- ベストアンサー
互除法→因数定理
ユークリッドの互除法を用いて以下に示す因数定理を証明しなさい。 (1)f(X)のX-aに対する剰余は、f(a)である; (2)(X-a)|f(X)である必要十分条件は、f(a)=0_kが成り立つことである; (3)a_1,…,a_k∈Kが、f(X)の異なる零点なら、 (X-a_1)…(X-a_k)|f(X) となる。したがって、可換体上のn次多項式は、高々n個の異なる零点しか持たない。 この証明なのですが、互助法をどのように使っていったらよいかも分かりません。 教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
enarikunさん、こんにちは。 なんだか単純なことのようで、難しい証明ですね。 f(x)=a_0x^0+a_1x+・・・+a_nx^n とします。 xの最高次の係数は、a_n≠0で、degf(x)と書きます。 このとき、 f(x),g(x)≠0で、 f(x)=q*g(x)+r deg(r)<deg(g) を満たすg,rが存在します。 (1) 今、g(x)=(x-a)とおくと、deg(r)<deg(g)=1より、rは定数。 x=aを代入すれば、r=f(a) (2) (x-a)|f(x)であるとは、あるh(x)が存在し、f(x)=(x-a)h(x) (1)よりr=0のときなので、f(a)=0∈K零元である またf(a)=0のときf(x)=(x-a)g(x)とかけるので (x-a)|f(x) (3) a_1,…,a_k∈Kが、f(X)の異なる零点なら、 (X-a_1)…(X-a_k)|f(X) degfg=degf+degg なので、今、もしもn+1個の零元を持つとすると、 (x-a_0)(x-a_1)・・(x-a_n+1)|f(x) 左辺=g(x)とすると、 f(x)はg(x)で割り切れることより、 degg(x)≦degf(x) deg(左辺)=deg(x-a_0)+・・+deg(x-a_n+1)=n+1 ところが、f(x)はn次多項式なので、degf(x)=n degg(x)>degf(x)となり矛盾 よって、高々n個の零元しか持たない。 ちょっと全然自信ありませんが、参考URLだけでも参考にしてください。