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大鏡の道長の豪胆について
・「さるべき人」はどのような人ですか? ・何に対して「あさまし」と感じたのか? ↑お願いしますm(__)m
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・「さるべき人」はどのような人ですか? 「さるべき」は、そうなるにふさわしい人。相応な人。そうなるはずの人。そうなる宿縁である人。の意味で、道長を言っているわけですが、この語句の後に、「とうより御心だましひのたけく、御まもりもこはきなめりとおぼえはべるは、(若い頃より豪胆で、神仏のご加護も強いと思いますのは)」とありますので、「大物になる・出世する・政権を掌握する・最高権力者になる」にふさわしい人のことです。 ・何に対して「あさまし」と感じたのか? 前後の文が、「~と、つれなく申したまふに、いとあさましくおぼさめる。こと殿達の御気色は、いかにもなほなほらで、」となっています。この内、「に」は接続助詞で、「確定した事実を下に順接で続ける。特に原因・理由を表し、~ので、~ために」の意味となります。ですから、一義的には「つれなく申したまふ」が、「いとあさましくおぼさめる。」の原因・理由ということに文法上はなります。 では、「つれなく(し)」の意味はというと、「周囲のものと何の関連もないさま。無縁であるさまを表し、冷淡だ。ひややかだ。よそよそしい。素知らぬ顔だ。さりげない。平気だ。何の変化もない」となります。 そうしますと、(こと殿達-道隆と道兼-が恐怖で青い顔をしている中、道長が)「普通に(何もなく)帰ってきましては証明することができないので、高御座の南側の柱の下側を、削って参りました。」と平然と(花山天皇に)申し上げたことに対して、天皇は「あさまし(あきれた・たまげた)」と感じたということになります。 以上、わかる範囲で。
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- TANUHACHI
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ですから『大鏡』の人の巻に所収のどの部分ですか?と、お聞きしているのであって前後関係がどの様なモノであるのかがはっきりしない限り適訳などできない、と言っているのです。対象となる部分を示してください(文章を入力するのが困難だというのであれば、その段の冒頭の部分を示して下さい)。