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童謡の中の語源を教えて下さい
童謡で、「雪やこんこん、あられやこんこん」とありますが、いったい「こんこん」という表現の、語源はなんでしょうか?雨はザーザーやシトシト、雪は普通、シンシンと表現しますよね。「こんこん」とはなかなかピンとこない表現のように思うのですが。
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降るさまの描写ではなく、古語なのでは? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA_%28%E7%AB%A5%E8%AC%A1%29
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- Postizos
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広辞苑にはひらがな「こんこん」で「雪のふるさま」とあります。 同じ音の繰り返しですし擬態語という解釈で正しいと思います。 他に【渾渾・混混】で「水の盛んに流れて尽きないさま。また、物事の尽きないさま。」とあります。私はこれも擬態語だろうと思います。同じくサンズイで違う字が当てられたバリエーションがあるわけですから。 やはりあとからあとから降ってくるさまをこう表現するのではないでしょうか。 私の幼児のころは「あめこんこんふってくるよ」と使われていた憶えがあります。(母大正生まれ、1950年代・東京) 特別変わった言葉ではなかったと思います。(雪はあまり降らなかったのでわかりません)
お礼
丁寧に答えていただきありがとうございました。 お礼が遅くなり大変な失礼をしてしまいました。
- kine-ore
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江戸時代では幼児言葉で雨や雨のようなものが降る状態を指していました。 「こんこん」 小児語。雨。「雨こんこん」の略。天保期(1830年代)妹背鳥「さあさあよの坊や、あの様に雨雨(こんこん)が降って来たから、お母さんの所へ連れて行こうかのう」(前田勇「江戸語の辞典」) ですから明治期の童謡に雪やあられが「こんこん」と続くのはごく自然な表現でした。 そして「こんこん」が、その歌の旋律の加減から「こんこ」と三拍に詰まった歌い方になり易かったことも無理ないかも知れません。最後の「ん」が聞き取りにくかったので耳で聞いた人はそう覚えたことも想像できます。 正月の「どんどん焼き」が今日ではむしろ「どんど焼き」が主流になったケースのようにです。 1921年の冬に婦人雑誌に発表された宮沢賢治の「雪渡り」では「堅雪(かたゆき)かんこ、しみ雪しんこ」と岩手の子供たちが歌うと、キツネの子が「凍(し)み雪しんしん」「堅雪かんかん」と標準語風に歌い返す場面があります。 今時の母親は子供時代ににコンコンが降ってきたと母から教えられていないのですから、もはやぴんと来ないのも尤もなことです。
お礼
わかりやすい回答をいただき深く御礼申し上げます。 お礼が遅くなりすぎて大変な失礼をお詫び申し上げます。
お礼
とてもよい参考をありがとうございました。 お礼が遅くなり大変・大変失礼いたしました。