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∫(1/x)dx=log|x|+c
∫(1/x)dx=log|x|+c で何故、絶対値記号をつけるのですか。 そうであれば、√xも√|x|とすべきでないのでは。
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←No.2 補足 複素積分で考えるなら、 ∫dx/x = (log x) + C = log(-x) + (C + πi) によって、 log x と log(-x) の違いは積分定数の違いであることが ハッキリすると思います。 (log x) + C と log(-x) + C は、積分整数が異なる二つの解 なので、一つの特殊解に詰め込むことはできないことも。 実積分の範囲で説明するのであれば、 A No.2 に書いたように、∫dx/x が x>0 と x<0 の両方の 範囲で収束することはあり得ない…ことに尽きるでしょう。
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- koko_u_u
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高校数学の範囲で考えるとして、 【定義】 ∫(1/x)dx とは、微分方程式 df(x)/dx = 1/x を満たす微分可能な関数 f(x) としましょう。 このように定義する上で、f(x) の定義域をどう考えればよいでしょうか? 右辺が x = 0 では定義されていないので、f(x) も x = 0 での定義や、微分可能性については 放棄してよさそうです。 しかしそれ以外の範囲 { x ∈ R | x ≠ 0 } では定義されて、微分可能であって欲しいですね。 f(x) = log(x) の定義域は { x ∈ R | x > 0 } であり、我々の欲求はいま一歩のところで満たされません。
- alice_44
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それを log|x| と書いてはいけない、 log(±x) と書くべきだ …と、常々布教している のですが、賛同者は少ないですね。しくしく。 一般解 log|x|+C に、初期値を代入して 積分定数を決定すると、 特殊解がひとつに定まるのですが、 このとき、積分定数の値と同時に、 log x か log(-x) かの一方が選ばれて、 定義域は x>0 か x<0 かの どちらかに決まるのです。 絶対値を含む特殊解に x>0 でも x<0 でも 代入できる訳ではないから、 この点を誤解してはいけない。 だって、積分区間が 0 を跨いだら、 積分 ∫dx/x は収束しないんですから。
- k_kota
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絶対値が無いと最初の式は成立しませんよね。なので必要です。 別にlogの中が負になると困るから付けてる訳ではありません。 ちなみに根号もlogも中身が負の数でも値は持ちます。
お礼
有難うございました。 このややこしい状況が、コーシーの積分定理ですっきりするのですね。 ?1/zdz=2πi とか。