_k,t_k,2n(s_k,t_k))}_{k=1~m}が存在する n=max_{k=1~m}(2n(s_k,t_k)) ε=1/n とする. |x-s|≦ε,|y-t|≦ε となる任意の2点{(s,t),(x,y)}⊂I*Iに対して、 (s,t)∈G(s_k,t_k,2n(s_k,t_k)) となるkが存在するから |x-s_k|≦|x-s|+|s-s_k|<ε+1/{2n(s_k,t_k)}≦1/{n(s_k,t_k)} |y-t_k|≦|y-t|+|t-t_k|<ε+1/{2n(s_k,t_k)}≦1/{n(s_k,t_k)} (x,y)∈G(s_k,t_k,n(s_k,t_k)) ∴ f(x,y)∈V(f(s_k,t_k)) f(s,t)∈V(f(s_k,t_k))
お礼
ありがとうございます。 内容はゆっくり読んで見ます。