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特定企業の生産関数や費用関数を求める

ネットからの情報のみで(例えば企業ホームページのIRなど)生産関数や費用関数を求める事は可能でしょうか。IRにある情報をひと通り見たのですが、そういった情報が無いように感じたのですが。。。 お手数ですがご教示ほどよろしくお願い致します。

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回答No.1

code007008さんの知識や関心度合いが、質問履歴を非公開にされているのでわかりません。  生産関数 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%94%A3%E9%96%A2%E6%95%B0  費用関数 http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/micro.files/cost.htm   ある期間(今日、あるいは、2月、今期など)の生産の実績は一つしかありません。 1万個、1千トン、1億円などの特定の値です。  関数というのは、ある項目と、別の項目の量的な関係を示すもので、生産量は(設備稼働時間と投入原材料等)とある関係式で見えるようなものを言います。 判明するのが特定期間の一つの実績値であっては、要素間にどのような関係があるのかは、良くはわかりません。 生産高(販売高でも良い)の実績が、100,120,95のようにいくつかの期間について判明し、その各期間の各要素の実績が判明すれば、ある程度の関係式を推定することが可能になります。ただし、その期間に、生産方式が変わった、生産品目が変わった、設備やシステムが変わった等のことがあるのと、そうした異なる期間のデータから関係式を推定しても、その関数は何を示しているのかは言い難いものになります。   どうせ生産関数や費用関数はわからない、仮想の道具だと考えれば、実際にどうであるかは別として、特定の期間のIRデータからでも、関数は作れないことはありません。   http://www.nsc.co.jp/ir/data/20090821173213_1.pdf P23にセグメント別の生産の値があります。 P36に事業所別の設備状況があります。 P18にセグメント別の従業員の状況があります。 P19にセグメント別の売上と営業損益があります。 セグメント別の投入原材料とエネルギー、諸経費、労務費などはわかりませんが、推定、仮定を沢山設定すれば、当該期間の生産、売上についての作文的関係を作ることは可能でしょう。 元々、生産高が倍増、半減するような実際があるときには、基本の経営構造から変わるのが普通でしょうから、生産関数や費用関数を想定しても実際的意味はないです。 データを入手できた期間の状況から時期も大きく異ならず、市場や価格の条件も大きく変わらない、設備や従業員、使用原材料の構成も(生産高の変動も微量で)(生産高に対する使用原材料比率もほとんど変わらない)という前提をおけば、その前提下の生産と関数的関係を持つのは使用原材料(生産品目によっては投入エネルギー量)だけになります。 IRで公開されるセグメント別情報には、原材料費、エネルギーコスト、労務費、減価償却費などは通常ありませんから、データをにらみながらエイヤ!と原材料費、エネルギーコストを決めざるを得ません。そんなことをすれば、公開情報でえたデータを基にプラスマイナス一割程度の範囲の生産に対する関数は作れる(作文的ですが)と思います。 なお、通常セグメント別は事業運営上一体にとらえた方が良いものをまとめてあると思いますが、例えば原油のような一つの原材料から、複数の種類の製品を作る場合、設備も原材料もほぼ同じで、市場の状況で生産品目を調整するタイプの事業があります。採算は品目によって異なりますが、市場にあわせて品目の生産量を変えるタイプの場合だと、公表情報から生産関数や費用関数を推定するのはまずムリだと思います。

その他の回答 (1)

  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.2

生産関数も費用関数も外部から調べるのは困難です。 また、内部でも多くの場合わかりません。特に生産関数に関しては、実際の経営の場では、しばしば意味を持ちません。 たとえば製品X、Y、Zの3種類の製品を作る企業があったとします。製品Xを作るためには部品A、B、Cが必要で、製品Yのためには部品D、E、Fが、製品Zのためには部品G、H、Jが必要であったとします。すると、3種類の製品を作るためには9種類の部品が必要になりますから、9種類の在庫を保管するための倉庫が必要になります。また、何らかの原因で製品Xの売れ行きが落ちたときには、使い道のない部品の在庫を抱えることになります。 しかし、3種類の製品を作るのに、部品K、L、Mの3種類の部品の組み合わせを変えることで作れたらどうでしょう。同じ部品で3種類の製品を作れるので、在庫管理のコストが削減されますし、それぞれの部品の購入数量が増えますから、部品メーカーの規模の経済性により、部品の購入価格が安くなります。また製品Xが売れなくなったら、同じ部品で製品YやZを作ればよいわけですから、部品在庫が無駄になりません。 実際の企業はこのように共通部品を使って多くの製品を作っています。同じ生産要素を使っていても、市場の売れ行きの動向により、製品Xをたくさん作ったり、製品Yをたくさん作ったりします。つまり、生産関数の値は変数のK、L、Mが決まっても一意的にはならないのです。K=L=M=100であっても生産関数の値は、あるときには2000になり、別のあるときには1500になり、というように変化してしまうのです。 費用関数は時には企業秘密です。なぜならその企業に価格競争を仕掛けて勝つためには、その企業が可能な製造コストより安いコストで作って売れば勝てる、ということが競争相手に分かってしまうからです。つまりいくらで売ればその企業に勝てるかが競争相手に分かってしまうわけです。 また、製品Wを作るときに使った部材の端切れで製品Vを作る、などの方法でコストを削減できる場合があります。この場合、製品Vの変動費は製品Wの生産量によって変化します。このように実際の企業の費用関数は単純ではありません。 ただし、1つの製品しか作っていないような企業については、2年間の損益計算書を使えば、固定費も変動費も技術改良等によって変化していない、という仮定のもとに、直線近似で計算ができます。

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