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進研ゼミ(古文)でわからないところがあります。
- 進研ゼミ(古文)でわからないところがあります。チェック問題で次のような文を現代語訳しなさいという問題がありました。
- 正解は「特に人が多く混雑していて、かき分けて入ることができる様子でもない」とあったのですが、完了の助動詞「ぬ」+推量の助動詞「べし」なので強意の訳し方で訳すと思い、後半を「きっとかき分けて入るであろう様子もない」と訳しました。
- この場合の「べし」は可能ととって正解のような訳になると思うのですが、推量とはとれませんか?三人称ですし・・・・・・本当に古文を一から勉強してセンター満点を狙っているので、こういうところもしっかりマスターしておきたいです。詳しくお願いします。
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「べし」と、その打ち消しにあたる「まじ」は、難しいです。が、おおよそのパターンを例文+訳で覚えておけば、後は文脈に当てはまるかの点検でOKです。 意味の頻度は、1推量、意志(同列1位) 2当然 3婉曲 4勧誘 5可能 6禁止(主語が二人称のみ)。現代語の「義務」は江戸時代後期になって出てくるので、「~すべき」と訳さないこと。 「べし」のすべてについて回答している余裕はありませんので、御質問者の間違いにのみ回答します。 1.「ぬべし」「つべし」「なむ」「てむ」を「きっと~だろう」「きっと~しよう」と訳す、主語が一人称の時は意志、三人称の時は推量、までは基本です。また、「ぬ」を打ち消しにとらなかったのも基本がよくできた回答です。ただ、入試には基本よりも「有名な例外」のほうが出題されます。謙譲語の「たまふ」とか。 このばあい「分け入りぬべきようもなし。」で、「なし」が付いて文章は否定文です。こういうときは「きっと~だろう」にはなりません。なぜなら、「ぬ」は「べき」を強調するからです。「きっとかき分けて入るであろう様子もない」なら、「ぬ」にあたる「きっと」が「ない」を強調した文になってしまいます。ためしに「きっと」を「絶対」にかえて語順を「かき分けて入る様子も絶対にない」にしてみましょう。 2.この場合の主語はだれなのか、誰が人ごみの前で入ってゆくのをためらっているのか、わかりませんが、三人称が主語ということなので、「人が混んでて、入れない」でしょう。「人が混んでいて、入るであろう様子がない」なら、「べし」は婉曲ということになり、婉曲に「ぬ」はつきません。婉曲の「む」も同様です。 3.文脈から、「ことに人多く立ちこみて」なら、「可能」ととるのが自然でしょう。もし「入る様子がぜんぜんない」なら、「分け入るべきやうこそなけれ」とかになります。
お礼
回答ありがとうございました!! たいへん参考になりました!!(わかりやすかったです)^^