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活字と手書きとの、「東」という漢字の一画目の長さ
「東」という漢字についての質問です。 活字では、一画目の横棒は、左右に目いっぱいの長さにひいてあります。 一方、手書きのときは、通常、その横棒を左右いっぱいにひかず、短く、半分くらいの長さで書きます。そして、この短い方が美しいと言われているようです。 なぜ、活字と手書きとでは、長さが違うのですか?
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現在の印刷書体は升目を想定してその中に入れるようにデザインします。 で、文字組として並べた時に漢字の組の大きさがそろっているように見えるように作ります。機械的に同じ大きさにしたのではそうは見えなくなってしまいます。 東を書き文字と同じに作ってしまうといやに上が狭いように見えてしまってうまくおさまらないということなんですね。 「久」とか「春」等々、本来下広がりの字を観ると、やはり頭でっかちな感じにデザインされているのがわかると思います。 書き文字の場合には他の字の大きさを調整したり、文字の縦横比を変えたりしながら自然とバランスを取っていますし、本来正方形を仮想して書いたりはしていないものなのですね。 http://www.morisawa.co.jp/font/about/knowledge/face.html マスにおさめるといえば原稿用紙というのがありますが、あれは印刷のための前段階という必要性から生まれた物で、本来の字をかくための様式という事ではないですね。活版印刷が普及するのと連動して明治時代に広まったものです。 整版と言って版木に文章まるごと彫り付けていた時代には無かったんです。 欧文は活版時代になってからも正方形を単位としていないんで升目の原稿用紙という物は作られていません。 整版の印刷物 http://www.nijl.ac.jp/~koen/washyonosamazama/800x600/87.jpg http://www.nijl.ac.jp/~koen/washyonosamazama/800x600/86.jpg 引用元 http://www.nijl.ac.jp/~koen/washyonosamazama/washyo2.htm
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- pepe-4ever
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宛名書き用フォントによっては多少短いのもありますよ。 通常の活字フォントは『読みやすさ』が基準になりますから、『美しさ』とは別の判断基準なのでしょう。 なにしろ縦棒と横棒は90゜で交錯するしかないですから『読みやすさ』を抱えながら『美しさ』を追求するには限界があります。
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素早い回答をありがとうございました。
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素早い回答をありがとうございました。 読みやすさと美しさの基準、わかりました。
印刷文字と書き文字は美しさの基準が違うから。
お礼
素早い回答、ありがとうございました。
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素早い回答、ありがとうございました。 美しさの基準が違う、わかりました。
お礼
詳しい回答をありがとうございました。
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詳しい回答をありがとうございました。 書き文字のようには調整やバランスの取れない活字文字は、「文字組として並べた時に漢字の組の大きさがそろっているように見えるように作ります」ということがわかりました。