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古文の問題について。
夏果てて、秋の(来)にはあらず。 ()の中の動詞について、文に合うように活用させて書け。 という問題なのですが、どう活用させればいいですか?
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古語の「来(語幹)る」はカ行変格活用の動詞です。ですから活用形として「未然・連用・終止・連体・已然・命令」の順に「こ」「き」「く」「く・る」「く・れ」「こ・よ(又は「こ」)」と変化します。カ変動詞は「来る」の1語のみですので、憶えてしまえば問題はありません。 他にもラ変動詞は「在り」「居り」「侍り」「いまそかり」の5つだけですので、ついでに憶えてしまいましょう。 受験や通常の試験での点数をとるためのテクニックとして「ず・たり・○(まる)・時・ば」を語幹につけることを憶えてしまえば後は楽なものです。その時に「活用形を実際の言葉として発音してみる」ことで自然か不自然かも判ります。 ですから今回の回答としてはもうお判りですよね?。「夏果てて、秋の来(く)るにはあらず」です。こうした質問をする前に先ずは古語辞典を引いて確かめることも大切です。出典元は『徒然草』第百五十五段の一節です。
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- TANUHACHI
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早々のコメントありがとうございます。 補足としての御質問ですが、日本語には「用言」と「体言」があることを小学校から中学校の段階で学んだご記憶はありませんか?。 「用言」は活用変化する言葉、品詞として動詞や助動詞そして形容詞を含むグループで、「体言」は活用変化しない言葉、品詞として名詞および代名詞のみを含むグループです。 さて問題の文章ですが、この中で体言と用言を抜き出してみます。 (1)「体言」………夏・秋→名詞 (2)「用言」………果て(果つの活用変化した形)・来る・非ず→動詞 となります。 この中で「果てる」の主語は夏であり、「来る」の主語が秋です。文章は主語と述語、主部と述部で構成され最も単純な形が「○○ が ××した」の構造をとります。そして主語になるものは「体言」述語になるのは「用言」です。 そして古語ですから現代語訳しますと()内が(来る)となった場合には「秋が来たこと」の意味となり、他の(来れ)(来よ)では「秋が来れば」「秋が来い」となり意味不明な文章となってしまいます。 先ずは文章の中での「主語」と「述語」の関係、そして「修飾語」と「被修飾語」の関係からもう一度復習してみることが大切です。
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きたる
補足
何故来るになるのか、わからないです。 くれ、こよ、などではダメな理由があるのでしょうか?