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通訳のコツ:言葉の通訳か人の通訳か?
- 通訳のコツについて説明します。AさんとBさんの対話の場面では、第一人称の通訳(私は○○だと思います)と第三人称の通訳(Aさんは○○と思っているそうです)のどちらが適切か迷うことがあります。第一人称の通訳は感情移入せずにできるため、ラクですが、第三人称の通訳は第三者として話に加わることができるため、便利です。
- 第一人称の通訳の場合、お互いのニュアンスや表情なども理解しやすく、解決がしやすい面があります。しかし、自分自身は黙っている他ありません。一方、第三人称の通訳の場合、話がこじれたときには第三者として話に加わることができますが、愚痴や不満が私に向けられることがあります。
- まとめると、通訳のコツは状況に応じて使い分けることが重要です。専門の通訳としてであれば、第一人称の通訳を徹するべきですが、お互いの理解者として緩衝材になりたい場合は第三人称の通訳を使うと便利です。
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質問者が選んだベストアンサー
>たとえば、普通に考えれば、「それって日本語(ポルトガル語)として変じゃないの?」ということばです。 よくあります。その場合は何と言いたいんだ? と聞きなおします。 >そういうものも、第一人称(Eu=私)のタイプ1を徹底するときには「間違ったまま」「ことばのまま」訳すのがベストなのでしょうか。 裁判所ではそれを要求されます。でもひどいときは聞き返します。 >私はよく、タイプ1で通訳していたのに、上記のような場面が出てくると、「え?それってどういうこと?」と聞きなおしてしまって、透明人間になっていたはずの私自身が、急に現れてしまうということがあります。 それで良いと思います。 >あと、一応仕事の都合で通訳のようなことをさせてもらっているのですが、営利企業ではないし、友人とは言わないけれど、相手の気持ちになってしまうが故に、こちらも熱くなってしまって失敗する、ということがあります。そういうときは、通訳に徹すればよかった…とよく反省します。 まー、それはケースバイケースですね。よくあります。私の信念は「通訳は機械じゃない」です。つまり人情派通訳です。これは取り調べの通訳で威力を発揮します。 裁判ではほぼ機械になります。裁判での私の信念は別にあります。重々しく威厳をもって行うです。少々間違っても平然としています。裁判に権威をもたせるためです。 >よいお年を! Feliz ano novo!
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- mitti63
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明けましておめでとうございます。 少ない過去の通訳経験から、私は(1)で始めてもついつい(2)になってしまうことが多かったと思います。 rosavermelhaさんの質問や、回答者の皆様のご意見・ご経験が大変参考になりました。 全然回答になっていなくてすみません。 今年もよろしくお願いいたします。
お礼
おめでとうございます (^^) このようなご回答もとてもうれしく思います。 無駄な質問ではないと言っていただけているようで。 ありがとうございます。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
通訳は時々駆り出されて一時的にやって経験があります。究極的には立場は二つ 1。無色透明、カメレオンのように色を変えて、言葉の切り替えだけをする。 2。第3者として、存在感を持つ。 もう一つ、一方だけの通訳をして、逆方向はもう一人にまかせる。これは国家首脳がよく使う方法です。 要は(1)通訳する内容、(2)三人の人間関係。(3)結果の重要性(国際的な、あるいは法的な問題になるのか、内輪話で終わるのか)ということで決まるのでしょう。 僕は「僕が黙っていたら通訳する価値の無い愚かな発言と言うことだから言葉を選べ」と初め脅かすので、通訳の職に就けませんでした。
お礼
