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高い再発率を持つ統合失調症の家族における精神病理学の存在
- 統合失調症の家族では、精神病理学の存在に基づいて高い再発率が見られる。
- 彼らの家族には、精神病理学に対して遺伝的な傾向があり、それが再発率の増加に関連している。
- 統合失調症の再発は、家族の感情表出が高いという理由よりも、家族内の精神病理学の存在によるものである。
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> in such families, people with schizophrenia may have high rates of relapse because they have a greater genetic predisposition toward psychopathology, as evidenced by the presence of psychopathology in their families, rather than because their families are high in expressed emotion. 「その家族は、精神病理学に対してより秀でた遺伝的解釈を持つ」 という訳を見た瞬間に、「アレッ?」 と思いました。常識的なレベルで読んでも変です。 psychopathology = 「精神病理学」 であると決め付けてしまった時点で、解釈がおかしな方向に行ってしまったのではないかと思われます。 どうもおかしいと思って、辞書を調べてみました。下記のサイトを見ると、1番目は確かに 「精神病理学」 ですが、2番目に abnormal, maladaptive behavior or mental activity (異常で不適応な行動もしくは精神活動) という定義が出ていました。これなら、「精神疾患」 と訳してもいいのではないでしょうか。 → http://medical-dictionary.thefreedictionary.com/psychopathology すると、前半部は、たとえば > in such families, people with schizophrenia may have high rates of relapse because they have a greater genetic predisposition toward psychopathology, as evidenced by the presence of psychopathology in their families 「そういう家族の中に、統合失調症を病む人々の再発率は高い。なぜなら、その家族の内に精神疾患の患者がいるということで明らかであるように、そのような人々は、遺伝的に精神疾患に陥りやすい遺伝的な要因を有しているからである」 のように訳せるでしょうし、後半部は > rather than because their families are high in expressed emotion そのような家族は感情の表現が大げさであるという理由よりも のようになるでしょう。
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- MarcoRossiItaly
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No.5です。 追加のご質問にお答えいたします。 >結局as節は同格の一種なんですか? 語学力という意味では、文法用語など何でもいいということになりますので、trivia程度のつもりでお読みください。 「同格」を国語辞書で引くと、「文法で、一つの文の中において、語あるいは文節が他の語あるいは文節と、文の構成上の機能が同一の関係にあること」となっています。 要するに、文中の部品について、A=Bと書けるとき、AとBは同格と表現します。 There is no doubt (that) we were wrong from the start. の文において、「no doubt」=「that we...」なので、同格です。 どちらも名詞句であることにご注意ください。 The point is (that) you are still responsible. のようなthatは、殊更に同格とは考えないかもしれませんが、「the point」=「that you」なので、同格と言い得るかな、と思います。 I was confident (that) he would perform his part well. のthatは、目的格と名付けられたりもしていますが、=で結べるものがないので、何かと同格の関係にはありません。 ご質問の文では、「they have a greater ... psychopathology」=「it」(as it is evidenced...のit)なので、itは代名詞だから必然的に同格と考えることも可能なのかもしれませんが、as以下の節全体が同格と考えるところではないかもしれません。 挿入とおっしゃる回答者さんもいらっしゃるようですが、挿入したと見るか見ないかは別としても、「as以下がbecauseの節の中身全体を修飾している」という理解でよいかと思います。 >>as(it is) evidenced……の省略文とみなす。 …… なるほど、納得できました。 >そういう熟語として覚えたほうがいいんですか? このような、「接続詞+主語+be+補語」から「+主語+be」の部分を省略する形は、「直前の節と主語が一致している場合によく省略される」というもの。 実は非常にたくさん使われている表現です。 なのでこれを熟語と呼ぶべきかどうかは分かりませんが、語学は、何でもかんでもそのまま覚えるのが基本でございます。 if so そうであれば when still a college student まだ学生だった頃に またご質問の文では、as evidenced...の節を、which is evidenced...と書いてもいいかもしれません。 which isだと「付け加えて言うと」みたいなことで、as it isとはやや雰囲気は変わりますが、言いたいことは一緒ですね。 