自己啓発本とか、○○なあなたになる方法みたいな本は解決策が書いていない。
以前に自己啓発本に嵌っていた時期がありまして、
「○○なあなたになる方法」とか「○○な心理から解放されるコツ」とか色々な本を読んでいたのですが、
そういった「心理学を用いて自己を解放する」といった内容の書籍をタイトルに惹かれて読んでいる内に気付いたのですが、
そういった本は「○○なあなたになれる!」とか「○○になる方法を教えます!」と謳っている割に、
内容の約9割程度がただの事実や原因の分析で、最後の1割で当たり障りのない「解決策」を軽く提示しているだけで、
読み続けていて最初の分析のくだりは「確かにそういうこともあるな~」と割と納得しながら読んでいるのですが、
結局タイトルに謳っているような「こうなれる方法」が出てこないまま最後の章になって、漠然としたコメント、
例えば「結局はあなたが変わるしかないのである」みたいな恐らくは読者が望んでいないであろう丸投げのコメントを出した揚句に、
「筆者はあなたの人生が豊かになることを祈っている」みたいな締めをする本が非常に多い気がしています(分かり難くスイマセン)
結局「俺が知りたいのはそういうこと(事実の分析)じゃなく、(具体的な)解決策なんだよ!金返せ!コノヤロー」と思うことが多かったです。
何だかこういう「自己啓発」みたいな本っていうのは読者は「どうしたら良いか分からない」から興味を持って読んでいるのに対して、
(その人の身に起っている)事実の分析をするのにページを割いた挙句、当人が「ではどうしたら良いのだろう?」と思うことに対しては
凄く無責任(責任を取る言われはないんでしょうけど)な気がしているのです(事実が大切なのは分かりますけどね・・・)
それなら「○○なあなたを救う方法」とか謳うな!といつも思ってしまいます。
しかし実際、世間の皆さんはこういった本をどういう風に(どういう捉え方で)読んでいるのかなと思いました。
どうなんでしょうか?悩んでいるからこそ読もう、買おうと思うのに何だか随分と不親切に感じてしまうのです。
実際たかが本にそこまで期待するなよ、ってのが正論なのは私も分かっているのですけども。