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売上原価と製品原価の関係
損益計算書に示される売上原価は「期首棚卸高+当期製造原価-期末棚卸高」として求められると思います。 一方、「原価計算基準」第一章、四、(二)に、「売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価を製品原価とし」とあります。 したがって、「売上原価は1会計期間における製品原価に等しい」と思うのですが、そのような理解で正しいでしょうか。
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#1です。 (若干混乱している)質問に直接答えても分りにくいので、勘違いしていると思われる部分を説明して、回答にしたいと思います。 まず、「棚卸資産」と言う言葉は、二つの意味で使われています。 一つは、決算時の棚卸資産=在庫(売れ残り) もう一つは、前期棚卸資産で今期売り上げたもの。 これを理解すると疑問は解けませんか? あなたは、この二つを混同して使っているようにみえます。 >>この言葉「1会計期間における製品原価に等しい」をどのような意味で使っていますか? >「原価計算基準」第一章、四、(二)の「製品原価」の定義をそのまま当てはめて、「1会計期間における売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価に等しい」という意味で使っていました。 これは、今期発生した(売り上げたではない)製品原価(製造原価)の説明ですから、今期売り上げた製品原価で損益を出さなくてはいけない損益計算書の売上原価とは等しくありません。 つまり、上記で貴方が言っている製造原価には今期売り上げられていない(今期の)棚卸資産が入っていないし、また前記から繰り越された(前期の)棚卸資産が入っていないからです。
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- himara-hus
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#2です。 記述誤りがありましたので、訂正します。 <誤り> つまり、上記で貴方が言っている製造原価には今期売り上げられていない(今期の)棚卸資産が入っていないし、 <正> つまり、上記で貴方が言っている製造原価には今期売り上げられていない(今期の)棚卸資産が含まれているし、
- himara-hus
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>したがって、「売上原価は1会計期間における製品原価に等しい」と思うのですが、 この言葉「1会計期間における製品原価に等しい」をどのような意味で使っていますか? 正確に言うと、「売上原価は1会計期間において売り上げた製品の製品原価に等しい」となります。
補足
御教示の内容に関連して少し勉強していたためたいへん御返事が遅くなりました。申し訳ありません。 御回答に関連して、少しお伺いしてもいいでしょうか。 >この言葉「1会計期間における製品原価に等しい」をどのような意味で使っていますか? 「原価計算基準」第一章、四、(二)の「製品原価」の定義をそのまま当てはめて、「1会計期間における売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価に等しい」という意味で使っていました。 >「売上原価は1会計期間において売り上げた製品の製品原価に等しい」となります。 質問 「売り上げた製品の製品原価」というものを考えるとのことですが、これは、この中の「製品原価」に「原価計算基準」第一章、四、(二)にある「製品原価」の「売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価」という定義を入れると、「売り上げた製品の、売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価」となりますが、これは次の(1)、(2)の2点でおかしいのではないかと思いますがどうでしょうか。 (1)「売り上げた製品の」は「売上品」にもかかると思いますが、「売り上げた製品の売上品」は意味にならない。 (2)「売り上げた製品の」は「棚卸資産」にもかかると思いますが、「売り上げた製品の棚卸資産」は意味にならない。 それとも、「売り上げた製品の」は別のところにかかるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。
補足
詳細にお教えいただき、間違いの根本が少しわかってきたような感じがします。要は、棚卸資産をどこに入れるのかということですよね。 ですが、イマイチ理解できてないかもしれません。もう少し考えてみます。 これについては、また別項で質問させていただきたいと思います。 有り難うございました。