Cell 10 June, 2011 p851-862のissueから引用して改変された文章を読んでいます。
(1)This ability to self-renew sets stem cells apart from their more differentiated progenitor cell progeny.
この自己再生をするための能力はこれらのさらに分化した前駆細胞の子孫とは別に幹細胞をセットする。
と訳しましたがありません。頻繁に幹細胞の実験においてこういうsetという言葉を目にしますがこの文章の場合ではどういう訳の方法が一番適切なのでしょうか。
(2)In cases where levels of gene expression fluctuate,
遺伝子発現摂動の度合において
と訳しましたがこのfluctuateも頻出単語だと思いますがどういう風に訳してどんな意味をなすのかが分かりません。ご教授お願い申し上げます。
(3)As a result, it is usually unclear to what extent in vitro behavior can be extrapolated to the tissue contex.
この結果より、組織成分へ外装することが出来る生体外の挙動がなんなのかということはわからなくなった。
でいいのでしょうか。
(4)In vertebrates, the method relies upon the development of a transgenic system in which Cre-recombinase can be expressed or activated in a drug-inducible dose-dependent manner.
脊椎動物において、この方法は薬物誘導型用量依存様式で発現もしくは活性することが出来るCre組み換え酵素において遺伝子導入系の発生に依存する。
in whichの訳の仕方が不安です in が付いているとwhichとどう変わるのでしょうか。
>(1)This ability to self-renew sets stem cells apart from their more differentiated progenitor cell progeny.
「この自己複製能力が、幹細胞をして、それから分化した前駆細胞(幹細胞から分化途中の細胞)とを別つものである。」
>(2)In cases where levels of gene expression fluctuate,
「遺伝子発現にゆらぎがある場合、」
遺伝子複製が不安定だということでしょうね。
>(3)As a result, it is usually unclear to what extent in vitro behavior can be extrapolated to the tissue contex.
>この結果より、組織成分へ外装することが出来る生体外の挙動がなんなのかということはわからなくなった。
>でいいのでしょうか。
「その結果として、体外での反応の範囲により組織内での状況を推定することは、通常は難しい。」
試験管の中での実験では、生体内での反応を推測するのは、普通は難しいということですね。生化学、生理学では、半ば当たり前のことです。
>(4)In vertebrates, the method relies upon the development of a transgenic system in which Cre-recombinase can be expressed or activated in a drug-inducible dose-dependent manner.
「脊椎動物の場合、Creリコンビナーゼ(酵素)の発現、ないしは活性化が薬物誘発性で投与量依存性があるため、遺伝子操作技術開発は、そのことに左右されてしまう。」
遺伝子組み換えが、それを可能にするなんらかの化学物質に左右されやすくて、難しいということだと思います。
お礼
(3)(4)でin vivoとは違い、分子レベルでのメカニズムをケミカル的に人の手で解明(in vitroで)するということは非常に難しいということなのですね。 ゆらぎ=不安定でようやく摂動という逸脱した訳から逃れられました。 ありがとうございます。