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昔の人は虫歯になるとどうしていた?
虫歯になると、歯を削ったりして治療しない限り、自分で治療するのはほぼ不可能ですが、昔の人(平安時代や江戸時代、中世ヨーロッパなど)は虫歯になった場合どのように治療していたのでしょうか? もしくは現在と違って、虫歯になる人はほとんどいなかったのでしょうか? もしかして、不治の病としておそれられていたのでしょうか?
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noname#125540
回答No.2
お礼
数多くの資料ありがとうございました。 自分が思っていたより、結構昔から色々やられていたようですね。 当時の砂糖は甘くて危険な食べ物だったのですね… [以下引用] ・人が食べ物を煮炊きし、やわらかくして食べるようになった時から、人類の虫歯の歴史がはじまりました。 ・古代中国、古代日本でも歯を疾む原因が歯虫であると考えられていました。虫歯の中で見つけられた歯虫は、おそらく歯の中の神経を見まちがえていたようです。 ・「歯をみがく」という思想はインドから仏教と共に中国や韓国を経て552年に日本へ伝えられました。平安朝期に楊子でみがくことが民間に広まり、日本で使用された最初の歯みがき粉は塩でしたが、江戸になると歯みがき粉は庶民にも広く普及しました。江戸時代の主婦は、歯ブラシの平らな方で舌もみがいていました。 ・古代バビロニア(紀元前2000年頃)では、歯痛を伴う疾患は加持祈祷で治す方法が盛んに行われました。14世紀頃のヨーロッパでは遊歴歯科医が町々を廻って歯みがき粉を売り歩くかたわら抜歯を行っていました。抜歯を専門にして町を廻る者は「歯抜屋」と呼ばれ、イタリアでは理髪師が抜歯、口腔内清掃など行っていました。 ・大英博物館にはエジプトのミイラが多く保存されていますが、ミイラの中に歯科治療の跡として歯を削って金を詰めてあるのが数体ありました。エジプトでは既に歯を削る道具まであったと思われます。動いている歯をワイヤーで固定をし、また、歯を金でブリッジにして義歯にしてありますが、これらも現在の考え方とまったく同じなのです。 ・ヨーロッパでは中世に入ると歯科医として独立した職業となり、街を巡回して痛い歯を抜いたり、神経を取ったりという治療を行い痛みや腫れで悩んでいる人たちを助けていました。 ・701年の大宝律令で医療制度のなかに耳目口歯科として歯科が確立されました。