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ご回答よろしくお願いします

日本語の教師をしている外国人です。文章理解で困っていますので、質問させていただきます。 東山魁夷の『二つの故郷の間に』を題とする講演文の一節です。 若い時の私は、いわば、一人のヴァンダーブルシュ(遍歴学生)として、ド イツの生活を体験しました。二度目に来た時は、すでに年をとっていましたが、 やはり、ヴァンダーブルシュであることが、望ましいと私は常に考えているか らです。日本でも昔から、芸術の道には初心を忘れてはならないという教えが あります。純粋さと、新鮮な感受性と情熱が必要だということでしょう。 この節の中には、「二度目に来た時は、すでに年をとっていましたが、 やはり、ヴァンダーブルシュであることが、望ましいと私は常に考えているか らです」があるんですが、「~からです」のような構文は、普通、「~のは、~からです」という形で使われているというふうに自分も学んでいたし、学生にも教えているんですが。ここでは、「~のは」の部分が省略されているのでしょうか。もしそうだとすれば、どこに、何を入れればいいでしょうか。あるいは、わたしのこの理解は間違っているのでしょうか。 どうか教えてください。

みんなの回答

noname#140269
noname#140269
回答No.2

私はこの東山魁夷の講演文を見て、質問文を読む前に、その部分に違和感を感じました。確かに表現はおかしいし、変です。この文章を正しく校正すれば、こうなります。 若い時の私は、いわば、一人のヴァンダーブルシュ(遍歴学生)として、ド イツの生活を体験しました。二度目に来た時は、すでに年をとっていましたが、 理由は、やはり、ヴァンダーブルシュであることが、望ましいと私は常に考え ていたからです。日本でも昔から、芸術の道には初心を忘れてはならないという 教えがあります。純粋さと、新鮮な感受性と情熱が必要だということでしょう。 正しく直すなら上記の文章になります。 cyh123さんの解釈は正しいです。ところが、これは文章では無くて、あくまでも「講演の記録」ですので、表現方法は講演者の話し方で変な言い回しになっても何ら制約を受ける事は無いんです。聞いてるだけなら違和感は感じない筈です。ところがこれを「記録」しようとして文章化すると、元々が「口頭文」ですので、おかしな箇所が、どうしても出てくるんです。これは私が昔「議事録・講演録」を執っていた経験からきています。議事録・講演録等の文章にする際は、議事や講演の内容が大きく変化しない程度に校正していました。

cyh123
質問者

お礼

なるほど。助かりました。早速のご回答、ありがとうございます!

  • sumimimi
  • ベストアンサー率15% (48/314)
回答No.1

「省略されているのでしょうか」 その通りです。 省略の理由は、脈絡から明らかなことと、 省略しないと語句の重複が見苦しいからです。 本来の形は、 「若い時の私は、いわば、一人のヴァンダーブルシュ(遍歴学生)として、ド イツの生活を体験しました。二度目に来た時は、すでに年をとっていましたが、 ★ヴァンダーブルシュの立場は同じでした。★ やはり、ヴァンダーブルシュであることが、望ましいと~」 となります。

cyh123
質問者

お礼

よく分りました。分りやすいご回答ありがとうございます。

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