いわゆる非制限用法のwhichというやつですが、as it is...におけるitと同様に、whichが直前の文章全体(=they have a greater ... psychopathology)を指していることになります。 >>構造よりも、単語の意味が正しくつかめていないためのようです。 そうですね。そういう面は大きいと思います。 一つ一つの言葉の意味を「厳密に」把握すると、大抵の文は構造も、自動的に分かると思います。 それでもなお分かりづらい、難しいという例は、案外少ないです。 前回のNo.5で単語の説明をしましたが、ちょっと大事かもしれない単語を書き漏らしたな~と思ったので、ここで追加させていただきますね。 families……家族の構成員1人(family)の集合 (家族全体を指してfamilyと言う場合と、メンバー一人ひとりのことをfamilyと呼ぶ場合があります) 前回の私の訳に「家族がそのよう(なメンバー)である場合」と書いてありますが、familiesと複数形になっていることからも、「メンバー」という発想につながると思います。 したがって「そのような家族」と言っている意味は、「全員というわけではないが、他にも精神疾患をかかえているメンバーがいるという家族」を指していることが、質問文には示されていない部分の文章を読まなくても、窺われたというわけです。 >私としては、「なぜなら~という理由よりも、むしろ~だからである。」という風に文章を作りたいです。そういう文章でも問題ないでしょうか? 構いません。 意味を正しく取れているのであれば、どのような文でも基本的にはO.K.です。 ただ、同じ日本語でも、言い回しによって少しずつニュアンスが違ったり、ときには「良く考えたら事実と違う訳になってしまっている」という現象が発生することもあるので、そういう意識は持たれたほうがよいかもしれません。 ニュアンスについては、英語から日本語に翻訳している時点で完璧に一致することはあり得ないわけなので、どのような訳にすれば原文の雰囲気をなるべく再現できるだろうかと、翻訳家さんは日夜考えながら書かれているだろうとおもいます。 訳し方というものは、無数にあります。
お礼
>families……家族の構成員1人(family)の集合 (家族全体を指してfamilyと言う場合と、メンバー一人ひとりのことをfamilyと呼ぶ場合があります) 前回の私の訳に「家族がそのよう(なメンバー)である場合」と書いてありますが、familiesと複数形になっていることからも、「メンバー」という発想につながると思います。 すごくためになりました。ありがとうございました。 >意味を正しく取れているのであれば、どのような文でも基本的にはO.K.です。 訳し方というものは、無数にあります。 中学校の頃にやったきれいな和訳って、何の意味があったんでしょうかねえ。 最近すごく無意味な事のように感じています。
NO2です。 >その構文に挿入句が入っただけです。 質問なんですが、挿入ということは、結局as節は同格の一種なんですか? 前置詞としても接続詞としても前の文の事柄を示すために同格の一種と考えるのが妥当と思います。 >前置詞であれば名詞がくる ちょっとこれがわからないです。 英辞郎でas+名詞のつく例文を探したのですが、文頭にasがあるため、 文章の中での前置詞としてのasの生かし方がわかりませんでした。 http://eow.alc.co.jp/as/UTF-8/?ref=sa ページの一番最後の例が前置詞asの後に(S+V+ではなく)名詞が来る例題です。その場合は接続詞としてではなく前置詞の欄にある訳になる。 【前】 ~のように ~の時に ~として、~だということで、~であると(として訳す)。 as a basic step toward ~に対する基本的ステップとして http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4LENN_ja___JP444&q=%22as+a+basic+step+toward%22
お礼
>前置詞としても接続詞としても前の文の事柄を示すために >同格の一種と考えるのが妥当と思います。 なるほど、わかりました。 ・文章の中での前置詞としてのasの生かし方 >as a basic step toward >~に対する基本的ステップとして >http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4LENN_ja___JP444&q=%22as+a+basic+step+toward%22 >前】 >~のように >~の時に >~として、~だということで、~であると(として訳す)。 ありがとうございます。わかりました。
- go_urn
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>質問です。 because..rather than because の訳がすごく難しいです。 皆さん色々な訳し方をされていらっしゃいますが、 私としては、「なぜなら~という理由よりも、むしろ~だからである。」 という風に文章を作りたいです。そういう文章でも問題ないでしょうか? (最初に、なぜなら~と文章を繋げてしまうとすごく楽なので…。それとも試験で日本語訳をするならば、直感的になぜなら~と繋げてしまってはいけないのでしょうか?) ●日本人の翻訳についての考えは、試験のために奇妙になっています。100人が翻訳をすれば100通りの翻訳ができるのが自然です。こうしなければ、というのはないです。 「なぜなら~という理由よりも、むしろ~だからである。」というのも1つの立派な方法です。1)意味が正確にとらえられ、2)それがよく日本語に移され、3)そして、読んで読者に理解しやすい、というのが、翻訳の3要素です。 翻訳をすることは、時間の無駄ではありません。きちんと翻訳ができたときに、その原文がほんとうに理解できたことになります。多くの翻訳者の人が、自分が翻訳をするのは、原文をよく読むためである、とおっしゃっています。今されているように、細部にこだわって翻訳をしてみるというのは、英語のとてもよい勉強法なのです。
お礼
