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秀吉とお市
最近の戦国大河等を見て思ったのですが、羽柴秀吉がお市の方に横恋慕しているといった描写が非常に多くなっているように思います、かつてはこういった描写は無かったのに最近になって描かれるようになったという事は、秀吉がお市の方に好意を寄せていた事が何らかの歴史的資料で発見されたのでしょうか?それとも単なる脚本家の妄想が定説になってしまったのでしょうか?
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信頼できる史料の発見はありません。 典拠を確認したわけではありませんが、江戸期以降の軍記物や講談などでそのようなエピソードが創作され、現在ではすっかり定着してしまったものだと思われます。 そもそもお市の出自自体、信長のいとこ説やいとこの娘説もあり、実像はまったく明らかになっていません。 仮にも天下人まで上り詰めた秀吉を、あのような陳腐な人間に描くパターンもそろそろ終わってほしいものです。余計なことを書き失礼いたしました。
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- m-tahara
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本筋とは異なる回答で申し訳ないながら。 秀吉がお市の方に惚れている、という話はもう30年以上昔の学研の「学習」に付いていた歴史マンガの中にも出ていました。 もしかするとこうしたもので子供の時にすり込まれたことによりそれが自然のようになってしまったのかもしれません。 「最近」の定義にもよりますけれど、大分前からある程度流布している話ではあったようです。
- 川原 文月(@bungetsu)
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>羽柴秀吉がお市の方に横恋慕しているといった描写が非常に多くなっているように思います、 史実とも何とも言えません。 秀吉は、お館さまである織田信長に気に入られたくて、お市の方を与えられればもっと出世できる・・・と考えていたようです。 しかし、家来にお館さまの妹を嫁がせるはずもなく、とうてい夢物語の世界です。 ただ、秀吉の側室となった茶々は、文献(信長公記など)からお市の方に非常に良く似ていた・・・と言われており、それが発展して、お市の方に横恋慕したように描かれるようになったものと考えます。 お市の方の肖像画を見ても、確かに「美人」と言えば「美人」ですよね。