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先進国と途上国の貧富の差について
最近ネットの動画で、アフリカの難民キャンプで、猛暑の中で、おばあさんがテントから張って出て、道端の草をむしって、それを石の上で木で叩いて、潰して、食べていました。それが、3食の食事だそうです。 痩せてがりがりでした。 なぜ、こんなに貧しいのでしょうか。歴史の中で、ずっとこうだったのでしょうか。ふと疑問に思ったのですが。ネットで検索しましたが、分かりませんでした。なにか、ご存じのかたがおられましたら、教えてください。
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元々アフリカ諸国はずっと小規模の王国がポツポツとある程度で、アフリカ人同士でまあまあなんとか生活していました。 それで、大航海時代つーのが15世紀くらいから始まってアフリカはヨーロッパ諸国の植民地となってしまいます。植民地時代はもちろん搾取された生活でしたが、治安だけはある程度安定していました。少なくとも戦争はあまりなかったのです。 第二次大戦後、アフリカの植民地だった国々は次々と独立します。1960年代はアフリカ諸国が次々と独立したので「アフリカの時代」なんて呼ぶ人もいます。 んで、独立して自由にはなったんですが、肝心の生活が不安定になってしまいました。どこの国もこれといった産業があるでもなく、しかも国によっては地下資源が豊富だったりしてそこは白人企業ががっちり押さえてしかも一部のアフリカ人と癒着して既得権益を守ったもんですから独立したけど全く豊かになれるきっかけがない。本来はこういうときは国民が一致団結するところなんですが国は同じでも民族が違ったり既得権益の囲い込みがあったりして、団結どころか多くの国々が内戦になってしまったんですね。 ちょうどその時代は東西冷戦の時代でもありました。ソ連やアメリカがそれぞれの政府や反政府勢力などを支援して各国の内戦はますますエスカレートしてしまいました。そういった状態を「(米ソの)代理戦争」なんて呼ばれたのです。 それで内戦が激しいですから、戦火を逃れて難民が大量に出てしまうという状態となりました。元はといえばその原因は白人にあるわけですから、欧米諸国は難民に対して人道援助はすることになります。 すると非常に皮肉なことなんですが、先進国の人道援助で難民は「死なずには済む」状態になります。そんなわけで、多くの国で自分の国を立て直すことそっちのけで内戦を続けてしまう状態となりました。 1985年、先日急逝したM・ジャクソンが中心となってアフリカ難民への大規模な人道援助「USAフォーアフリカ」が立ち上がってあの「ウィーアーザワールド」が作られます。曲の世界的大ヒットもあってアフリカ難民に対する世界的な関心が一気に高まるのですが、あれから30年、未だ多くのアフリカ諸国が貧困と内戦とそれに伴う難民の問題が解決していません。 85年頃は、アジア諸国、例えばベトナムやインドネシアなどの国々もアフリカ諸国と同じくらい貧しかったのですが、今はアジア諸国はかつてのアフリカの国々より明らかに豊かになりました。 いったい何が違うのかというのはもうそれだけで充分立派な研究材料になると思うので一言では断じられないと思うのですが、あくまで個人的意見と前置きした上で、私は両者の違いは社会的インフラと初等教育に差が現れたと思います。 アジア諸国には多くは日本の援助でダムや発電所などが作られました。それが作られた当時はアジア諸国には産業が全くなく、「あんな立派なダムと発電所を作っても使う先がない」しかもそれが日本のゼネコンによって作られたので「日本人の自己満足だ」と批判する人も少なくありませんでした。しかし、立派な発電所ができて電力や水が安定供給されるとそこに工場が進出してきました(工場はどんな産業でも大量の電力と大量の水を必要とします)。工場進出は雇用を生み、雇用は所得の向上を促しました。電力と水道の供給は生活レベルも向上させます。結局、日本のやり方って長期的に見て正解だったのです。 また初等教育(国語算数理科社会)が国民にいきわたれば国民の知識レベルが向上し、そこから高等教育を受ける人たちも増え、技術者も育つことになります。本が読めないと技術者の大量生産はできないですよね。アジア諸国では教育熱心な国が多いので、生活レベルを向上させることができたのでしょう。初等教育の充実が未だにできないフィリピンがアジア諸国においてひとり取り残されているのが象徴かと思います。 アフリカではかつてフツ族とツチ族の大量虐殺が世界的社会問題となったルワンダが虐殺の歴史を乗り越えて「ルワンダの奇跡」と呼ばれる経済成長を成し遂げました。その原動力になったのが、虐殺を逃れて欧米諸国で教育を受けた人たちなのです。だから、教育って大切なんですよ。ちょっと前に流行った米百俵の話は実に正しいのです。
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- kawakawakawa13
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発展途上国でも、韓国や東南アジア諸国のように、発展している国もあります。 貧しくなっているか、発展しているかの違いは「かつて日本が統治下に置いているかどうか」らしいですよ。 >なぜ、こんなに貧しいのでしょうか。 日本が占領しなかったから、ですかね。 朝鮮半島なんて、「日本が殺し、奪った」と言う割には、日本統治下で、爆発的に人口が増えていますから。 一番の原因は、欧米諸国に植民地化され、文化を奪われたことが原因でしょう。 また、長年の収奪や、多くの人々が奴隷としてアメリカ大陸に送られたことも原因でしょう。 部族間の対立も、民族間の対立も、その影で利益を貪る死の商人や中国北朝鮮など、国際的な非難を受けても、虐殺者に武器を売り、自分達の利益を得ようとする人達の存在もあります。 武器を売るだけではなく、各種資源の獲得も狙っています。 そのためには、対立をあおり、「結束して努力」されるよりも、バラバラで内輪もめしてもらったほうが都合がいいのです。
アフリカの場合は旱魃など気候の問題もありますが、政治が上手く行っていないということもあります。1960年代頃まで欧米列強が植民地として治めていました。独立運動が盛んになって独立してから、うまく行っていない国々も多いようです。 もともと多民族・多言語な土地柄で、それを無理矢理に国境線を引いて国を作ったり、植民地時代に宗主国の下で有利に使われていた部族とそうでなかった部族があったり、ということがあると独立後に反目しあって対立が続いたりまとまりが付かない、ということもあるようです。 先進国がいわゆる途上国から資源を買うが、その富が庶民にまで分配されない社会的構造、などというのもあるみたいです。 貧乏で病院も作れない、綺麗な水を手に入れるのも難しい、すると病気になる、などの悪循環も。 近年ではHIV/エイズの問題を抱える国々も多いです。働き盛りの人口が減ります。 でも政治がもっと上手く機能していれば改善できる部分もあるのではないかと思うんですが。
- so-tyann
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これはhatokamomeさんの回答になるか? どこの難民キャンプですか? 現在僕の知っているアフリカ難民キャンプでは・・・ 1.エチオピア→国内民族の独立紛争 2.南西アフリカペナン湾→部族対立 3.ソマリア→国内民族の独立紛争 4.ルアンダ→部族対立 5.コンゴ→部族対立 これらの原因は多くは資源や富の争奪戦です。 列強国の撤退後からです。1920年ぐらいからです。 殺戮もしばしばで、生活地盤を放棄して避難民化してます。 俳句風に17文字で簡潔に! 「金食美欲に限度はなかりけり」人間はこういうこと。