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高階微分記号の意味

解析学の知識は一般教養レベルです。 微分記号の形式として、f(x)をxについて微分する際、f(x)・d/dxと記述する形式があります。 これ自体に問題はないと思うのですが、高階導関数を意味する記号として、 f(x)のn階導関数について、f(x)・d^n/dx^nと記述する理由が分かりません。 他の質問などを見るに、解析学をまともに勉強すれば分かる、ということなのですが、 この記号自体は高校数学でも出てくるので、端的な説明、あるいは説明の書いてあるサイトのご紹介をお願いしたいです。 どなたか、宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

その表記は、単なる約束事の面もあって、余り気にしなくてもいいのですが、 yを微分すると、dy/dx = (d/dx)y、 dy/dx を微分すると、d(dy/dx)/dx = (d^2)y/(dx)^2、 (d/dx)yを微分すると、(d/dx)((d/dx)y) = (d^2/(dx)^2)y、 (d^2)y/(dx)^2を微分すると、d((d^2)y/(dx)^2)/dy = (d^3)y/(dx)^2、 (d^2/(dx)^2)yを微分すると、(d/dx)((d^2/(dx)^2)y) = (d^3/(dx)^3)y、 というふうに、「形式的」に計算した形から来ていて、 ∫ (d^2)y/(dx)^2 dx = ∫ (d^2)y/dx = ∫ d(dy/dx) = dy/dx のように、積分でも、「形式的」に使えるので、便利、 ということだ、と、思っておけばいいかと。 ちなみに、上のような流れなので、yをf(x)に置き換えた表現も、 質問者さんのように、f(x)を前に書くのは、ちょっと反則で、 後ろに書くことを、推奨。 また、こういう「形式的」な見方・考え方は、 どんな場合も通用するのではなく、 あくまでも、そうやっていいことが証明されている場合だけ、 ということにも注意です。 実際は、結構広い範囲で使えるのですが、 そういうことなので、じゃ、dy/dxは、文字通り、分数と見て いいのか、という質問をすると、大抵ダメ!という回答が すぐ返ってくる訳です。

entap
質問者

お礼

他の方の回答とあわせて理解できました。ありがとうございます。

entap
質問者

補足

>>(d/dx)yを微分すると、(d/dx)((d/dx)y) = (d^2/(dx)^2)y、 ありがとうございます。 まだ不明な点があります。 (d/dx)((d/dx)y) = (d^2/(dx)^2)y なら納得行くのですが、 表示形式は (d^2/dx^2)y ではないでしょうか? 何故分母側のdが2乗されていないのか? が不明で、質問した経緯があります。

その他の回答 (3)

  • hugen
  • ベストアンサー率23% (56/237)
回答No.4
entap
質問者

補足

テイラー展開、マクローリン展開のお話でしょうか? 読んでみます。

  • FT56F001
  • ベストアンサー率59% (355/599)
回答No.3

>(d/dx)((d/dx)y) = (d^2/(dx)^2)y >なら納得行くのですが、 >表示形式は >(d^2/dx^2)y >ではないでしょうか? 分母はdx^2と書きますが,気持ちは(dx)^2であり,d(x^2)ではありません。 平方センチメータcm^2もc(m^2)(=0.01(m^2))の意味でなく, (cm)^2=(0.01m)^2の意味という「約束」ですね。

entap
質問者

お礼

なるほど。得心いきました。ありがとうございます。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

この書き方を始めたのは Leibniz ということになっていますが, Leibniz 自身がどう書いたかについて確認したわけではありません... が, 分母に関しては慣習として「dx で 1つの記号」とみなしています. なお, #1 にもありますが f(x)・d/dx は「f(x) を x で微分したもの」とは解釈しないことが多いはずです. むしろ「何かを x で微分し, その結果に関数 f(x) を掛ける」操作と読んでしまいそう.

entap
質問者

お礼

納得できました。ありがとうございます。

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