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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:森鴎外の舞姫について質問です。)
森鴎外の舞姫についての質問
このQ&Aのポイント
- 森鴎外の小説「舞姫」について、一節である「朝に戸を開けば飢ゑ凍えし雀の落ちて死にたるも哀れなり」という表現についての理解が求められています。
- この一節は、凍える寒さと飢えに苦しみながら生きる小さな鳥(雀)の姿を通じて、残酷な現実の中で生きる人々の哀れさを表現していると考えられます。
- また、この部分には作者自身の体験や観察が反映されており、当時の社会状況や登場人物の心情を象徴的に描いているとも言えます。
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一応精読してみましたが、そこは単にとても寒いということを表現しているだけで、それ以上の意味はありません。 石橋忍月の指摘も、ドイツは本当に雀が凍死するほど寒いのかを検証しているに過ぎず、重要な箇所だと認識しているわけではないですし。 たとえば、雀がエリスの末路を暗示している、などとしたいのであれば、エリスと雀のイメージが重なるような文章が入っていなければなりませんが、そういう箇所はありません。 そもそもエリスは死んでいないわけで、飢え死にした雀と関連付けようとすること自体が難しいんですよね。篭の中の鳥と関連するならまだわかりますが。 鳥関係の描写を探すと、「こは足を縛して放たれし鳥の暫し羽を動かして自由を得たりと誇りしにはあらずや。」というのがありますが、ここはどちらかというと「大臣の信用は屋上の禽の如くなりしが」からの繋がりで鳥と言っているだけで、該当箇所とは関連しそうにありません。禽と雀のイメージでは重なりようがないですし。 つまりその箇所は、作品にとって特に重要な描写ではない、ということです。にも関わらず、これだけしつこく寒いことを強調しているところを見ると、森鴎外には相当ドイツの冬の寒さが堪えたのだろうなあ、と想像できる程度のことですね。