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部下がこんな報告書を提出してきました。
部下がこんな報告書を提出してきました。 ・循環の改善を目的としたマッサージに心掛けております。 この場合『心掛ける』の前にくる助詞として『に』は正しいのでしょうか? 自分は『を』が正しいとおもうのですが・・・? もし、『に』を使いたいのであれば 例えば ・マッサージを行う際は、循環が改善するように心掛けております。 こんな文でなければしっくりこない気がするのですがどうでしょうか? 30過ぎの部下なのですが、小学生並の文章しか書けないのでいつも悩まされています。 文法的に説明いただけると嬉しいです。宜しくお願いします。
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何度も何度もすみません。前に書いた以下の件です。 >「安全に(操業を)心がける」「健康に(生活することを)心がける」のほうの「に」は形容動詞の活用語尾なので 形容動詞の活用語尾といったのは「健康に(生活することを)心がける」でサ変動詞である「生活する」にかかっているということで。 「安全に(操業を)心がける」は例として変でしたね。名詞(操業)にかかるのなら「安全な」でした。「安全に(操業することを)心がける」としないとこの話題に合致しませんし、そうすればやはりサ変動詞(操業する)にかかる形容動詞の連用形です。 ただ、そうすると「安全に(操業することを)心がける」で活用語尾であった「に」が「安全に心がける」では助詞になってしまうという、わたしの考察の弱点が露呈してしまいます。
書き忘れました。 わたしの「を」が隠れている、という考え方は「助詞・助動詞の辞典(森田良行)東京堂出版」の「に」の項の「二、対人関係等における「に」と「を」の差」(引用)「地図を頼る/地図に頼る」の例では、やはり“地図にそこへの行き方を頼る”気分が「地図に」と言わせている。(引用おわり)を援用できないかと考えたものですが、やや強引だったかもしれません。 詳しくは同書をご覧ください。
いろいろ考えて楽しかったです。 結局のところ現状ではどちらでなければならないということはなさそうですね。 tomo6745さん、ありがとうございました。 ご指摘の通り、連体形は「な」ですね。あれこれ考えているうちに混乱してしまいました。
いろいろな意見を読んでいるうちに気づいたことをまとめてみます。 「心がける」は「心」と「かける」の合成語ですね 本来は何かを「心に」掛けておくわけですから「を」を受けるのでしょう でもその「心に」の「に」が無くなってしまっているから「○○に」「掛ける」と後の「掛ける」の力が復活してきているのだと思います。 また「○○に」「心をかける」のは本来と違うかもしれませんが同じような意味にとれます。 厳密に言えば「○○を」が正しいのでしょうけれど「○○に」も使われていて意味も通じているのですからまちがいとまでは言えないと思うのです。 例のように「○○するように心がけている」「されるように心がけている」のほうがいい形には違いないと思います。 循環の改善に主眼があるのにマッサージそのものを心がけてるみたいな感じがするので例文のように「循環が改善」の方を「心がける」に直接くっつけるのは正しいと思います。 (元の形と思われる「心にかける」を復活させて「マッサージを心に掛けております」などとしたら正しいはずなのに非常な違和感があります。)
- tomo6745
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度々で申し訳ありません。 結論を書きそびれました m(_ _)m <私見における結論> 「~を心がける」「~に心がける」、どちらも正しい。 ただし、現在においては「~を心がける」がより一般的である。 <その補足> もともとは「~に心(を)かける」が正用であった。 つまり、「かける」が受ける目的格は「心(を)」であり、 ほかに「~を」からなる目的格を置くべきものではなかった。 ところが、本来、脱落した助詞は「を」であるところ、 「に」が脱落したものと誤って斟酌する者が増え、 その結果、「~を心(に)かける」⇒「~を心がける」とする用法、 すなわち、ほかに「~を」からなる目的格を置く用法も許容され、 むしろそれが一般化した。 <類例> 「一所懸命」「一生懸命」、どちらも正しい。 ただし、現在においては「一生懸命」がより一般的である。
- tomo6745
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#17につき訂正 下から5行目 (誤)「名詞」+「助動詞」として扱い、 (正)「名詞」+「助詞」として扱い、
