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原価計算基準について
原価計算基準・管理会計論・会計学全般に精通している方、回答よろしくお願いします。 原価計算基準1(2)によれば、原価計算基準における原価計算の目的の一つとして ≪価格計算に必要な原価資料を提供すること。≫ とあります。 当基準1(2)での価格計算の意味は、政府における納入価格決定のための原価資料を提供することであるとされていますが、この「政府における納入価格決定のための原価資料」の具体的なイメージがわかりません。 どなたか回答よろしくお願いします。
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- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
実務での≪価格計算に必要な原価資料を提供すること。≫ は政府関係に限定されることでなく、自社の製品の販売価格の決定の重要データを得るということです。 企業は生産コスト以下で販売すると赤字になります。一方あまり高価では需要が出ないとかライバルに負けるとかになります。従って適正な利潤を得ながら成長させるには、原価を正確に知っていることが大切になるのです。 「政府における納入価格決定のための原価資料を提供することであるとされています」というのは、日本の原価計算の始まりが、第二次世界大戦中に軍需産業から軍備の調達をする際に適正な納入価格を判断するために軍が原価計算を納入企業に要求したということから言われるのでしょう。 現在では民間企業の多くは政府だけを顧客にしているということではないので、それはひとつの理由に過ぎません それよりは適正な経営管理の一環として原価計算を行うというのがより正しいと思います。。 入札を伴う公共事業では予定入札価格などである程度の目安を決めているので、多分それの基礎が業界の原価データになっているのでしょうね。
- srafp
- ベストアンサー率56% (2185/3855)
精通していないので一般常識の範囲内で書きます。 ご質問者さまは「1円入札」と言う問題をご存知でしょうか? 入札業者が利益ゼロどころか、製品製造原価[プログラムであれば開発費用]を無視した入札を行ったと言う事件です。 その後、有効となる入札の最低金額と言うものが厳しく設定される様になりましたが、その為には『A製品は、大体どの位の原価?』となります。 当然、民間企業は営利を追求しなければなりませんし、国がそれを阻害してはダメなので、資料として入手した原価より多少上の金額が最低金額となっているはずです。
お礼
御二方、ありがとうございました。 また機会がありましたらよろしくお願いします。