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スプリアスについて

スプリアスとスプリアスエミッションの違いってなんなのでしょうか? スプリアスの測定とスプリアスエミッションの測定って何が違うのか・・・・ エミッションというのは、一般的には放射とか発射とか、そういう意味合いであると思われるので そういう意味で考えれば、どちらもスプリアス発射の強度を測定するんですよっていう意味であるかと思いますが。 だったら別にわざわざエミッションという言葉をつける意味もないわけで。(スプリアスの測定で十分かと) おそらく通常のスプリアス発射の強度を見ますという意味ではなく、もうちょっと別の意味が含まれているのだと思いますが どういう部分が違うのでしょうか?

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回答No.1

スプリアスとはご承知のように、信号以外の不要な成分です。ITUの規定で正確に説明すればOOBの外(スプリアス領域)に分布している成分を意味しますが、広義には不要成分を全て含みます。 これは回路中で生じたもの全てを指すわけで、必ずしも空間に放射されるわけではありません。 例えば給電線に導波管を用いたシステムでは、導波管のカットオフ周波数より低い帯域のスプリアスはほとんど空間に放射されません。 よく文献に載っている例を挙げると、PLLのスプリアスなんかは典型的ですね。ほとんどが回路中で処理され、空間には放射されないように設計します。 放射され得るようなシステムであっても、アンテナは狭帯域であることが多く、空間に放射されたスプリアスと回路中で測定したスプリアスの様相とは異なってきます。 また、送信系の非線形デバイス(パワーリミッタ等)でスプリアスが生じたりもするので、測定点によっては必ずしも成分・強度が減るわけではありません。 ですから、スプリアスエミッションとスプリアスは等価ではないわけです。 試験規格は大抵、他システムへの影響を問題にしますので、放射波しか問題にしていないわけです。 なので、正確には"Unwanted Emission"とか"Spurious Emission"という表現になっており、文中で単に"Spurious"と言った場合でも放射成分を意味するわけです。

sosoteboko
質問者

お礼

なるほど、回路内で発生した放射されない不要波等も含めていう場合はスプリアス 空中線から実際に放射されるものをスプリアスエミッションと 正確にいえばそういう使い分けになるのですね。 ありがとうございました。