- tomo6745
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あらためて#5です。 なんだか盛り上がっていますね(笑) 新たな見解↓を提示いたします。 『もともとは、「~に心かける」が正用であったが、 後に、「~を心がける」とする用法が広まり一般化した』 古語辞典を引いてみました。 「心を懸く」という項目が見つかります。 (1)心を向ける。目標を置く。(2)思いをかける。 このなかの「目標を置く」が現代の「心がける」の用法に、 きわめて近いように思います。 この「心を懸く」の「を」が脱落したものが、 現代の「心がける」の由来なのではないでしょうか。 なお、「心かく」あるいは「心にかく」という項目は、 見当たりませんでした。 「心を懸く」に由来があるとすれば、 本来は「~に」が正しいということになります。 「~を」としては「~を心をかく(→ ~を心をかける)」となり、 「~を」が二重に存在してしまい、おかしな言葉となってしまいます。 ここでの「を」に限らず、脱落した助詞について、 日本語常用者であれば、無意識のうちに斟酌して、 言葉を使っているように思います。 たとえば、「気配り」などの意を表す「心づかい」という言葉。 「心をつかう」の「を」が脱落したものが由来でしょう。 「心につかう」では、はなはだ不自然です。 ここで脱落したものは「に」ではなく「を」であるとすることに、 異論を唱える方は少ないはずです。 では、「心がける」についてはどうでしょう。 わたしの憶測では、 「心にかける」と直感する方、「心をかける」と直感する方、 そのどちらもがいらっしゃるように思います。 「心にかける」と直感する方にとっては、 「~に心がける」には違和感があるはずです。 (「~に心(に)かける」と「に」が重複しますから) 「心をかける」と直感する方にとっては、 「~を心がける」には違和感があるはずです。 (「~を心(を)かける」と「を」が重複しますから) わたしは、「心にかける」を直感しました。 だから、「~に心がける」には違和感があったのです。 『本来は、「~に心をかける」が正用であった。 ところが、「を」が脱落した「心がける」が一般化すると、 「気にかける」など他の慣用句の影響もあって、 「に」が脱落したものと斟酌する者が増えた。 その結果、しだいに「~を心がける」という用法が広まった』 ……これが私の仮説です。 他のご回答された方の、 「心がける」の前に「~を」が省略されているという説。 少なくとも私からは異議を申し上げます <ごめんなさい! m(_ _)m> 特定の語句、あるいは特性のある語句が省略されているとするならば、 それも考えられる説だとはは思います。 しかし、不特定の語句を補うことを許容してしまうと、 これはもはや「何でもあり」になってしまい、 「~に心がける」あるいは「~を心がける」に違和感を覚える方が 存在することを説明するには無理があると思うのです。 あくまでも、私見ですので、 何らかの欠点や異論がございましたら、ご指摘ください。 なお、形容動詞という品詞を容認する学派、否認する学派、 そのいずれにおいても、 「安全に心がける」「健康に心がける」の「安全に」「健康に」は、 「名詞」+「助動詞」として扱い、形容動詞の連用形とは扱いません。 「安全に行う」「健康に過ごす」の「安全に」「健康に」であれば、 形容動詞容認派にとっては、形容動詞の連用形、 形容動詞否認派にとっては、名詞+助動詞の連用形、 として取り扱います。
「健康に(生活することを)心がける」 「循環の改善を目的としたマッサージに(努力を)心掛けております」 「循環の改善を目的としたマッサージに(尽力を)心掛けております」 「循環の改善を目的としたマッサージに(つとめることを)心掛けております」 4者の自然さを比べてみてください。 一般に使われているかではなく文章を書くことを仕事にしている人はどうでしょうか。
努力は例えばの話で、実際には何かを仮想しているわけでしょう? 「健康に」のあとに何でも適当な物を想像するのと同じことではないでしょうか。 努力が不適当なら「尽力を」でも「つとめることを」でもよろしいのでは。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E2%80%9C%E5%8A%AA%E5%8A%9B%E3%82%92%E5%BF%83%E3%81%8C%E3%81%91%E2%80%9D&lr=&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=