簿記の簿価と時価の違いについて
簿記の理論問題でいまいち理解出来ない問題があります。
問題は下記です。
-----------
問題.
保険差益とは、保険対象資産について、保険金支払対象となる自己が生じた際に、
受け取った保険金の金額と、保険対象資産の被害直前時価との差額をいう。
-----------
回答.
×
保険差益とは、保険対象資産について、保険金支払い対象となる事故が生じた際に受け取った保険金と、被害直前簿価との差額をいう。
-----------
この問題で私は○をつけたのですが、
被害直前簿価というのは、結局は被害直前の時価ではないのですか?
例えば仕訳で、
減価償却累計額150/建物500
減価償却費75/
火災未決算275/
というような仕訳をきった場合、被害直前簿価が275という事を言っていると思うのですが、
結局は、直前の減価償却費等を考慮している時点で時価と言えるのではないのでしょうか?
この建物は時価275ですと言えないのでしょうか?
時価と簿価というのがどうしてもしっくりきていないのです。
時価はその時の価値(275)を表すのではないのでしょうか?
違いを教えてください。
よろしくお願いします。