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鎌倉時代は温暖で米も豊作だった?
昔テレビでちらりと聞いた記憶があります。 鎌倉時代は温暖な気候が続き、お米も豊作つづきだったと。 一方で江戸時代は、気温が下がり、凶作が多かったと。 これは本当のことでしょうか? もし事実だとすると気候の変動した原因はなにだと考えられるでしょう。 宜しくお願いいたします。
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鎌倉時代(1192-)は、古気候学の分野では中世温暖期というやや暖かい時代に属します。江戸時代は小氷期。 世界的に見て、中世温暖期の最盛期は8~10世紀ぐらい。小氷期が15世紀ころからとされています。 アジア地域では、これらが、いつごろから始まったか、今と比べてどの程度暖かかったか、あるいは寒かったかということについては、細かいことはわかっていません。特に中世温暖期は、世界的に十分わかったとはいえません。ですから、ご質問に即して、例えば米の作柄指数が鎌倉時代や江戸時代がいくつぐらいだったかを推定することは現在のところ無理です。 ただし、歴史的な事実や科学的な分析から知られている過去の気候変動に関することがらはいくつもあります。わかりやすいところでは、ヨーロッパではブドウの収穫日、日本では観桜記録や諏訪湖の結氷記録でしょうかね。 気候変動の原因についてはよくわかっていませんが、小氷期は、マウンダー極小期と呼ばれる、太陽の活動レベルが低い時期にあたっています。こうした地球外の要因とあわせて、海洋や大気、氷河、植生など地球自体にも気候を変動させる要因は沢山あります。 なにか原因を決め付けてあるような記述があればそれは、眉唾ですよ。 歴史と気候のはなしには興味深いエピソードがたくさんあります。参考文献のご一読をお勧めします。 安田喜憲、吉野正敏(編)、講座「文明と環境」第6巻、歴史と気候、朝倉書店(ISBN 4-254-10556-8) エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ、気候の歴史、藤原書店(ISBN 4-89434-181-6) <<高い ブライアン フェイガン、歴史を変えた気候大変動、河出書房新社(ISBN: 4309251544) などなど。
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下記の場所に非常に詳しい情報があります。 気候は一定ではなく地球の規模で変化していることは事実です。 しかし気候変動の原因となると、はっきりしたことはまだわからないようですね。おおまかに考えれば、太陽の輝きが変化して地球が受ける熱が上下すること、それを一部は反射する大気の状態の変化、地表の植物や鉱物、気象、海流、地殻変動、地軸の運動、それらが互いに影響しあっていて簡単ではない - -; という感じでしょうか。
鎌倉時代に関しては 検索語:鎌倉 豊作続き 検索エンジン:Google 3件中1件目 http://www002.upp.so-net.ne.jp/wataruko/snagai2.htm 「鎌倉時代は中世の~」にも そういう記述があります 江戸は(推測ですが)天保等の3飢饉などを 想像していただければよろしいかと 原因・・・わかりません(汗) 歴史苦手なんだぃ(泣)
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回答ありがとうございます。 参考になりました。
お礼
>中世温暖期の最盛期は8~10世紀ぐらい 平安時代にあたりますね。平安時代は豊作だったという話は寡聞にして知りませんでした。 米の作柄などは日記や公式記録にあるものと思っていたのですが、あまりないようです。 >今と比べてどの程度暖かかったか、あるいは寒かったかということについては、細かいことはわかっていません。 年輪を調べれば簡単にわかると思います。 考古学でも年輪年代測定法が確立しています。 いろいろとありがとうございます。