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help yourself to the cakeについて
help yourself to the cakeについて 「どうぞご自由にとってお食べください」 ほどの意味ですが、「天は自ら助ける者を助ける」からの転用と理解していいでしょうか。 「自らを助ける」→「自ら努力する」→「自分でとる」 という推理です。またそうだとしたら、どれくらいそれを「意識」して使っているのでしょう? 宜しくお願いします。
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「給仕する」の意味は17世紀からで、フランス語 servir「給仕する・応対する・仕える・助ける」の影響によるという考えがあります。 http://www.etymonline.com/index.php?search=help&searchmode=none servir はこのように help と一部重なる多義語ですが、その語源であるラテン語には servare「救う・守る」、servire「仕える・役に立つ」の2つの別の動詞があり、これらがフランス語で一つになったと考えられます(現在主流の意味は「給仕する・対応する」の方で「助ける」は別の動詞が普通です)。 servare から servator「救済者」、servire から servus「召使い」という行為者名詞が派生しています。
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- tjhiroko
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help の意味に「〈人に〉〔飲食物などを〕取ってやる,勧める」があります。こちらの辞書のA3a です。 http://ejje.weblio.jp/content/help そのとってやる相手が自分自身になったと思えばよさそうですね。
お礼
ありがとうございます。 「help」に「とってやる」「避ける」の意義をふくむ用法があるのは知っております。 でも、それらはどうも「転義」のような気がして、「help」はあくまで「助ける」だろうという思いが消えません。「I cannot help laughing」は「笑うという事態を助けることができない」→「助けずとも笑いが生じてしまう」「笑わずにおれない」というふうに推理できないかどうか、なんです。「help」が「避ける」だなんて、あまりといえばあんまりです。 「自分のことは自分でしろよ」→「自分でとってたべてね」と考えたいのは勝手なことなのかどうか。 「そういう語義がある」その内側の「こころ」は?なんです。 くどくてすみません。
- gadovoa
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そこからの転用ではないと思います。 普通に慣用句として take yourself help yourselfって使ってますよ。 あなたが「いただきます!」というときに 日本の八百万の神とお百姓さんに 「今日も命をちょうだいできる喜びに感謝しています」とか 「お百姓さんありがとう」 って願いを込めて言ってないのと同じだと思います。 でも根っこにはそういう意味が含まれているのかもしれませんよね。
お礼
ありがとうございます。 やはり「転義」説はくるしいですかね。 「いただきます」でいえば、なるほど「私自身は神仏に感謝していないでしょう」、でも、ありがたいことに、その「いただきます」ということば自体に「感謝」が発話者とは別個に含意されていると思うにはご都合主義でしょうか。あるいは「いただきます」と言うと同時に、この不信心な私の俗な心のなかに一抹の「感謝」が生まれると申しましょうか。 「help youtself」、神のご加護があるのだから、どうか遠慮せずに、との(かすかな)含意がないものか、と。 とまれ、ありがとうございました。
お礼
目の醒めるようなご回答に感謝します。 お示しくださった語源辞典もありがたく、うっとり読みふけりそうになりました。 この辞典には興奮しますね。 「help」を「助ける」と決めてかかったのが浅はかでした。 1680年代から「serve someone with food at table」の訳として「help」が使われたとありますから、やはり、もともと「help」に「仕える」に近い語義があったと考えるべきなのでしょう。 だいいち「たすける」とも「すくう」とも、日本語でさえ同義な部分をもちますが、「たすける」とい語の根本からちょっと塾考してみます。「何」を「助ける」から、「助ける」が意味をもつか、にやはり原始宗教のなごりがあるのかもと思いは跳びます(笑い)。 ありがとうございました。