>日本人の翻訳についての考えは、試験のために奇妙になっています。100人が翻訳をすれば100通りの翻訳ができるのが自然です。こうしなければ、というのはないです。 本当、そのとおりですよね。 ここで色々と質問するようになってから、中学校の頃の英語のきれいな和訳に何の意味があったんだろうかと思うようになりました。 >今されているように、細部にこだわって翻訳をしてみるというのは、英語のとてもよい勉強法なのです。 ご存知のように、ここ数日毎日のように質問をしております。 ゆくゆくは速読できるようになりたいですが、まずは精読しなければ速読も出来ません。 またお時間の許す範囲でかまいませんので、助力いただければと思います。
- MarcoRossiItaly
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構造よりも、単語の意味が正しくつかめていないためのようです。 下にも書きましたが、「as+過去分詞+by」という形は結構あるので、慣れてください。 greater……(数量が)より大きい genetic predisposition……遺伝的傾向、素因 psychopathology……精神病、精神疾患(←確かに「精神病理学」という意味の言葉でもあるわけですが、この英文ではこのように訳してください。理由は、そういうものだからです。学問の名前にしてはいけません。) toward psychopathology……精神病になる as done by~……~によってされるように A evidence B……AがBの証拠となる、AがBを明らかにする 「家族(親族)がそのよう(なメンバー)である場合、統合失調症の人々が再発する率は高いかもしれない。家族が感情表現においてハイであるからというよりも、家族の中に精神疾患が存在することから明らかなように、精神疾患に向かう遺伝的素因がそのような家族を持つ患者ではより高いからである。」
お礼
こんにちは。いつもお世話になります。 >構造よりも、単語の意味が正しくつかめていないためのようです。 そうですね。そういう面は大きいと思います。 >as done by~……~によってされるように すごく大事ですね。その熟語を英文に当てはめるなら、 as evidenced by the presence of psychopathology in their families それらの家族の精神病理の存在によって実証されるように、 といったニュアンスでしょうか。 英文になれていきたいと思います。
- go_urn
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1)In such families, people with schizophrenia may have high rates of relapse ここで難しいのは、may が、内容的には、because 以下にかかっていることです。つまり理由は~かもしれない、といっているのです。高い再発率は事実としてあるわけです。 2)because they have a greater genetic predisposition toward psychopathology, この they は、「家族」ではなく「統合失調症の人々」です。predispositionは「解釈」ではなく「素因」です。 「彼らが、精神的な病気に対する遺伝的素因を、(平均的な人より)多く持っているから 」 3)as evidenced by the presence of psychopathology in their families, この as evidenced by はよく出てくる言い方で、「~に示されているように」という熟語です。文法的には as it is evidenced by ~ の it is が省略された形と考えればいいと思います。 as witnessed ~とか、as shown ~とかもよく使われる形です。「その証拠は~」といたいときに使う1つの定型フレーズです。 「彼らの家族の中における精神的な病気の存在によって示されるように」→「彼らの家族の中に精神的な病気に罹る人がいることで裏付けられるように」 4)rather than because their families are high in expressed emotion. 「彼らの家族が、テンションの高い感情を表に出すからというより」 5)全訳(意訳)は そのような家族では、統合失調症の人々が高い再発率を持つのは、彼らの家族が、テンションの高い感情を表に出すからというよりも、彼らに、精神的な病気に対する遺伝的素因が、(平均的な人より)より多く存在しているからかもしれない。その遺伝的素因の存在は、家族の中に精神的な病気に罹る人がいることで裏づけられる。 となります。
お礼
こんにちは。いつもお世話になります。 今回は皆さんの説明を聞いていて飲み込むのに時間がかかりました。 すごく難しかったです。 >3)as evidenced by the presence of psychopathology in their families, >as evidenced by はよく出てくる言い方で、「~に示されているように」。 >as it is evidenced by ~ の it is が省略された形と考えればいい。 it is~のあたりがなんでそうなっているのかよくわかりませんが、 理解しなくても今のところ問題なさそうなので、そう覚える事にします。 >as witnessed ~とか、as shown ~とかもよく使われる形です。 >「その証拠は~」といたいときに使う1つの定型フレーズです。 他の回答者の方が仰っていたように、 as done by~=~によって…されるように…ですね。 今回の手詰まりの要因としては、 ・psychopathology=精神病理学と解釈した ・as done by~(~によって…される)を知らなかった ・predispositionを、「素因」ではなく「解釈」と訳した このあたりだと思いました。 質問です。 because..rather than because の訳がすごく難しいです。 皆さん色々な訳し方をされていらっしゃいますが、 私としては、「なぜなら~という理由よりも、むしろ~だからである。」 という風に文章を作りたいです。そういう文章でも問題ないでしょうか? (最初に、なぜなら~と文章を繋げてしまうとすごく楽なので…。それとも試験で日本語訳をするならば、直感的になぜなら~と繋げてしまってはいけないのでしょうか?)
