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X,Yは無作為標本で母平均をμ、母分散をσ^2(シグマの2乗)とする。

X,Yは無作為標本で母平均をμ、母分散をσ^2(シグマの2乗)とする。 aX+bYがμの不偏推定量で、その分散を最小にするa,b の値を求めよ という問題が分かりません。 私なりに考えてみたものの、 正規母集団からの標本分布がN(aX+bY,σ^2/2)になることしか分かりません。あってますか?? どなたか分かりやすく教えて下さい。

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  • jamf0421
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回答No.1

そもそも正規分布しているものかもわからないのでは? 一般に期待値が離散変数について E[X]=Σxipi...(1) のようにあらわせるのはよいですね。xiは変数のとる値であり、piはその値が出てくる確率です。この場合は期待値は平均値になっています。n個の集合についてすべてのpiが等しくて(1/n)ならば(1)は標本の総和をnで割る形になっています。平均値をμとして、 E[(X-μ)^2]=Σpi(xi-μ)^2=σ^2...(2) となり標準偏差になっているのもO.K.ですね。この計算の性質上 E[(X-μ)^2]=E[X^2-2μX+μ^2]=E[X^2]-2μE[X]+μ^2=E[X^2]-2μ^2+μ^2=E[X^2]-μ^2...(3) になります。(2),(3)から E[X^2]-μ^2=σ^2 となります。更にもしXとYが互いに独立であるならば E[XY]=E[X]E[Y]...(4) というのは、互いに独立な変数ということの定義です。 さて問題に入ります。 E[aX+bY]=aE[X]+bE[Y]=aμ+bμ=(a+b)μ...(5) これがμに等しいというのですから a+b=1...(6) です。分散はμがaX+bYの期待値(平均値)でありますのでaX+bYの分散をSと書けば、 S=E[(aX+bY-μ)^2]=E[a^2X^2+b^2Y^2+μ^2+2abXY-2aXμ-2bYμ] =a^2E[X^2]+b^2E[Y^2]+μ^2+2abE[XY]-2aμE[X]-2bμE[Y]...(7) ここでE[X^2]=μ^+σ^2、E[XY]=E[X]E[Y]=μ^2などを使っていきます。 S=(a^2+b^2)(μ^2+σ^2)+μ^2+2abE[X]E[Y]-2aμ^2-2bμ^2 =(a^2+b^2)(μ^2+σ^2)+μ^2+2abμ^2-(2a+2b)μ^2...(8) (6)よりa^2+b^2=(a+b)^2-2ab=1-2ab S=(1-2ab)(μ^2+σ^2)+μ^2+2abμ^2-2μ^2 =(1-2ab)(μ^2+σ^2)+(2ab-1)μ^2 =(1-2ab)σ^2...(9) となります。ここでまた(6)を使えば S=(1-2a(1-a))σ^2=(1-2a+2a^2)σ^2...(10) となります。1-2a+2a^2の最小値を求めるのは容易で、たとえばこれを微分すれば-2+4aですからa=1/2で最小となります。この時b=1/2です。そして(10)よりS=(1/2)σ^2になります。なんだか当たり前の結果ですが。

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