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現代の経済の根本的欠点と解決策の指摘をお願いします
あくまで根本的な部分、つまり前提とする部分への問題提起及びそれに対する答えをお願いします。 欠点の指摘と解決策は1セットとし、片方のみの回答はご遠慮願います。 調べればわかるのかもしれませんが、できるだけ難しい用語は避けていただけると助かります。
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何が「根本的」なのか? という議論をすると話がややこしくなってしまうのですが、経済がどのように進展してゆくかを研究する経済学理論の大部分は、「市場の参加者である一般消費者や企業は経済がどうなってゆくか知らないし知ろうとしないし、知ることができない。」ということが前提になっています。ですから、市場や経済に関する知識が増えてきている現代では、消費者も企業も理論から外れた行動をしばしばとります。ですから、経済学の知見に基づいて政府が経済政策を行っても、消費者や企業は政府が想定しない行動をとり、経済政策を無効にしてしまいます。 「消費者や企業が経済を知らない」という前提を採用しない理論がひとつっだけあります。その理論は、「だから、経済政策はうまくゆかない」という結論を導き出します。 この問題に対する対策はたった一つです、それは知らせないことです。経済も経営も、将来に関する知識も、会計もマーケティングも、政府関係者以外は誰も知らないような状況を作り出すことができれば、経済政策は奏効するようになり、市場経済がうまく働くようになります。しかしこれは学問の禁止であり、封建制時代の「民は知らしむべからず。よらしむべし。」に逆戻りするということです。現代版「焚書坑儒」を行って、世界中から経済や経営や会計やマーケティングやその他の知識をすべて一掃しなければなりません。 こんなことは不可能です。 もし実行可能な方法があったら、すでに行われているでしょう。
お礼
一言でまとめると経済理論と大衆のイタチごっこなのですね。 そのなかで幾つか大きな経済に関する普遍的なものはあるが実用に足るものではないというわけですか。 易しい言葉で簡潔な御回答有り難うございます。