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「手に職」の初出

「手に職をつけろ」という言葉を良く聞きます。 コレは最近の流行というわけでなく、祖父も子供のころ、親から「手に職をつけろ」と言われていたそうです。 「手に職」という言葉はいつの時代から言われ始めたのでしょうか? 初出の文献を教えてください。

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回答No.1

「手に職」が最近の流行とは知りませんでした。 私は、昭和20年代に「手に職」は、消滅したものと思っていました。 と言いますのは、地方の商業都市などの昭和20年代というのは、圧倒的にサラリーマン家庭が少なかったのです。サラリーマン家庭の子は小奇麗にしていて、一方、職人や商人(店)などの子の服装は粗末なものでした。そうですね、50人一クラスの一割以下がサラリーマン家庭だったように思います。そんな時代に「サラリーマンなんぞというものは奴隷みたいなもんなんだぞ。それに引き換え、オレらはな、一国一城の主なんだよ」と職人や商人の親たちは子供に言って聞かせていたのです。「一国一城」の親の後を継げということだったと思われます。ですから、当時の親というのは、沢山の子を産み、男の子の全員で家業を大きくすることを夢見ていました。今は小さい家業だから、サラリーマンより収入は少ないが、兄弟全員で家業を大きくすれば、サラリーマン収入を上回る筈と確信していたのでしょうね。で、そういう時代の子供たちを「団塊の世代」というのです。大学進学後の全共闘世代を「団塊の世代」という向きもありますが、実は、当時の地方の子で大学まで進学するのは、一クラスで数名だったのです。ですから、大学なんぞに行く者は、地方では変人扱いされていたのです。隠れるように大学受験をしていましたし、手に職を付けることを放棄した者として恥じる部分もありまして、大学合格しても黙っていました。そういう感覚が「全共闘」として、地方から上京した学生を中心に、燃え上がったのかも知れません。 古代より、様々な職人が居ました。 中世(鎌倉・室町時代)の歌合せには「職人歌合」があります。 江戸時代には、士分扱いの職人が大勢居たようです。 もともと、職人の技術力を「職」と言っていたのだと思われます。

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