文章の捉え方はよいと思います。 ただし、文章の構造が十分に理解できていないのかもしれません。 such families, people with schizophrenia may have high rates of relapse because they have a greater genetic predisposition toward psychopathology, as evidenced by the presence of psychopathology in their families, rather than because their families are high in expressed emotion. such families, people with schizophrenia may have high rates of relapse because people have a greater genetic predisposition toward psychopathology, as evidenced by the presence of psychopathology in people's families, rather than becasue people's families are high in expressed emotion. People have high rates of relapse because A rather than because Bという構文です。 BよりAの理由により再発の可能性が高まる。 as evidenced by the presence of psychopathology in their families, その構文に挿入句が入っただけです。 as は接続詞 または、前置詞 接続詞であれば主語+動詞と続く 前置詞であれば名詞がくる このケースは動詞であるために何れにも当てはまらない・・・文法書の省略(ellipsis)の項目を見ると "be" after conjunction 接続詞の後にくるbe動詞の項目がある読めば Subject pronoun with forms of "be" can be left out after certain conjunctions, especially in formal style. とある 例題として Start when ready (..when you are ready) Phone me if necessary (if it is necessary) I'm enclosing my cheque for $50, as agreed. He had a small heart attack while asleep. Practical English Usage から抜粋。 とすれば、 as(it is) evidenced by the presence of psychopathology in their families, の省略文とみなす。itは代名詞であるために前文の単数名詞または前文すべてを示す。 ですからこの挿入句は前の文章に掛かると解釈する。
お礼
こんにちは。お世話になります。 >People have high rates of relapse because A rather than because Bという >構文です。BよりAの理由により再発の可能性が高まる。 rather thanとbecauseの関係は、なんとか気がついていました。 ただ、把握はしていたものの、うまく訳せるかといわれると少しわからなかったと思います。 >as evidenced by the presence of psychopathology in their families, >その構文に挿入句が入っただけです。 挿入句にはなんとか気がついていました。 質問なんですが、挿入ということは、結局as節は同格の一種なんですか? それともそういう熟語として覚えたほうがいいんですか? >前置詞であれば名詞がくる ちょっとこれがわからないです。 英辞郎でas+名詞のつく例文を探したのですが、文頭にasがあるため、 文章の中での前置詞としてのasの生かし方がわかりませんでした。 大変お手数おかけして申し訳ないのですが、よろしければ例文を挙げていただく事はできないでしょうか。 >as(it is) evidenced by the presence of psychopathology in their >families,の省略文とみなす。 >itは代名詞であるために前文の単数名詞または前文すべてを示す。 なるほど、納得できました。有難うございました。
- hrsmmhr
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as以下は 家族の中に精神病理学を持ちこむことによって実証されるように、 と訳して、前の要因(遺伝的云々)の根拠を示していると思います。
お礼
ありがとうございます。 as S+Vのときの訳し方は少し理解があったのですが、 今回のようなas+動詞(形容詞的?)のときはよくわかっていませんでした。 以前の質問も見てみると、補語的な訳し方?という事でしょうか。 ただ、補語的なニュアンスがちょっとよくわかりません。 この辺り補足できる方がいらっしゃれば、回答お待ちしております。
お礼
こんにちは。いつもお世話になります。 >psychopathology = 「精神病理学」 であると決め付けてしまった時点で、 >解釈がおかしな方向に行ってしまったのではないかと思われます。 そうですね。その通りでした。 実際、「精神病理」と変えてみると、すんなり訳せてしまいました。 今回の間違いは、 ・psychopathology=精神病理学と解釈した ・as done by~(~によって…される)を知らなかった ・predispositionを、「素因」ではなく「解釈」と訳した この3点のように思えます。