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琉球方言で「チュウ」が「人」を意味することが不思議

琉球列島には平安時代の発音が残っていると言われますが、 ヤマトンチュウとかウチナンチュウと言う場合の 「人」の読みは音韻学的にまったく文字と関係がありませんので 語源の解説をお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

※以下は、いずれも、ネット検索で見つけた記述の紹介です。裏付け調査はしていませんので、あしからず。 参考URLの7項目め(#7)には、 「シマンチュのチュは、「ひと」の変化したもの」として、  1. 古い日本語では「ひと」は、fitoでした。  2. u ← o の法則で、fitu となりました。@@例  3. ch ← t の法則で、fichu となりました。     シチャ shicha 下 shita  4. fichu の fi が脱落して、chu 「人」となりました との説明があります。 http://www.aoikuma.com/onlgw1.htm  なお、 http://blog.goo.ne.jp/moominwalk/e/687e5e88bf58c350d5e5587f39b7f3e9 には、次のような話が紹介されています。 気を付ける必要があるかもしれません。 ---以下、引用--- 「ヤマトンチュ」ならば「日本人」ですが、語尾を「チュー」と延ばすと「バカモノ」というニュアンスが入る。沖縄の人が「ヤマトンチュは」と言うときと「ヤマトンチューは」と言うときは、ニュアンスが違う。自分たちを「ウチナンチュー」と自称することも絶対にない。「ウチナーンチュ」と自称します。そのあたりを明確に書いた人は芥川賞作家の大城立裕先生ですが、こういう沖縄の人々の感覚をどうつかむかが大切なんですよ。

参考URL:
http://www.aoikuma.com/onlgw1.htm
noname#200115
質問者

お礼

もっとも変化が激しい例ですね。 でも最後の段階 >fichu の fi が脱落して、chu は無理がありますが 最近の関東弁も一拍目を発音せぬ場合が多いので有り得ますかねえ。 このpageの著者の職業が書いて有らざることが残念。 文献が提示してあらざることを考えると 趣味の郷土史家であれば信用できませんから。

その他の回答 (5)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.6

  #4です。まとめです。 1。  沖縄語と日本語が分かれたのは、いずれも文字で書かれる(8世紀)より前だった。 2。  分かれる前の「ト」なら、日本語では「ト」、沖縄語の「チュ」になる。これは音韻の変化だから数を表す「1」も、人を表す「ト」も同じ対応を示す。 3。  沖縄語の「人」を表す「チュ」は、日本語の「ト」と同じ語源に遡る。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.5

私も調べてみてシュがチュになる事はないのを知ってちょっと恥ずかしく思いました。 クとトゥなのですね、チュになるのは。 (鶴太郎の具志堅用高の物真似に毒されていたかも。) どうもフィトゥがトゥ→チュというのは定説のようです。 (俗説かどうかは別として) 根拠は人=フィトゥをまだ使っているところがあるからのようです。 http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/srnh/details.php?ID=SN31066 http://chiebukuro.spn.yahoo.co.jp/detail/q1340852843 学術的権威の裏付けでしたら角川の沖縄古語辞典にあるようです。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4

国立国語研究所資料集5『沖縄語辞典』(昭和38年)には 1。 -Ncu  (p.434)「ンチュ」と発音するのでしょう。(接尾)の人 (< nu Qcu)。 sjuiNcu (首里の人)、 'jamatuNcu (日本人)など。 2。 Qcu (p.444) 「ッチュ」と発音するのでしょう。「人、また他人、文語では hwitu ともいう。」     とあり例文には Qcu na juN 「人となる。成長して人並みになる」が挙がっています。 2は1の語源で、hwitu は「ひと」と同源だと思われます。1の例は「シュインチュ」「ヤマトゥンチュ」2に例は「ッチュ ナ ユン」が近いと思います(仮名では書けない音が沖縄諸語にはあります)。     沖縄語で cu に対応するのは日本語の「ひとつ」の to ですから、(例、cui 「ひとり」、cuhusi 「音楽の一曲」、 cuiNgwa 「ひとり子」、cukwii 「一声」など) 僕は2が語源だと思います。沖縄語と日本語が分かれるのは平安時代より前(一説には3世紀から6世紀の間)です。     日本語で舟人(ふなと)「漁師」などという時に使う「人」を意味する「ト」や、『日本語大辞典』に出ている「たびと(旅人」「ぬすっと(盗人)」「すけっと(助人)」「あずまど(東人)」などがその例でしょう。     外間守善『沖縄の言語史』 (法政大学出版局1971)(p、159)などによると、中国から入った語彙は少なく、時期も16世紀以後で、12例が挙がっていますが、いずれも名詞の独立語です。     僕は何となく「衆」が語源だと思っていたのですが、今回調べてみて、中国の上古音で tiong だった「衆」(この場合口蓋化した t)だと(1)沖縄語で cu となる音韻上の説明が付かないし(ッチュでなくシュになるはず)、(2)接尾語に漢語の外来要素が使われる前例が沖縄語にないことからも、少し語源として無理があるように思います。  

  • DJ-Potato
  • ベストアンサー率36% (692/1917)
回答No.2

グスク(城or御城)も、シロでもジョウでもなさそうなスクという独特の発音で城を現わしておりますし、すべてが平安時代の大和言葉に由来するものでもないのではないでしょうか。 古いウチナーグチに古いヤマトゥグチが流入して、ヤマトゥグチが新しくなっていくのに取り残されたために、沖縄には古いヤマトゥグチがウチナーグチとして残っていることが多い、と。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.1

衆ではないですか?

noname#200115
質問者

お礼

早速の御反応に感謝します。 「沖縄の衆」や「大和の衆」がなまったとの記述がある文献が存在しますか。

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