SPS700さんこんにちは。ご回答ありがとうございます。 「無色透明、カメレオン」か「存在感を持つ」か。なるほどなるほど!自分がそこにいた方がいいのか、いない(ように見せかける)方がいいのか、で変えればいいんですね! 透明人間とはよく思いましたが、色を変えるカメレオンは思いつきませんでした(笑) >一方だけの通訳をして、逆方向はもう一人にまかせる。 これは、もう一方の人は2ヶ国語が理解できる、ということでしょうか。 たとえば、Aさん(英語)とBさん(スペイン語)の会話で、 Aさんがわかるのは英語だけ。Bさんはスペイン語が母国語。英語も結構わかるけれど、表現は母国語のスペイン語でしたい。 そういうときに、Bさんのスペイン語だけを英語に直す、という作業だけをするのですね。Aさんの英語は、Bさんの解釈に任せる、と。そういうことでしょうか? それってつまり、通訳がスペイン語で表現する能力よりも、Bさんが直接Aさんの英語を理解する能力の方が上の場合とか、 国際問題のような超重要な問題であるが故に、相手の英語は、通訳としては理解できてもあえて訳さない、Bさんの判断に任せる、というような場合とか… 映画のタイトルを日本語で聞くよりも、はっきりとはわからないけど英語で聞いた方がなんとなくニュアンスが伝わる…といったような…そんな感じでしょうかね???? 私の場合、国際問題まで発展することはあり得ませんが、一応仕事ですので、安易な通訳も避けたいところです。重要性によって変えるというのもその通りですね。 ただ、いきなり通訳が始まると、何の話題なのかもよくわからず…重要なことだと思って1でやってみたら、実は大したことなかったとか… 2でやっていたら実はややこしい話だったとか・・・いろいろあります。途中で1→2、2→1にかえるのも、相手が混乱しないかしら?と思ったりします。 >「僕が黙っていたら通訳する価値の無い愚かな発言と言うことだから言葉を選べ」 すいません、これは、3回読んでやっと意味が理解できました。 なかなか深いことばですね…。 よいお年をお迎えください m(_ _)m
- nishikasai
- ベストアンサー率24% (1545/6342)
その問題は通訳に必ず付いて回ります。 私が裁判で通訳するときは1タイプでやります。 警察の取り調べでやるときは原則1タイプでやりますが、場合によって2タイプになります。通訳の自分が不本意ながら通訳をせねばならないときです。例を述べます。 1.刑事が被疑者に強い言葉で責めた時。 「お前は信用できない。嘘つきだ!」 「刑事さんは君が嘘つきだから信用できないと言っている」と言います。ニュアンスは怒鳴り声と表情で既に伝わっていますから。 2.被疑者が薬物の影響下にあったり、喧嘩して逮捕されて興奮しているときなど、めちゃくちゃな暴言を吐きます。そのときは、 「被疑者はひどく汚い言葉で刑事さんを罵っています」と言います。
お礼
こんにちは。いつもありがとうございます。 プロの通訳さんに「必ず付いて回る問題」と言っていただけただけで、質問した甲斐がありました。 nishikasaiさんのご回答を見て、「あれ、やっぱり…」と思ったのですが、私もしかして、以前にも同じようなことを聞いているかもしれませんね… どうも、同じようなことをよく考えていて、結論が完璧にでなくて、こうかなーそうかもなーなんて思いながら、前にも聞いたことを忘れて再質問なんてことがあるかもしれませんが…ご容赦ください。 >私が裁判で通訳するときは1タイプでやります。 >警察の取り調べでやるときは原則1タイプでやりますが、場合によって2タイプになります。通訳の自分が不本意ながら通訳をせねばならないときです。 あーなるほど。 裁判なんて緊迫した場面では、通訳の意見なんて絶対混ぜてはいけませんものね。 そういうときは、主語はもちろん、ことばのニュアンスまで、一言一句発言通りに訳すのでしょうね。 ちょっと疑問に思ったのですが、裁判や取り調べのような緊迫した場で、しかも被疑者も言い逃れをしたい、刑事側もなんとか言いくるめたい?ような場面では、 ことばそのものが「つじつまが合わない」なんてことはありませんか。 たとえば、普通に考えれば、「それって日本語(ポルトガル語)として変じゃないの?」ということばです。 例をあげると、 「いやそれはぼくだ…ぼくじゃない」というような、咄嗟の言いなおし(言い間違い)や、 「いや、だから、ねぇ、あれなんだよ」というような、何を言いたいのかはっきりしないことばや、 「誰も元気だよ」なんていう、文法的な間違い。 そういうものも、第一人称(Eu=私)のタイプ1を徹底するときには「間違ったまま」「ことばのまま」訳すのがベストなのでしょうか。 私はよく、タイプ1で通訳していたのに、上記のような場面が出てくると、「え?それってどういうこと?」と聞きなおしてしまって、 透明人間になっていたはずの私自身が、急に現れてしまうということがあります。 あと、一応仕事の都合で通訳のようなことをさせてもらっているのですが、営利企業ではないし、友人とは言わないけれど、 相手の気持ちになってしまうが故に、こちらも熱くなってしまって失敗する、ということがあります。 そういうときは、通訳に徹すればよかった…とよく反省します。 電話での通訳?も結構やっかいですし…。 駄質問にお付き合いいただき、ありがとうございました。よいお年を!
