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ド・モアブルの定理を用いて直交形式で表す問題です
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ド・モアブルの定理は、下記です。 (cosθ+i・sinθ)^n=cos(nθ)+i・sin(nθ) この式の証明は、数学的帰納法で簡単に示すことができます。 教科書にもおそらく書いてありますので、そちらを参照願います。 z=問題の左辺 ={cos(2π/3) + i sin(2π/3)}^n =cos(2πn/3) + i sin(2πn/3) ------(1) =x + i・y x=cos(2πn/3)、y=sin(2πn/3)となります。 0≦a≦2π,bを整数としたとき、cos(a+2πb)=cos(a)、sin(a+2πb)=sin(a)が 成り立ちます。 (1)式の三角関数の()の中は、2πにn/3を掛けた値です。 したがって、nが3で割ると割り切れるか、1余るか、2余るか、によって、 下記のように3パターンの解があります。 (i)n=3k(kは整数)のとき x=cos(2πn/3)=cox2πk=cox2π=1 y=sin(2πn/3)=sin2πk=sin2π=0 よって、z=1 (ii)n=3k+1(kは整数)のとき x=cos(2πn/3)=cos(2πk+2π/3)=cos(2π/3)=-1/2 y=sin(2πn/3)=sin(2πk+2π/3)=sin(2π/3)=√3/2 よって、z=-1/2 + √3/2 i (iii)n=3k+2(kは整数)のとき x=cos(2πn/3)=cos(2πk+4π/3)=cos(4π/3)=-1/2 y=sin(2πn/3)=sin(2πk+4π/3)=sin(4π/3)=-√3/2 よって、z=-1/2 - √3/2 i
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- mister_moonlight
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何故に mを整数としてn=3m、3m+1、3m+2 とするかについて十分な説明がない。 極形式表示よりも、そちらのほうが余程重要なのにね。。。。。w cos(2nπ)/3+i*sin(2nπ)/3。 0≦2nπ/3<2π だけで考えると、0≦n<3。つまり、n=0、1、2。 これを一般化すると、周期を3とすると良いから n=3m、3m+1、3m+2 に場合わけすることになる。 (注) 解法が指定されているから、その方法に従わなければならないが。 解法が自由なら、次のように考えたら良い。但し、本質的には 同じ事なんだが。 α=-1 / 2 + (√3 / 2) * i → 2α+1=√3* i ここで両辺を2乗すると α^2+α+1=0 → (α-1)*(α^2+α+1)=0 → α^3-1=0 従って、α^nを考える事になるが、nの分類は既に説明したから (1)n=3mの時 α^n=α^(3m)=(α^3)^m=1 (2)n=3m+1の時 α^n=α^(3m+1)=(α^3)^m*α=α (3)n=3m+2の時 α^n=α^(3m+2)=(α^3)^m*α^2=α^2=-(α+1)。但し α^2+α+1=0による。
お礼
回答ありがとうございます! mを整数としてn=3m、3m+1、3m+2 とする理由がハッキリと理解できました。 また何かあればよろしくお願いします!
- info22_
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#1です。 A#1の補足です。 >=e^(i*2nπ/3) ←これが極形式表示です。 >=cos(2nπ/3)+i sin(2nπ/3) ←これが直交形式です。 極形式表示 z=|z|e^(iθ), tanθ=Im(z)/Re(z) 今の場合 {(-1/2)+(√3/2)*i}^n={cos(2π/3)+i sin(2π/3)}^n ...(★) =|1|e^(2nπ/3) =e^(2nπ/3) ... 極形式表示 =cos(2nπ/3)+i sin(2nπ/3) 直交形式表示 z=x+iy 今の場合(★)の式にド・モアブルの定理を適用すれば {(-1/2)+(√3/2)*i}^n=cos(2nπ/3)+i sin(2nπ/3) ... 直交形式 となります。 mを整数としてn=3m,3m+1,3m+2に場合分けすると 実部 x=Re(z)=cos(2nπ/3)=1(n=3mの時),-1/2(n≠3mの時) 虚部 y=Im(z)=sin(2nπ/3) =0(n=3mの時),√3/2(n=3m+1の時),-√3/2(n=3m+2の時) となります。
お礼
補足ありがとうございます! 実部と虚部に分けて解答する方法もあるんですね。
- ferien
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>複素数で表される、{-1 / 2 + (√3 / 2) * i }^n をド・モアブルの定理を用いて計算し、 >直交形式 z = x + iy で表せ。 >ただし、i = √-1 で、 nは整数、x , y は実数とする。 >極形式表示の cos(2π/3) + i sin(2π/3) に変換するところまでは分かったのですが、 後は、ド・モアブルの定理を用いて {-1 / 2 + (√3 / 2) * i }^n ={cos(2π/3) + i sin(2π/3)}^n =cos(2nπ/3) + i sin(2nπ/3) なのではないでしょうか? nの値によって全体の値が変わるので、nについて場合分けすれば、 nが正か0のとき、 nが3の倍数のときは、cos(2nπ/3)=1,sin(2nπ/3)=0なので、z=1 nが3で割って1あまるとき、cos(2nπ/3)=-1/2,sin(2nπ/3)=√3/2 なので、 z=(-1/2)+(√3/2)*i nが3で割って2あまるとき、cos(2nπ/3)=-1/2,sin(2nπ/3)=-√3/2 なので、 z=(-1/2)+(-√3/2)*i nが負のとき、 cos(-2nπ/3) + i sin(-2nπ/3) =cos(2nπ/3) - i sin(2nπ/3) なので、sinの符号が逆になります。 でどうでしょうか?考えてみて下さい。
お礼
回答ありがとうございます! とても参考になりました! また何かあればよろしくお願いします^^
- info22_
- ベストアンサー率67% (2650/3922)
{-1 / 2 + (√3 / 2) * i }^n ={cos(2π/3) + i sin(2π/3)}^n ={e^(i*2π/3)}^n =e^(i*2nπ/3) =cos(2nπ/3)+i sin(2nπ/3)
お礼
回答ありがとございます! ド・モアブルの定理を用いてn乗の式へ変換をするところですね。 とても参考になりました!
お礼
回答ありがとうございます! おかげさまで、解法が理解できました^^b とても分かりやすく、具体的に説明していただいた-kcさんの回答をベストアンサーにしたいと思います!