- martinbuho
- ベストアンサー率64% (284/437)
質問の中にすでに答えが出ているので、まさに(特に女性は、話すだけ話せばすっきりするという人も多い)ではありませんか。 通訳をかった以上A型にせよB型にせよ双方が友人や知人なら感情移入の影響は避けられないでしょう。 友人の通訳と公式な通訳(有料)は異なりますのでA型、B型に拘らずあなた自身の好きな方式でいいと思います。一切関わりを持ちたくなければEuで押し通し、通訳不要という内緒話は無視して次の発言を求めるべきです。私自身は雇われ通訳でなければ自分自身の発言(補足説明=国民性、習慣の違いなど)の余地を残すために三人称で通訳します。 結論:あなた自身の結論と同じです。友人の通訳なら緩衝剤にならざるをえないでしょう。
お礼
こんにちはmartinbuhoさん。 前々から思っていたのですが、「フクロウさん」なのですか? 年末の忙しいときにご回答ありがとうございます。 大掃除しなきゃいけないんですが、ちょっとさぼってこちらで休憩中です…笑 >友人や知人なら感情移入の影響は避けられない そうですよねぇ。 私の場合、仕事の一環として通訳をする場合と、友人の間で通訳をする場合と二通りあります。 友人間の場合は、回答者様のように、私も完璧に第三者ですし、Eu(私)とでも言おうものなら、なんだか逆にややこしくなりますよね。 で、「一切関わりを持ちたくない」というほどでもないのですが(汗)、 確かに話したくない相手というのはいます。 私も仕事とはいえ、ちょっとこの人とは話したくないなぁという相手だと、ついつい、第一人称(Eu=私)で、「私は関係ないからね~」と淡々とやってしまうことがあります…実は。 >通訳不要という内緒話は無視して次の発言を求めるべきです これがなかなか難しくて。 以外と、上手な通訳をするためにはどうしたらいいか、なんて考えているのは、通訳本人だけだったりして、 通訳してもらう人は、そんなことお構いなしなんて場合が結構あるんですよね。 ことばさえわかれば簡単なことかと私も以前は思っていたんですが、とんでもなかったです。 以前、こんなことがありました。 AさんにBさんが苦情を言うために、Bさんの知り合いのDさん(3ヶ国語話せる)がついてきたんです。 それで私はあまりでしゃばらず見守っていたら・・・・ その人、自分の意見とBさんの意見とを混ぜて話すんです。Bさんの意見なんだか、Dさんの意見なんだかわからないし、しかもBさんが柔らかく言ったことばもDさんの汚いことばづかいですべてオジャン。 Dさんは自分がことばがわかるから、Aさんが何か言ってもそこで自分が納得してしまって、Bさんに訳すのを忘れてしまうし。 やっぱり通訳っていうのは、ことばがわかるだけじゃダメなんだなぁと思いました。 私の結論に同意いただけて、ホッとしました。また来年も、ご指導くださいませ <(_ _)>
お礼
あけましておめでとうございます <(_ _)> なるほど、よくわかりました。 やっぱり、基本は「ことばのまま訳す」。でも、ひどいときや、相手の気持ちによりそいたいようなときは自分を出してもOK、なのですね。 人情派通訳ですか、かっこいいですね。 こういうときは、こういう信念で通訳する!という軸を持っていれば、きっとぶれないんでしょうね。 私も、こういうときはこうやって通訳しよう、というのを少しずつ確立していきたいと思います。 >重々しく威厳をもって行うです。少々間違っても平然としています。裁判に権威をもたせるためです。 すごいですね。 役者みたいです。 新年早々 ありがとうございました。